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「言語活動」の反対語は?

学習指導要領(国語)における「言語活動」という言葉に漂う低俗さの正体を探る。
人文 編集 国語 紹介 創作 討論 報告 言語活動 学習指導要領 記録
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福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
そういえば今日、ふと思ったんだけど。「言語活動」の反対語って、なんだろうね。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
活動の反対語。手元の反対語辞典では、静養とある(笑)。たしかに、動静を軸にするとそういうイメージだけど。「言語静養」(笑)なるほどね。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
今書いている「言語活動」は、学習指導要領における「言語活動」の話です。ランガージュではなく。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
報告・記録・討論・創作・編集・紹介といった「言語活動」が、指導要領の示す具体例。なぜ指導要領は、単に「読む・書く・話す・聞く」という言語活動では飽きたらず、こういう例示をするのか。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
思うに、報告・記録・討論・創作・編集・紹介というのは、「何を」という対象、すなわち「目的」が見えやすい。単に「読む・書く・話す聞く」と言うのでは、そこが見えづらい。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
修学旅行での班行動における発見を報告する。実験のプロセスを記録する。学校のルールについて討論する。物語を創作する。学級新聞を編集する。好きな本を紹介する。……というように、対象・目的が浮かんでくる。これが、指導要領における例示の狙いなんだろう。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
それはとりもなおさず、「内容重視」の国語になる契機を与えていることになる。報告・記録・討論・創作・編集・紹介という「言語活動」の例示は、純粋な言語技術(形式)から目をそらすことを余儀なくさせる、悪質な記載だったのだ。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
生活場面に即した目的に目を向けていれば、それによって生き生きとした言葉の力が身につく、とでも言いたいのだろう。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
この「生活」という言葉。まさに、生き生きとした活動を意味する。これが、「言語活動」という言葉の背景にあるわけだ。言語はいつも実体的な生活に結びついていないと価値がない、といわんばかりだ。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
いかにも狭い発想。指導要領の「言語活動」という言葉に感じる低俗さは、ここから来ているんだろうな。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
私は、「言語活動」の反対語は「沈思黙考」だと思う。しかしこれとて、立派な言語活動だろう。指導要領の中に、書き加えてもらいたいものだ。「報告・記録・討論・創作・編集・紹介、あるいは沈思黙考を通して……」と。急激に、高尚になる(笑)
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
やはり、「言語活動」の反対語は、「言語静養」なのかもしれない。静かに養う。意外と、悪くない。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
先述、「言語活動」の報告・記録・討論・創作・編集・紹介という例示についてだが。結局、どれも激しく「応用」レベルなんだよな。いわば、「パス・ドリブル・シュートの技術は、必ず“試合活動”を通して身につけさせること」という指示なんだ。体育で言えばトンデモなんだけど、国語ではまかり通る。
福嶋隆史/著書61万部/ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo
やってることが無茶だってことに気づけない理由、それは日本語=母語だから。みんな、いちおう、しゃべれる。いちおう、書ける。いちおう、読める。しかし、この「いちおう」ほどひどいものはない。なにせ、それぞれの子の親の言語習慣を丸ごと引き継いでいるわけで。体系などあったもんじゃない。
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