『ジョン・ウィック』をめぐる感想の断片。

『ジョン・ウィック』の感想を中心に、あちこち違う映画に寄り道しながら、だらだらとつぶやいた独り言です。
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桜野時生 @TokioSakurano

「『ジョン・ウィック』の銃と車と腕時計」をトゥギャりました。 togetter.com/li/891157

2015-10-25 11:03:02
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジョン・ウィック』 1982年が『Uボート』『ブレードランナー』公開年として記憶されたように、2015年は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と、この修羅の殺し屋映画公開年として記憶されるに違いない。 #1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/n5mVcB9443

2015-10-26 20:57:58
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

凝った銃器や小道具、車が出て来るからGUNマニア、カーマニアに好まれるというtweetを目にしたが、違うと思うんだよな。 やっぱりね、キアヌ・リーヴスの魅力ですよ。あの「ア゙ーハン?」、もう一度聴きたいもん。

2015-10-26 21:08:18
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジョン・ウィック2』が公開されて、主役がジェイソン・パトリックに代わっていたら観に行きませんよ(行くけど)。

2015-10-26 21:09:45
蔵臼 金助 @klaus_kinske

キアヌはいいね。華がある。 いくら大根でも、イーストウッドやトム・クルーズに色気があってカッコいいように、キアヌ・リーヴスには見る者を惹きつける魅力がある。 うちひしがれて座っている姿を観るだけで、感情移入してしまうってものですよ。

2015-10-26 21:12:48
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ドロン映画祭もいいけど、どこかで『JM』『コンスタンティン』『ハートブルー』『ジョン・ウィック』のオールナイトやってくれないかな。 キアヌ・リーヴス“スーツ・クリーニング”映画祭。

2015-10-26 21:16:41
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジョン・ウィック』でもお馴染みクリーニングねたが登場してましたが、彼は映画の中で好んで白のシャツに細身の黒いタイ、ダークスーツ姿になります。 pic.twitter.com/bau6hfJx6S

2015-10-26 22:21:18
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

私は60年代から70年代の欧州映画をとても愛してますが、やはり昔のフランス、イタリア、イギリス映画に出てくる男優たちも、このダークスーツ、細身の黒いタイ、白のシャツ姿をフォーマルな時に着こなしています。 pic.twitter.com/IURafdNgYm

2015-10-26 22:26:06
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

このファッションのデジャ・ヴ感も大事なんだよね。 こうやって昔の映画に混ざって、キアヌは違和感ないでしょ? おじさんもキアヌにすんなり感情移入しちゃうのだ。 pic.twitter.com/wPEb5COH43

2015-10-26 22:28:16
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蔵臼 金助 @klaus_kinske

今から二回目のディナーの予約。 (『ジョン・ウィック』観ます)

2015-11-01 16:58:41
蔵臼 金助 @klaus_kinske

毎日決まった時刻に鳴るアラーム。サーバーから注がれる珈琲と、垂れた雫のじゅっという音。珈琲の香りまでが伝わってきそうな場面だ。 日常の細かい描写の積み重ねが、引退した殺し屋の“あちら側”での暮らしぶりを伝える

2015-11-01 23:08:15
蔵臼 金助 @klaus_kinske

それらは、我々にとっては珍しくも何ともない、退屈な毎日の繰り返しだ。 だが、ジョン・ウィックにとっては違う。

2015-11-01 23:09:26
蔵臼 金助 @klaus_kinske

かけがえのない、平和な毎日。 敵の影に怯えることなく、無防備に過ごせる日々。

2015-11-01 23:10:30
蔵臼 金助 @klaus_kinske

コンチネンタル・ホテルの会員制バーの女バーテンダーは、ジョンに聴く。 「“あっちの世界はどうだった?”」 ジョンは答える。 「俺にとってはもったいないほどの世界だった」

2015-11-01 23:12:14
蔵臼 金助 @klaus_kinske

そして女バーテンダーが言うように、その時のジョンの表情は脆く、心細い。

2015-11-01 23:13:52
蔵臼 金助 @klaus_kinske

2回目の『ジョン・ウィック』を観てきたのでありますが、この作品の抑制された演出には魅せられます。 滅茶苦茶な話なのに、描き方はそうではない。 『マッドマックス 怒りのデス・ロード 』同様、作り手たちが心血を注いで世界観を構築しているのが判ります。

2015-11-01 23:17:51
蔵臼 金助 @klaus_kinske

本当にこういう殺し屋たちの裏社会があって、彼らのシステムがこわれた時に、彼らがどう行動するかを丁寧に、繊細に描いていきます。

2015-11-01 23:19:37
蔵臼 金助 @klaus_kinske

殺し屋仲間のマーカスが商売道具を取り出すところをよく見てみましょう。 彼はグランドピアノの上に殺しの道具を並べるのですが、ピアノが傷つかぬよう、まず毛布を敷いて、その上にスターム・ルガーのボルトアクションライフルをそっと置きます。

2015-11-01 23:22:59
蔵臼 金助 @klaus_kinske

その時、射手の手順に乗っ取り、ちゃんとボルトを引いて、チャンバーをオープンにしてから、ピアノの上に置くのです。

2015-11-01 23:24:11
蔵臼 金助 @klaus_kinske

私の母が『ジャッカルの日』を観た時に、舌を巻いた描写がありました。 殺し屋のジャッカルは、ドゴール暗殺のために傷痍軍人に変装し、狙撃のポイントに潜入するのです。片足を折り曲げて縛り、松葉杖をついて。 杖の中には分解された狙撃銃が隠されています。

2015-11-01 23:28:41
蔵臼 金助 @klaus_kinske

ジャッカルが狙撃ポイントの部屋に入って、まず何をしたのか? 彼は長時間縛り続けて血の通わなくなった足をマッサージし、揉みほぐすのです。 「あれこそが、映画のリアリズムよ」と、亡くなった母は言っていました。

2015-11-01 23:30:51
蔵臼 金助 @klaus_kinske

『ジョン・ウィック』が荒唐無稽な話ながら、あっという間に物語世界に引きずり込まれ、魅了されていくのは、この『ジャッカルの日』と同じ緻密な映画的リアリズムに支えられているからなのだと思いました。

2015-11-01 23:32:48
蔵臼 金助 @klaus_kinske

今日、同僚に『ジョン・ウィック』がいかに面白いか力説していて、「今年観たベスト1が『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。ベスト2が『ジョン・ウィック』…」 「ベスト3が『キングスマン』」と言おうとしたら、「頭の悪い人が選んだベストみたいですね」と言われてしまいました…

2015-11-02 23:11:10