酸化力とラジカルと大喜利 ~電子のやりとり~
@Butayama3 ただ、電子の挙動は物質の性質・反応のホントに根源的なものだから、複雑な系になると説明がすごく大変になってくる。はしょることも多い。
2015-09-25 18:26:09@Butayama3 うん。系が複雑になればなるほど、現象の根源から考え積み重ねるのが大変になるので、もっと複雑な挙動を説明しうる概念を導入するのよ。でも、本当は電子のやりとりが根底に流れている。
2015-09-25 18:31:28@fluor_doublet それを知ってるのと知らないのではとちょっと違いますね。きっと。
2015-09-25 18:41:49@Butayama3 電子の挙動の「クセ」を知ることが、鍵になるのよ。そしてそのクセが「なんでそうなのか」を理解するためには、最終的には量子力学のお世話になる。でも、量子力学的解釈をしなくても、クセさえ知っていれば現象の予想が付く。複雑系に対応するためには、そういう簡略化は有効。
2015-09-25 18:47:16@Butayama3 正確に挙動を説明しようと思ったら、量子力学と統計熱力学が必ず出てくるのよ。でも、そこまでキッチリ考えずともよい。
2015-09-25 19:03:49@Butayama3 電子の挙動は、一番楽な方向、つまり、エネルギーの一番低いところを通って行くから。そして、電子や分子の持つエネルギーには、ムラがある。
2015-09-25 19:06:18化学がご専門のKITAYAMAさん。
わいたんべさんとだぶさんのお話を上手にまとめて示してくださいました。
@Butayama3 @fluor_doublet わいたんべさんが最初にちょっと言いかけた「求核置換反応」が、だぶさんのいう「手なづける」に関係してきます。ラジカル反応は反応性が高いから漂白とかにはいいけどコントロールしにくい。 twitter.com/y_tambe/status…
2015-09-25 18:50:30@kitayamatakeshi @fluor_doublet @y_tambe なるほどー。(・∀・)
2015-09-25 18:54:04@Butayama3 化学反応にもいろいろな種類があります。求核置換反応はラジカル反応よりも分子内の特定の場所を攻撃するようにコントロールしやすいので、目的の分子を得られるようにうまく化学反応をデザインする事が出来ます。その最たる例が酵素がやっている生体内の化学反応。
2015-09-25 18:55:32@Butayama3 人間の身の回りにあるものは大体全部化学物質なので、なにか物事が起こるときは化学反応が起こる事が多いのです。化学反応は電子の動きで制御されますから、僕たちの周りの出来事は、元を辿れば電子の動き方で決まっている事になります。 #それは言い過ぎ
2015-09-25 19:08:07@Butayama3 @fluor_doublet 私のbioに書いてある「量子化学」というのは、電子の振る舞いを量子力学を使ってきっちり調べてみよう、という分野です。一方有機合成化学とかの人だと、構造式に電子の動き方の矢印を書いて、それだけで反応性を正しく予測できたりします。
2015-09-25 19:14:42@Butayama3 調べたい化学反応があったとして、量子力学まで戻って計算機を使ってなにかの方程式を解くのと、簡略化した理論で頭の中で考えるのと、アプローチの仕方は違うけどどちらも大事ということです。
2015-09-25 19:18:08さて、「今日のまとめ」と残りの大喜利です。
きょうのまとめ:「次亜塩素酸ってなんでノロウイルスに効くの?」→「酸化力強いから」→「酸化力って何よ ヽ(゚Д゚)ノ」→「えーと、ラジカルって知ってる」→ラジカル大喜利→不対電子とかその辺から延々と @fluor_doublet @kitayamatakeshi
2015-09-25 18:37:26@fluor_doublet @kitayamatakeshi (言えない……みんながラジカル大喜利始めたせいで、ラジカルの説明から逃げられなくなったなんて、言えない……)
2015-09-25 18:40:31