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その時、ド・ゴールは憲法を跳び越えた~「国民の声」で憲法に対峙したフランスの例(井上武史氏の論考を中心に)

ほぼ1カ月前のツイートです。その当時からまとめたいと思っていましたが、やりこそねていました。 いま、まとめを行うのは基本、偶然ですが、くしくも本日、軍政下で定められ外から見ると種々の問題があるように見える憲法の下で選挙に大勝したミャンマーのアウンサン・スーチー氏が、その憲法に対してどう対峙するのか?に注目が集まっています。そことの関係も、ちょっと念頭に置きました。さらにスペイン・カタルーニャの独立と憲法の関係も…
法律 法律学 戦後史 井上武史 法哲学 憲法制定権力 憲法 フランス ド・ゴール ミャンマー 近代史
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
サムネイル反映用に、写真を冒頭に入れておくです(さしかえ) その時、ド・ゴールは憲法を跳び越えた~「国民の声」によって憲法に対峙したフランスの例(井上武史氏の論考を中心に) - togetter.com/li/898818 pic.twitter.com/iUfcvSf2fp
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gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan
サムネイル反映されるよう、写真を冒頭に入れておくです。 その時、ド・ゴールは憲法を跳び越えた~「国民の声」によって憲法に対峙したフランスの例(井上武史氏の論考を中心に) - togetter.com/li/898818 pic.twitter.com/DN74X9jwg7
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α @snjiru7
@inotake77 橋本基弘氏が「憲法は、立憲主義の考え方を実現するルール」といくら言ってみても、井上武史憲法学によればしょせん「立憲主義」概念は憲法の性質を判定する概念にすぎず、為政者が憲法を無視して政治を行うのは単なる憲法違反であって、立憲主義とはなんの関係もない。
Ken(海原健叡) @kaibarakenei
立憲主義をどう捉えるか学説は多岐にわたるところ、井上武史は自分と異なる理解をする人を「分かっていない」と評しておきながら、後に同様の学説の存在を指摘されたら「考え方は人それぞれ」と言い出すあたり、学者の権威だけで喋っているとしか。@shinjir7 @inotake77
α @snjiru7
@kaibarakenei ほんとに、そう思います。
Ken(海原健叡) @kaibarakenei
井上武史は私に対しても「素人だから分からないのは仕方がないけど...」と、学者の権威をアピールしていた。また最高裁元長官の意見を参照するのは無関係な権威づけだとネガキャン。どうも、権威というものに酷く敏感なお人らしい。@shinjir7 @inotake77
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
かつてド・ゴール仏大統領は憲法改正手続を無視して直接国民投票を通じた憲法改正を試みましたが提訴を受けた憲法院は国民投票の結果は国民主権の表明であるとして判断せず「違憲」の憲法改正が実現しました。ですが立憲主義違反との批判は見ません。 twitter.com/shinjir7/statu…
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
そもそも「立憲主義に違反する」は外国語にどう訳すのでしょうか。ご存知でしたらご教示ください。私が勉強したフランス憲法学でそのような趣旨の文章をみたことがありませんので。 twitter.com/shinjir7/statu…

一部、関連しています。

『「立憲主義違反」と「憲法違反」の区別が理解されていない』~憲法学者・井上武史氏らのツイートから - Togetterまとめ http://togetter.com/li/880821

井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
アメリカでは同性婚が最高裁の判決で認められましたが、フランスでは法律で実現しました。こうして見ると判例の国と法律の国というそれぞれの国柄が表れているような。もちろん、他の要因もあるでしょうが。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
逆に、クロアチアでは憲法改正によって同性婚が禁止されましたね(2013年)。約66%の人が同性婚に反対したそうです。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
憲法改正のハードルは統治者が頑張れば乗り越えられるくらいに設定するのが合理的な仕組みだと思います。ハードルがあまりに高ければ迂回されるか、最悪の場合は権力によってハードル自体が壊されるでしょう。1962年にドゴールがやったのは後者。権力とはそういうもの、という認識も必要でしょう。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
その意味で、事の良し悪しは別とすれば、政府が憲法改正でなく、内閣法制局長官人事への介入、閣議決定、法律制定というプロセスを選択した主たる原因は、2013年の96条先行改正論の頓挫に求められるでしょう。今回の手法は少なくとも統治者にとっては目的達成のための合理的な選択ではあります。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
統治者としては法律を通すだけでこれだけの政治的資源を消費しなければならないのに、それよりはるかにハードルの高い憲法改正を政策実現のための手段として選択することは、最高裁の違憲判決を乗り越えるためなどの事情がない限り考えにくいでしょう。繰り返しますがこれは良し悪しの問題とは別です。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
統治者の行為を批判・非難することももちろん大事ですが、われわれの憲法が良い統治システムを備えているかどうかを不断に検証することも憲法学者の役割だと思います。立憲主義はその一つの指標ですが、最近では統治の合理性や迅速性なども課題であるように思います。
「1962年のド・ゴール」
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
①大統領選挙につき、国会議員・地方議員などによる間接選挙制を改めて、国民による直接公選制を導入するため、1962年ドゴールは正規の改正手続(89条)でなく、法律の国民投票(11条)に関する手続を利用して憲法改正を実現しました。 twitter.com/hiro_orchid_ra…
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
②その理由は、正規の憲法改正には議会の承認が必要であるところ、直接公選制の導入は議会の権限を縮小するものであるため、議会の承認を得られる見込みがなかったからでしょう。国民投票の結果、ドゴールの憲法改正案は大差で可決されました。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
③実現された憲法改正は直ちに憲法院の違憲審査権に付されましたが、憲法院は、国民投票で採択された法律は国民主権の直接の表明であるため、判断権がないとしました。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
④なお改正案つき、コンセイユ・デタは事前審査にて憲法違反のおそれがあるとの意見を付しましたが、政権に無視されたことが伝えられています。対抗措置としてコンセイユ・デタが秘密のはずの意見をマスメディアにリークしたため国会で政治問題化し、ドゴールの怒りを買ったとも言われています。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
⑤長い伝統をもち一定の独立性や身分保障があるコンセイユ・デタでも政権に袖にされるのですから、あとは言わなくても推し量るべきでしょう。なおコンセイユ・デタがたいていの憲法改正案に否定的な評価を下していたことについては、「憲法院とコンセイユ・デタ」法律時報をご覧ください(宣伝)。
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961
民衆の実力によらないものを「革命」と呼び軍隊の実力によらないものを「クーデター」と呼ぶことが許されるのなら、ド・ゴールのやった憲法改変こそ「クーデター」と呼ぶにふさわしいのではないか、と思ってきた。その確信が、ますます深まった。
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961
ただ、そうやって概念を拡げてしまうと、「既にクーデターによって憲法が改変されたのだから、憲法学の対象は、その改変後の憲法だ。『八月革命』後の憲法学が根本的に変わったのと同様、クーデター前の憲法は、単なる憲法史の対象に過ぎない」となりかねない。非常に危険な議論だと思っている。
玉井克哉(Katsuya TAMAI) @tamai1961
そこに主唱者が気づいていないはずはないのだが、そうした結論を呑んでいるとは、とうてい思えない。それに、議論を一貫させようとするなら、危険性は、今回だけでなく、未来永劫に及ぶ。これまで、あまり言及しなかったゆえん。
井上武史 Takeshi INOUE @inotake77
ミッテランは58年憲法とドゴール体制に反対し著書で「永続するクーデタ」を宣言しましたが、81年に大統領に就任すると強い大統領を定める憲法の恩恵を一番受けました。今ではミッテランから政治責任が曖昧になったと左派からも攻撃される始末。 twitter.com/tamai1961/stat…
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コメント

gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2015年11月11日
タイトルに井上武史氏の名前を入れました
Muji @ togetter憲兵隊 @643Myshelf 2015年11月11日
前から思ってる疑問なのだが、「憲法」の研究って、純粋な「法学」の手に余るのでは。
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2015年11月11日
まあ憲法っぽいものを取り入れている諸外国の言語できないと難しいでしょうね、憲法の研究。スターリン憲法も含めて。
欠点’s @weakpoints 2015年11月11日
643Myshelf しかし他に担い手(学術分野?)もいまい、憲法の創造的な部分は担いたい奴が声をあげればそれでいいと思う。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
井上先生はもちろんすべて承知の上で無知な論者の誤解を狙っておられるのでしょうが、フランスの憲法史は極めて特殊で、これまでに27回も改正されている。typoじゃないですよ。27回。「仮に手続に瑕疵があるとしても、紛いなりにも国民の意見を反映したものであり、不都合があれば再び改正すれば足りる」くらいの考え方を持っている。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
27回も気軽に改正している憲法の改正手続と、不磨の大典とすら呼ばれ70年間一度も改正したことのない日本国憲法を単純に比べることは、あえて誤解を狙っていると解釈する他ない。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
極めて特殊なフランスの憲法のうち、よく知られているのがヴィシー政権時の憲法。「全権力をペタン将軍に委任する」たった1条だけ。こんな特殊な国と、単純に比べられる訳がない。 http://bit.ly/1iUaluu
なんもさん @nanmosan 2015年11月12日
なにしろフランスはかたちの上ではナチスドイツに正式に降伏した正統政権をド・ゴールの亡命政権が乗っ取った国ですからね。英雄的に語られていたレジスタンス運動も、たしか1977年にハーグ陸戦協定が改正されるまでは、交戦規則上グレーというかはっきりアウトな存在でした。つまりは憲法うんぬんよりド・ゴールという存在自体がアンタッチャブルだったり。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
『そもそも「立憲主義に違反する」は外国語にどう訳すのでしょうか。ご存知でしたらご教示ください。私が勉強したフランス憲法学でそのような趣旨の文章をみたことがありませんので。』とのことですが、仏語なら"non-respect des principes constitutionnels"、英語なら"Violating the constitutional principle"など多数の用例があります。まさか井上先生がご存じない訳はありませんので、アホの振りをするインテリ芸の一種と思います。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
繰り返しますが、フランス憲法史は極めて特異であり、他国にそのままあてはめることが出来るような性質のものではありません。井上先生の学説は、安保法制に関する見解をはじめとしてわが国の一般的な憲法学における学説と異なる部分が多く、いわゆる「単独説」「一人説」とされる傾向があります。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
朝日新聞社が憲法学者に対して行ったアンケート調査における井上先生のコメントで「学説の価値は多数決や学者の権威で決まるものではありません。」とおっしゃる通り、学説の価値・学説の正しさは、学者の多数決や権威で決まるものでないと、私も思います。ですが多くの憲法学者から「井上説は説得力に乏しい」と扱われた事実に背を向けるべきではないと、私は考えます。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2015年11月12日
nanmosan まさにその、ドゴール政権が権力のみならず正統性まで、まるごと奪取したこと自体が『「我ら人民」が出てきて「これぞ人民の意志」と宣告』し『そのあとで憲法学者にできるのは、「あのとき革命が起きた」と振り返って呼ぶことだけ』ってやつですかね。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2015年11月12日
_zhy_a https://twitter.com/takehiroohya/status/330220905437462528 を考えると「どの国も、それぞれに特殊である」ということではないでしょうかね。
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2015年11月12日
_zhy_a nanmosan 一方でそう言えば、かつて「朝まで生テレビ」に出演したフランスの知識人が「日本の民主主義は遅れている。独裁政権だ(大意)」と批判した時、「いまの先進国で、構造上も実際上も、一番独裁的なのがフランスですよ(大意)」と、なつかしい栗本慎一郎が反論していたことがありました。
九十九 @hakqq 2015年11月12日
特殊性で言ったらケツを舐めるだけの日本の憲法学も特殊だわなぁw
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
日本国憲法への「改正」手続については、ポツダム宣言の受諾により主権者が天皇から国民に移譲することの承認があったとして、これと矛盾する大日本帝国憲法がその時点で失効する法的意味における革命があったと擬制し、便宜のため「改正」手続をとったとして日本国憲法制定過程を説明する八月革命説が通説とされています。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
他国の改正手続違背についてあまり詳しくないので深く立ち入る能力を持ちませんし、またご存じの通りそのような他国と比較する検証行為自体、比較憲法学として独立の学問領域を形成する程度に難解であり、とても素人が軽々に踏み入れることが出来るような簡単な議論でないと思います。ただ、「どの国も特殊」として差異を矮小化することには私は慎重でありたいと考えます。
ハドロン @hadoron1203 2015年11月12日
確かに現行の日本国憲法制定の手続きには疑義が残る。議会の承認を得たとはいえ、GHQの統治下で米国の意向が強く反映されているし、主権者たる国民による議論の末に作り上げたとはとても言えない。いわゆる属国型の憲法であり、それが祖法化したまま今に至っているのが現状だ。
雑兵A @_zhy_a 2015年11月12日
いわゆる「押しつけ憲法論」は、蒸し返す価値のない議論です。およそ考えつくような論点は、既に議論済みですから。
まるちゃん@大湊警備府 @malchan1224 2015年11月12日
たかだか人間の考え出したものが「不磨の大典」扱いされる時点で底が知れてると思うわ(苦笑
ハドロン @hadoron1203 2015年11月12日
malchan1224 まったく同意。マッカーサーに指示されて、草案作成から国会で承認されるまで8ヵ月しかかけてない代物だからな。ただ、そうでもしないと新憲法なんて制定できなかった、とも思えるわ。国民の議論なんて尽くしてたら、小田原評定よろしく何十年経っても結論なんか出ないに決まってる。
緑川⋈だむ @Dam_midorikawa 2015年11月12日
憲法ってのはいつから「手段」から「目的」に変わったんだろうなあ
s.j. @uo_kawa 2015年11月12日
帝国憲法から日本国憲法への改正によって、東大の美濃部先生の憲法改正限界説ではなく、京大の佐々木先生の改正無限界説に軍配が上がっているのに、どうして八月革命説等と言う妙なものが通説とされるのだろうか。昭和20年8月15日に革命が起きたとか、どう歴史を見てもそんな事実は見当たらないのに。いくら考えても理解できないんですよね。
一条和城@C97はどこかにいます @ichijou_kazuki 2015年11月13日
非常に乱暴な言い方をしてしまうと「立憲主義」というのは国家の専横を抑止するための一つの規範であり、近代憲法学もその前提のもとに存在するものであるけれど国家というのは時折その枠を飛び越えてしまうって事なのだろうねえ。その飛び越えてしまうというエネルギーに対して飛び越えない前提の学問はあとから「そんな事があった」としか語る事は出来ない…ってね
gryphon(まとめ用RT多) @gryphonjapan 2015年11月13日
憲法と「人民の意志」の対決例として、カタルーニャ独立に関する話題を加えました。
ゴマすりクソバード@たつき監督を返せ! @animefigure3d 2017年10月12日
法治主義は現代社会を支える重要な要素だが、その憲法を含む法律でさえ、広く社会から支持されないと有名無実化され無視される。自衛隊という「軍隊」は様々な解釈によって合憲であると詐称されているが、明らかに憲法違反の存在だ。だが、広範な国民の声が憲法を捻じ曲げて、その存在を許している。
sukebenayaroudana @Sukebenayarouda 2017年11月14日
ichijou_kazuki 基本的に憲法学や法律学は起きてしまったことを正当化する学問するですからね。政治の劣位にあるものですよ。
米喰う兄貴@戯言の人w @kome0423 2017年11月14日
何にしろ国民の意志と権力の意思が合致しその証を示せば憲法さえも乗り越えられる……それを阻むものはない最高意思なのだから
言葉使い @tennteke 2017年11月14日
このまとめって「〝立憲〟民主党?新しく憲法作るの?」「www立憲と立憲主義の違いもわかんねーのか!憲法に立脚した立憲主義を略しての立憲に決まってんじゃねーか!」枝野「いわゆる護憲政党ではありません」の一連ギャグの二年前にまとめられたのか。
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