宇宙の戦士(OVA版)感想

宇宙の戦士(OVA版)全6話についての視聴感想です。原作やスターシップ・トルーパーズなどについては基本あんまり詳しくない前提での感想です。
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名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

はい、今日の視聴感想。宇宙のステルヴィアから変わりまして宇宙の戦士について少なからず。 pic.twitter.com/y4bjWO4iN2

2015-09-20 23:55:41
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名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

宇宙の戦士といえば、ロバート・A・ハインライン氏のSF小説だそうで、ぶっちゃけ機動戦士ガンダムが生まれるきっかけとなった原典的な作品らしい。1stガンダムから約10年後にそのサンライズ宇宙の戦士そのものをOVA化したのがこの作品と言う事になるらしい。

2015-09-20 23:57:33
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

原作だとやや哲学、軍事、政治的な色があるそうだが、アニメ版についてはその色より軍人として成長していく主人公ジョニー達の青春路線へとアレンジをしていて原作とは異なる点も少なくないのらしい。

2015-09-20 23:58:48
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

この作品もある意味、1stガンダムと同じく宇宙の戦士をベースにアレンジを加えた作品として見た方が良いのかもしれない。原作をヒントとして生まれたオリジナル作品ガンダム、原作のアニメ化としてアレンジを加えた宇宙の戦士。この2作品は妙に異父兄弟のような面がありそうだ

2015-09-20 23:59:53
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

ただ、この作品はどうやらロボットは登場しないようでジョニー達兵士が装着するものはロボットというより歩兵用の装甲服としていわばパワードスーツ。サンライズ的にはオールオーバーに近いような気がしなくもない pic.twitter.com/N6rb142SM1

2015-09-21 00:02:10
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名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

なのでちと残念ながらロボットアニメとしてはカウント出来ないので番外作品として扱う事にする(かなり近い外見なのだが)。

2015-09-21 00:02:54
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

ただ、よくよく考えてみれば、ガンダムの企画段階だった”ガンボーイ”の頃はガンボーイは操縦者の身体能力を何倍にも強化するパワードスーツというような面も持っていた。ガンダムも一歩間違えればモビルスーツではなくパワードスーツものになっていたという可能性があるのかもしれない

2015-09-21 00:04:23
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

それはそうと、宇宙の戦士はロボットアニメかどうか微妙とはいったものの、80年代末期から90年代前半までのサンライズロボットアニメの流れにおいて重要なピースとして加わえられるだけのものはあるのではないだろうかという印象だ。

2015-09-21 00:05:44
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

厳密には昭和60年代のサンライズリアル路線と呼んだ方が良いかもしれない。この時期のサンライズ作品としては”「機動戦士ガンダム」への回帰”という流れというものが少なからずあったのではないかと。85年にはガンダムの正統な続編としてZガンダムが投入され、高橋版ガンダムとしてレイズナー。

2015-09-21 00:08:16
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

86年では1stガンダムへの回帰色がより強まった作品としてガンダムZZ、87年では神田版ガンダムとしてドラグナー、そして88年に逆襲のシャアでガンダムに一区切りがついた一方で、宇宙の戦士が生まれたといったほうが良いのかもしれない。

2015-09-21 00:09:28
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

スタッフ面でも、バイファム、レイズナーに参加していたアミノ監督、レイズナーの原作者の伊東恒久氏が構成、メカ作画監督にZ,ZZの内田順久氏と各話演出に高松信司氏と神田・高橋・富野の三派が奇跡的に集っていたような印象も少なからず。

2015-09-21 00:11:18
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

1stガンダムへの回帰の流れとしては、ガンダムZZ→ドラグナー→宇宙の戦士のラインが特に重要になってくるのではないかと思う。この3作品を通して感じられる事として、1stガンダムの回帰として根本的な所まで掘り進めていくと共にヒーローから軍人へと切り替わる過程を実感する

2015-09-21 00:13:31
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

1stガンダムへの回帰としての流れとしては、ガンダムZZがガンダムシリーズの中で1stガンダム的な要素を回顧して救いとる姿勢(ある意味Zへの反動)、ドラグナーがシリーズではなく、1stガンダムの頃と、同じ新たなロボットアニメとしての体裁で1stガンダムの要素を取り込む姿勢。

2015-09-21 00:15:21
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

そして、宇宙の戦士は1stガンダムの原作とも言える同名のSFパワードスーツものとしてさかのぼった。1stガンダムが生まれた土壌へ近づきながらリメイクを試みるかのような挑戦だったのかもしれない。

2015-09-21 00:17:42
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

そして1stガンダムへ回帰という点だけでなく、この作品で”ヒーローから軍人”へと主人公の描き方でターニングポイントとなった事が特筆すべき点の一つだと思いつつ。

2015-09-21 00:19:00
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

ヒーローから軍人へ?という描き方の変化について。まずジュドーは軍人かどうか微妙な立ち位置とりあえず除外。カミーユもやや微妙だが、アムロとケーンは本編で明確に軍人として描かれていた人物だった訳だが……

2015-09-21 00:21:45
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

ただ、アムロ、カミーユ、ケーンらが軍人へなった経緯については突然の空襲の中で、なし崩しに主役メカに乗り込んだ、自分へ暴力を加える軍部にブチ切れて感情に走って主役メカを奪ったといった経緯のように、劇的なドラマとして描かれていた、

2015-09-21 00:23:22
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

早い話でいうと、彼らは軍人であっても、戦火に巻き込まれる中花形のような面を持って劇的なデビューを飾った面々だ。逆境の中で立ち上がらざるを得なかった、そして立ちあがったヒーローのような面も持っていたとも

2015-09-21 00:26:16
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

そして、ジョニーについてだが彼は他の作品群と同じ学生ながら大学卒業を控えた人物として描かれ、大学を卒業して進路をどうしようかと考える中、大学のマドンナ・カルメンシータが海軍に入隊すると知って自分から軍人になる事を選んだようにして描かれる。

2015-09-21 00:28:01
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

この時点で表面上では平穏という所もあったが、彼はケーンまでのように戦火に巻き込まれて立ちあがったヒーロー的な人物ではなく、大学卒業後の働き口を探すために自分から進んで軍人の道を選んだ社会人のような面を持つ人物として描かれた瞬間だったとも。

2015-09-21 00:29:34
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

女性目当てで軍に入隊した彼の描き方については、どことなくドラグナーと同じトップガンに影響を受けたような軽い雰囲気も漂っているのかもしれない。

2015-09-21 00:30:29
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

この流れについては、0083に続くのではないかと思いつつ。0083ではコウ・ウラキは士官学校出身の新米の軍人として物語がスタートしているが、彼が学生から軍人になった経緯は本編では触れられず、おそらく巻き込まれてヒーロー的に軍人となったというよりも、職業として軍人を選んだようにも

2015-09-21 00:32:00
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

0083は学生から軍人へと主人公が切り替わった1stガンダムといった面も持つが、ドラグナーと同じトップガンっぽい航空もの、軽いノリ、また誇り高い信念を持つライバル像などはドラグナーの影響もあるけれど、軍人が主人公という路線はこの宇宙の戦士から継がれた事ではないかとも。

2015-09-21 00:33:46
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

また個人的には新米の訓練兵がいっぱしの軍人になるまでの過程の描き方は逆説的に軍事兵器からスポーツ選手へと変化していく過程を描いたアイアンリーガーへも繋がる背景だとも思いつつ。

2015-09-21 00:34:55
名無し・A・一郎(過去のロボットアニメ担当) @nanashiborger

いずれにせよ1stガンダムへの回帰という背景の元、戦争の中で主人公は例え軍人であっても、ヒーローではなく職業軍人であるという描き方に変化を及ぼしたのがこの「宇宙の戦士」とも。サンライズのロボットアニメの流れにこの存在は欠かせないものになるかと。

2015-09-21 00:37:04
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コメント

伊具庵(二式) @iguan00 2015年9月21日
多分人生で一番見た回数の多いアニメ
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深井龍一郎 @rfukai 2015年9月21日
パワードスーツだからロボじゃないという判断が理解不能。どういう基準なのか。例えばエイリアン2のパワーローダーはロボじゃないの? アップルシードのギュゲスは? ダイアポロンは?
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ろぼ 水戸@液タブ練習中 @ROBOmito 2017年12月20日
ダイアポロンの逆にパワードスーツではないと思う。 これ、もう一度原作の世界観を踏襲した上でサンライズにアニメ化していただきたい。
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中原 民人 @Tamy_hx138 2018年10月7日
そもそも高千穂遥がこれの原作を富野監督に勧めたところからガンダムの企画が始まっている。 ガンダムがロボットでありながらスーツと名乗っているのはその名残。 クレーム回避のために映像化権を買ったので、期限切れの前にアニメ化することになったのが本作。 西半球での上映はしない条件なので、ネット配信も難しいものと思われる。とても残念。
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ろぼ 水戸@液タブ練習中 @ROBOmito 2019年1月7日
今さらだけど高千穂氏が「宇宙の戦士」を提示したのは山浦氏にであって富野監督ではないですね。色々な資料を俯瞰俯瞰すると富野監督の最初の作業はまずこの宇宙の戦士からどれだけ離れられるか、だった様に思う。
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ろぼ 水戸@液タブ練習中 @ROBOmito 2019年1月7日
それは兎も角改めてこのまとめを読んで思ったこと。 同じものを見ていても見る角度が変わるとかなり違った印象になるんだなあ、という思いで一杯になる。
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