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柏市の甲状腺エコー検査についてcyborg001さんの考察

「子供や住民の生命・健康を守るためではなく、行政や利害関係者の責任回避のために検査が行われているのではないか?甲状腺検査を行う意味は一体何なのか?頭を冷やして考えるべきだ」というcyborg001さんの問題提起です。
科学
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cyborg001 @cyborg0012
【千葉県柏市の甲状腺エコー検査について】 今年夏(2015年7~9月)に千葉県柏市で173人の子供を対象に甲状腺検査が行われ、C判定が11人発見されています。この点について、いろいろ議論されています。主な争点は二点に絞られそうです。 pic.twitter.com/HNoO0EPrU3
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まず、福島健康検査の結果(先行・本格検査合計)と柏市の結果を比較してみます。福島は45万人以上を調べてC判定はたった1人、柏は173人を調べてC判定が11人です。驚くべき違いです。 pic.twitter.com/Evkr6TSn34
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C判定とは「2次検査が至急・確実に必要」なケースとされています(環境省)。癌検診の文脈では「癌の疑い」と理解されるでしょう。柏市で173人中11人がC判定ということは、この理解に従えば驚くべき結果です。柏の子どもは15人に1人が「癌の疑い」となります。
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しかし、柏市検査のC判定には「比較的よく見られる甲状腺疾患が含まれる場合もある」と但し書きが付いています。たとえば、玄妙氏はこの点に注目して、「柏のCは癌疑いではなく、びまん性所見であろう」としています。 twitter.com/drsteppenwolf/…
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たしかに、玄妙氏が依拠する人間ドッグ論文(宮崎など、2011年)を見ると、びまん性所見有病率は11.2%です。しかし、これは成人・高齢者のケースであり、同論文の年齢有病率を見ると29歳未満は遥かに低く、データもありません。 pic.twitter.com/yDoYLXbexW
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さらに、びまん性所見は、通常「とくに治療は不要」であり、「経過観察で十分」とされています。 ito-hospital.jp/02_thyroid_dis… 小児集団での有病率も低いので、柏のC判定を説明することは困難でしょう。
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また、甲状腺疾患として有名な慢性甲状腺炎(橋本病)も、6~18才の有病率は1,000人中わずか3人とされ、6~11才に限ると0です(石川県、1万人小児慢性甲状腺炎調査)。これも柏のC判定を説明できません。 pic.twitter.com/nSEq9my26w
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さらに、「C判定は癌の疑いではない」とする玄妙氏の見解にムリがあるのは、柏検査が福島と同じく「癌検診」である点を見落としている点にあります。 pic.twitter.com/iUbv4Lmc7u
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また、柏市は「Cには比較的よく見られる甲状腺疾患が含まれる場合もある」としていますが、これは主要目的が癌検診である点を否定していません。さらに、「含まれる場合もある」という但し書きは、例外規定を含意しており、原則規定にはなりません。 pic.twitter.com/VoaXpN9cw9
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柏市の基準は、「C判定には甲状腺疾患も含まれるが、多くは癌が疑われるケースであり、二次検査が確実に必要」と理解するのが妥当でしょう。「柏のC判定は全員癌の疑いではない!」との玄妙氏の断定は、柏市の基準に従ってもムリがあります。
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参考までに、日光市の判定基準を挙げておきます。柏市も基本的には同様のはずです。ただし、無用な誤解を避けるために、少なくとも日光市程度には判定基準を厳密に規定すべきでしょう pic.twitter.com/lv0VNpVatS
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次に、柏市のC判定は福島ではB判定ではないのか?という疑問を考えてみたいと思います。まずは両者のデータを見てみましょう。
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柏市と福島県(先行・本格検査合計)のデータをもう一度見てみましょう。まず注目すべきは、A2判定です。C判定と異なり、A2では両者に大きな違いはありません(柏54.9%、福島51.1%)。 pic.twitter.com/c3diLfUZv5
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柏、福島ともにA2判定(5ミリ以下シコリ、20ミリ以下のう胞)の割合に違いがないという事実は、両者の比較可能性をかなりの程度裏付けます。実際に、(患者対応の違いはありますが)検査基準はピッタリ同じです。
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福島との比較でとくに重要なのはB判定でしょう。柏のB判定率がとても高いことが分かります。福島、柏ともにA2と同じくB判定の基準も同一であり、両者は比較可能です(年齢層もほぼ重なります)。 pic.twitter.com/KJU8B4TYc9
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柏はC判定ばかりが注目を集めますが、深刻なのがB判定です。判定基準は「5ミリ以上シコリ、20ミリ以上のう胞」であり、福島の基準とピッタリ同じですので、「深刻」と断言してほぼ間違いないと思われます。
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こうしたことから、「柏と福島では判定基準は異なる」という見解は却下されるでしょう。判定基準は両者ともに同じです。「患者対応」に違いはありますが、「判定基準」に違いはありません。ただし、柏では年齢層分布が不明なので、年齢分布が若干の影響を与えている可能性はあるかもしれません。
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むろん、患者対応の違いも重要です。たとえば、福島ではB判定以上は「要二次検査」であるのに、柏ではBは「経過観察」です。柏では二次検査が必要となるのはC判定からです。 pic.twitter.com/MwVUKXjQdX
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この患者対応の違いから、「いや、やはり両者の判定基準は違う。柏のC判定は福島ではB判定に相当する」という見解が生まれるかもしれません。たしかに、柏ではC判定のみが二次検査扱いなので、柏C=福島Bと考えるのも無理はありません。
cyborg001 @cyborg0012
しかし、柏のC=福島のBと考え、柏を「正常値」と考えると、福島では二次検査が必要な子供が2万人以上いることになってしまいます(単純な計算です)。福島は著しい「不正診断」を行っているとの結論は避けられなくなるでしょう。 pic.twitter.com/gdwGSEl6wd
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つまり、柏を「正常」と言い張るなら、福島は「著しい過小診断」、「許されざるネグレクト」とになり、逆に福島を「正常」とするなら、柏は「異常、深刻」(もしくはB・C判定乱発!)と言わざるを得なくなります。どちらの結論でも、とても困った事態になります。
cyborg001 @cyborg0012
さらに困ったことに、福島も柏も「自分たちの結果は正常だ」と言い張っている点です。たとえば、柏市は「本検査は原発事故による放射線の影響を評価するものではない」と言い切り、家族に同意書まで求めています。 pic.twitter.com/gJBM3jOkXu
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つまり、柏市は「原発事故の影響はない」との前提で子供の癌検診をしているのです。結果の「正常性」が前提にあります。しかし、そうなると、柏市は「福島県は著しい過小診断を行っている!」と批判しなければ、筋が通らなくなります。
cyborg001 @cyborg0012
このように、行政による小児甲状腺検査は、今や説明のつかない異常事態に陥っています。全員がどこかしら誤魔化して検査を行い、結果を過小評価し、虚偽の説明に終始しているからこうした困った事態に全員が陥ってしまっているのではないでしょうか?
cyborg001 @cyborg0012
子供や住民の生命・健康を守るためではなく、行政や利害関係者の責任回避のために検査が行われているから、こうした袋小路が生まれているのだと思います。甲状腺検査を行う意味は一体何なのか?頭を冷やして考えるべきだと思います。
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