論文読者に対する津田敏秀氏の反論への皆さんの反応
- parasite2006
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で、最後に津田氏自身による反論レター journals.lww.com/epidem/Citatio… 私のブラウザに問題があるのかどうかわからないけど、Appendixに記載されているはずの式が見えないorz
2016-02-05 19:06:34まとめ主もMac版Safari 9.0.3でこのLetterのPDFファイルをダウンロードし、Adobe Readerの最新版で開いてみましたが、やはり数式が書いてあるはずのところは真っ白な余白が残っているだけでした。
なので、そこに関わる部分の検証は残念ながら無理であった。第1の点は最小潜伏期間についてということだが、チェルノブイリで事故直後10歳未満の患者が多かったということはなく、大半はティーンエージャーであったと主張しているが、これ明らかに事実誤認。
2016-02-05 19:07:13例えば、この今中氏の資料を参照すれば rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl… 大半が10歳未満であったことが容易に推測される。
2016-02-05 19:08:082点目はスクリーニング効果について言及しているが、式についての検証は見えないのでできないが、感度解析とかやった結果潜伏期間を20年にしても過剰発生だと主張しているのだが、これはそもそも有病率が期間を通じて一定であるという前提が成立しない蓋然性が極めて高いので、反論としては的外れ。
2016-02-05 19:09:04そもそも集団の最高年齢<潜伏期間、って全く無意味な仮定。更にはリンパ節転移がない症例が8例(8%)しかないのでスクリーニング効果ではない、と主張しているのだけど、これも主張としては同等のスクリーニングで見つかった例では転移がない症例の比率が高かったというデータがないので弱い。
2016-02-05 19:09:56第3のポイントは線量応答性が見られないということについて。これは、スクリーニング年度が原発からの距離によって異なる(近いほど早く行われている)から逆にリスクの過小評価になっているともともと指摘していると主張。
2016-02-05 19:10:26感度解析の結果線量応答があると主張しているのだが、何をやったのか記載がないので検証のしようがない。これを根拠にするなら少なくとも統計解析ソフトのスクリプトくらい出す必要があるのでは?
2016-02-05 19:11:00地域をそのまま線量区分にしていることについても、むしろ過小評価につながっていると主張しているけれど、ここは正直意味がわからない。
2016-02-05 19:11:164点目は、他のレターの引例についての批判。年齢構成が異なったり、背景条件が異なるデータを根拠にされてもそんなの根拠にならんだろ、ということを列挙しているが、それ単体で読んだら首肯するかもしれないが、そもそも津田氏が自ら比較できないものを対照に比較しているので、という感じ。
2016-02-05 19:12:24なお、Jacobのやった推定と実測値が「よく一致した」というのは偶々であろうと俺も思っている。そもそも推定値の幅は30~300人くらいで桁で異なるし。ただし、点推定値の一致自体はあまり重要なポイントではないとしても、実際やってみれば不確実性はあるとしても(続く)
2016-02-05 19:13:10(承前)これくらいの幅の数で甲状腺癌が見つかってしまうであろうという知見は重要であるにもかかわらず、津田氏はそこの部分についてはスルーしているように見える。
2016-02-05 19:13:33Jacobの試算の根拠が「高度に汚染された地域でのロジスティック回帰モデルによる試算」で、低汚染地域との比較でないからおかしいと反論しているが(そこでは患者が発生していないと)、それ言ったらロジスティック回帰によるリスク推定という疫学の方法論自体の全否定になってしまう。
2016-02-05 19:14:54そもそも低汚染地域で患者が発生していないのか、低汚染地域であるから高汚染地域の様な密なスクリーニングを行う必要がないので患者が見つかっていないのか、その違いは大きいのだけど、そこを無視している。
2016-02-05 19:15:23津田論文が公表された時ブログを書かれた@DrMagicianEARL 先生のコメント
福島県の小児甲状腺癌が増加していると報告した津田論文に対する誤りの指摘がEpidemiology誌に pdfs.journals.lww.com/epidem/9000/00… 私もブログで指摘しましたが,潜伏期間で循環論法やってて論文として致命的 drmagician.exblog.jp/23772300/
2016-02-05 19:22:30今のところ津田論文擁護者もこの仮説と循環論法の矛盾の指摘には誰一人として反論できてないんだよな。まあそもそも論文の吟味すらしてないんだから当たり前だかど
2016-02-05 19:28:11まあ津田論文があの循環論法で査読段階でなぜつっこまれなかったのか分からないが,同じEpidemiology誌でフルボッコになったのはeditorも焦ってかな?
2016-02-05 19:47:43で,肝心の津田氏も一応は反論をpublishしてるんだけど的外れというか循環論法が前提にあるがために何主張さてもダメな状態。ようするに反論になってなくてやっぱりあそこの誤りを指摘されたのは津田氏にとっては致命的だったんだなぁと。確信犯だとは思うけど。
2016-02-05 19:51:37ある程度予想された反応の数々
そういえば例の津田論文は「学術の場に出たし、本職が寄ってたかってタコ殴りにするだろう」と思ったきり忘れてたけど、案の定ボッコボコにされていたようです。:「4通のレターいずれも津田氏の主張に些かの妥当性も認めていない」 togetter.com/li/889541?page…
2016-02-05 15:14:52論文読者に対する津田敏秀氏の反論への皆さんの反応 - Togetterまとめ togetter.com/li/889541 『津田敏秀先生「統計的有意差の有無は大きな問題ではありません」』 ファーーーーーwwwwww俺が院生時代にB2レベルに指導したこともできてねぇwwwww
2016-02-05 15:08:33岡山大学の津田先生の論文が今でも騒がれているんだけど、地域相関研究なので少々変な結果が出ても不思議には思いません。以前、原爆被爆者データと人口動態データをくっつけて「低放射線も高いがん死亡率」なんて出した研究がありましたが、いい加減な対照群だとどんな結果でも出せる気がします。
2016-02-05 15:09:52