古書堂店主の古鷹さんと大学院生の加古で現代パロ

タイトルまんまです。空目から始まったネタがあれよあれよというまに膨らんでいって、しかもそれが本当に素敵だったのでせっかくなのでまとめてみました! まとめからお話が出来ました。 古書店の古鷹さんと大学院生の加古さん その1 | つきもち #pixiv 続きを読む
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鰆蟲 @sawara_sn

夏休みにオープンキャンパスで大学構内がうるさいから今日はお休みにしよう、どこかへ行こうと考えて電車に乗ったらいつのまにか古鷹さんの古本屋の駅で降りてて、ああもう自分は無意識に古鷹のところへ来るくらいあの場所気に入っちゃったんだなって一人でくすっと笑う加古。

2015-08-02 12:41:06
鰆蟲 @sawara_sn

あの空間は確かに心地よいけど、本当の目的は古鷹に会うためだってことを自覚してない加古さんなんですよ。

2015-08-02 12:41:56
鰆蟲 @sawara_sn

だからきっと、古鷹が風邪で店番お休みして代わりに古鷹の幼なじみ・・・そうだな、青葉でよかろう(雑)。青葉が店番してて青葉の妹たる衣笠が古鷹の看病してるとかいう状況で、加古はいつも通り立ち読みするんだけどなんか違う。そして気づくのだ自分はいつの間にか古鷹に会うためにここに来て文字数

2015-08-02 12:43:53
鰆蟲 @sawara_sn

恋心を自覚する瞬間が僕は好きです。

2015-08-02 12:44:30
来夢@ライグレ合同誌委託中 @raimu_CT

加古に誘われて加古の大学の図書館行ったら想像以上の大きさと蔵書量とシステムでさぁ……最初は目を輝かせて色々見て回る古鷹さんだけど、なんとなく検索して気づくんだな。いつだったか加古が欲しがってた古書、帯出禁止ではあるけれど、この図書館にちゃんとあるって。

2015-08-02 12:47:57
来夢@ライグレ合同誌委託中 @raimu_CT

「…ねえ、加古さん、これ――あるの、知らなかったの?」「ん、あー…その、えっと」そう問われてめっちゃ視線泳がせて言葉を濁す加古にさらに追撃する古鷹さんだよ。「うちのお店より此処の方がよっぽど品揃えいいし、どうして」って目を伏せながら呟く古鷹さんに、加古は頭の後ろ掻いて観念してさ。

2015-08-02 12:52:29
来夢@ライグレ合同誌委託中 @raimu_CT

「……白状すると、まあ本が欲しいってのは言い訳というか、口実だったんだよね」「え?」「……なんか、自分で思ってた以上にあの場所が居心地よくなっちゃっててさあ。だから、そういうこと」っていつもの余裕綽々じゃなくて少し気恥ずかしそうに頬を染めて古鷹さんを見つめて加古は言えばいいよ……

2015-08-02 12:55:45
来夢@ライグレ合同誌委託中 @raimu_CT

はー…古書堂店主古鷹さんと大学院生加古の現パロ、「加古さん」呼びだったのが如何にして「…かこ」って呼べるように古鷹さんがなっていくか考えるだけで本当滾る。初めてそう古鷹さんに呼ばれたら、加古は最初きょとんと目を丸くしてさ、いつもの少しシニカルな笑みじゃなくて子供みたいに笑うんだよ

2015-08-02 13:14:06
胡麻豆腐@fgoアニメはいいぞ @102goma

@raimu_CT 加古「おー、やっと呼んでくれた」 古鷹「えっ、えっ!?」 加古「ほら、さんつけなかったじゃん」 古鷹「ええっ!?いや、ほら、その…」 加古「いいんだよ、さんなんかいらない。改めまして加古ってんだ。よろしくぅ」 急に呼び止めたらさんをつけ忘れたとかいいですよね

2015-08-02 13:18:29
来夢@ライグレ合同誌委託中 @raimu_CT

@102goma いいですねぇ…気が付けばそこに相手がいるのが当たり前になっちゃってるのとか、それに気づいてから改めてよろしくって言い合うのとか本当好きですわ…

2015-08-02 13:20:47
tkmt @mooncake0301

卯月「加古ちゃん最近ご機嫌ぴょーん」 加古「……そうかな?」 卯月「研究も順調そうだし、一体どうしたの?」 加古「前が順調じゃなかったみたいに言わないでよ。まあ、でも楽しみは増えたかも」 卯月「なになにー、居眠りと研究以外の加古ちゃんの楽しみとか思いうかばなーい」

2015-08-02 17:57:27
tkmt @mooncake0301

加古「失礼だなあ……。古書店に可愛らしい人がいてさ、からかいがいがあるんだ」 卯月「うわー、加古ちゃんサイテー」 加古「うっせー」 卯月「ーーって言ってたぴょん」 古鷹「卯月ちゃん」

2015-08-02 17:58:08
tkmt @mooncake0301

卯月「でもからかうとか何とか言ってる割には意地悪そうな顔じゃなくて楽しそうだったし」 古鷹「卯月ちゃん、あの」 卯月「加古ちゃんはうーぴょんみたいに気に入った人にしか軽口叩かないんだよ」 古鷹「うん、あのね卯月ちゃん」

2015-08-02 18:01:03
tkmt @mooncake0301

卯月「加古ちゃんもきっと店主さんのこと大好きだぴょーん」 古鷹「卯月ちゃんもういいからー!」

2015-08-02 18:01:16
tkmt @mooncake0301

うちの卯月は加古のこと加古ちゃんって呼びます。

2015-08-02 18:03:22
tkmt @mooncake0301

あと加古と古鷹の関係を面白がって引っ掻き回したり面白半分に背中押したりするんで、ちょっと性格悪く見えるときがあって申し訳ねえ卯月。ごめんなさい。変化を付けたいとき君は何か動かしやすい。

2015-08-02 18:04:07
tkmt @mooncake0301

秋も深まり、窓から見える街路樹はすっかり色付いている。開け放した窓から入り込むそよ風が気持ちいい。誰もいない店から紅葉の合間に覗く夕暮れは、この季節にはよりいっそうの孤独を感じさせた。読み終えた手元の本がパラパラとめくれる。

2015-08-02 18:56:31
tkmt @mooncake0301

何とも悲しい物語だった。19世紀の外国を舞台にした、想いを寄せあう身分違いの二人の話。二人はそのお互いを想う気持ちの強さ故に、一緒にいられなくなってしまう。そんなロマンスだった。 物語の終わりは悲しい。

2015-08-02 18:57:26
tkmt @mooncake0301

ひとつの世界が終わって、そこに生きていた人たちが救われる可能性までも奪って行くのだから。 それは黄昏の空に感じる哀切な感情に似ているのかもしれない。胸と喉の奥が苦しくなる。 空が高く遠い。あの空の色は、もう帰ってこないのだ。

2015-08-02 18:58:56
tkmt @mooncake0301

「古鷹、さん……?」 聞きなれた声が背後から届いた。本を買ってくれない常連だ。 「ごめんなさい、気づかなくて」 「いや……大丈夫?」 「何がですか……」 自分の声が掠れている。彼女の姿がぼやけていると思ったら、頬に涙が伝った。慌てて拭い取って、顔を逸らしてしまう。

2015-08-02 18:59:34
tkmt @mooncake0301

「あ、えっと……」 心配そうな声に、私はうまく笑えただろうか、頬がひきつってひどい顔になっているかもしれない。ただ本を読んで、その結末に涙していただけなのに。

2015-08-02 19:00:19
tkmt @mooncake0301

涙が止まない。それどころか余計に溢れてくる。空を見ていたときよりも、この人を前にするとどうしてこんなにも胸が苦しいのか。 「大丈夫です、本を読んでて」 この人に、この気持ちを明かしてなるものか。 どういうわけか、そうしなければ私の大切なものが無くなってしまう気がした。

2015-08-02 19:01:05
tkmt @mooncake0301

風の一陣、窓から紅葉と共に吹き込んだ。 ……そういえば、物語のあの二人はどうして一緒になれなかったんだっけ。 店内の夕焼けに立ち尽くす彼女を前に、そんなことが気になった。

2015-08-02 19:01:37
tkmt @mooncake0301

夕方twitter.com/toumeigusa/sta…の続きブン投げ。TL散らしてすみません。酔った勢いでこういうことします。

2015-08-03 00:26:44
tkmt @mooncake0301

秋風が気持ち良い。夏の湿気も取り払われて、乾いた軽い風があたりを駆けている。夕暮れも心なしか優しい色をしている。街路樹のある歩道を進んで、左手の路地に折れると目的地が見えてくる。最近のお気に入りの場所だった。

2015-08-03 00:22:27
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