北朝鮮で密かに運営されている闇の貸本屋で日本のミステリ小説が人気(英『ガーディアン』紙報道)

【2015年6月16日】 2014年11月のツイートを今更ながらまとめました。北朝鮮で密かに運営されている「闇の」貸本屋事情です。
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Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

北朝鮮で日本のミステリー小説が密かに読まれて人気、という英文記事。英ガーディアン紙、2014年11月20日(元の報道は韓国のデイリーNK)。 theguardian.com/world/2014/nov…

2014-11-26 08:51:13
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

記事のタイトルは和訳すると「北朝鮮の人々がミステリー小説を愛読 / 闇市場で流通」という感じか。「North Koreans develop a taste for crime fiction on the black market」 theguardian.com/world/2014/nov…

2014-11-26 08:51:40
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

この記事によれば、北朝鮮の貸本屋で外国のミステリー小説(ほとんどは日本のもの)が翻訳され、密かに貸し出されて人気を博している。今までも外国の小説は密かに読まれていたが、この種の作品が読まれるようになったのは最近だという。メインの顧客は大学生。

2014-11-26 08:52:21
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

闇の貸本屋を取り仕切るのも大学生。外国語を学んだ大学生らが外国の小説を密かに翻訳・印刷している。また、ばれるとまずいので表紙には北朝鮮の小説のタイトルなど当たり障りのないものが印刷される。翻訳の原典を知っているのは翻訳者だけで、業者や顧客は単にそれらの小説を「日本の小説」と呼ぶ。

2014-11-26 08:52:58
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

北朝鮮の書籍は1日1000ウォン、普通の外国文学は1日3000ウォンで貸し出されるが、日本のミステリー小説は「1時間」3000ウォンだそうだ。

2014-11-26 08:54:31
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

中国でも文化大革命期(1960年代半ば~70年代末)には紙にペンで書きつけた「写本」の形でスパイ小説やサスペンス・スリラー小説が回し読みされ、ひそかに流行していたという。今の北朝鮮と似たような状況といえる?

2014-11-26 22:09:57
風のハルキゲニア @hkazano

いずれ、日本のミステリを読んで育った北朝鮮の若者の中からミステリ作家が生まれる日も来るのかもしれない……。

2014-11-26 22:16:16
風のハルキゲニア @hkazano

北朝鮮にはSF小説は存在するらしい。60年代から書かれているが、1988年の金正日の演説以来多くなったとか。ロボットものや宇宙旅行ものは多いが、異星人ものはほとんどないという。sinonk.com/2013/09/25/fro…

2014-11-26 23:30:05
@12key

そもそも北朝鮮でミステリ作家という職業は成り立つのかな。

2014-11-26 22:21:15
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@12key 北朝鮮ではSF小説の執筆はむしろ奨励されているそうですが twitter.com/TomitaKentaro/… 、ミステリはどうでしょう。やはり難しそうな気も……。少なくとも、邦訳はないですね。

2014-11-26 23:19:58
冨田健太郎 @TomitaKentaro

北朝鮮SF事情。sinonk.com/2013/09/25/fro… 1950年代にソ連SF短編集が翻訳され、60年代なかばにはウェルズやヴェルヌにならった作品が国内で誕生。88年に金正日が大々的にSFを称揚したため、数多くの作品が(比較的自由に)書かれるようになったという。

2013-11-26 22:30:42
@12key

@Colorless_Ideas SF小説は奨励されているのですか。ふうむ、科学や軍事に発展させられるからかな?などと考えてしまいます。やはりミステリはまだ難しそうですね。ここから少しずつミステリが親しまれ萌芽するのを期待します。

2014-11-26 23:37:48