ヨーロッパのクリスマス菓子の歴史を毎日紹介【アドベントカレンダー風】

毎日一つのクリスマスのお菓子と由来や歴史について25日までツイートしたまとめfです。 15日 シュトレン (ドイツ) 16日 バニラキッフェル(オーストリア) 17日 トゥロン (スペイン) 18日 レイマトレズ (アイスランド) 続きを読む
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tenpurasoba @tenpurasoba4

【18日】レイマトレズ【アイスランドのクリスマス菓子】 レイマトレズとは薄く丸いパンに綺麗な切込みを入れてあげたアイスランドのクリスマス菓子です。 Laufabrauð #flickr flic.kr/p/4eFqDS pic.twitter.com/UFn8qPkqHh

2015-12-18 23:15:29
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写真(Brian Suda CC BY 2.0) 葉のパンや雪の結晶ケーキともよばれるこの綺麗で素朴なお菓子とアイスランドの歴史について今夜はご紹介します。

2015-12-18 23:17:03
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作り方 ・小麦粉にベーキングパウダーをよく混ぜる ・熱した牛乳にバターを溶かし粉に混ぜる。 ・生地をこね薄く伸ばし丸く切る ・布の上にのせ一つ一つナイフで切り込みを入れる(テーブルを囲んで家族でやる) ・羊のラードで揚げる pic.twitter.com/wJVQ7QZ5Nm

2015-12-18 23:20:56
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こちらのビデオではレイマトレズを作って行く様子を見ることができます。 Laufabrauð - How to make it - Cómo hacerlo youtu.be/v4zzvVgvtOU @YouTubeさんから

2015-12-18 23:21:37
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由来 1736年の文献に紹介されたのが初とのこと。当時冬のアイスランドで小麦粉、砂糖や塩を入手するのは地理的に難しいくその中で工夫した結果生まれたお菓子のようです。19世紀まで北部のみで作られてましたが今日では全域で作られてます。 pic.twitter.com/8u5lqwnEml

2015-12-18 23:26:03
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アイスランドの歴史 中世アイルランドの書籍「植民の書」によるとノルマン人探検家のインゴールヴル・アルナルソンが874年にレイキャヴィークに農地を開拓したのが入植の始まりと言われています。 pic.twitter.com/FgW5qPyJ0q

2015-12-18 23:30:39
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930年には世界初の近代議会とも言われるアルシングが開催され今日も続いてます。当時、彼らは古代北欧神話を信仰していました。10世紀末頃にキリスト教が伝わり対立の末1000年のアルシングを介してキリスト教を信仰するようになったそうです pic.twitter.com/ZFBcknDV4x

2015-12-18 23:37:36
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その後12世紀からアイスランドは数百年間植民地となります。カルマル同盟や同君連合などデンマークとノルウェーの連合した支配領域の一部に入ってました。20世紀に入り自治を獲得し1944年独立国となりました。 pic.twitter.com/vmTlt6zLPG

2015-12-18 23:43:06
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そのような苦難の中でも少ない材料から楽しい飾りのようなお菓子を作り家々でクリスマスを祝っていたのでしょうか。最後に様々なレイマトレズを見ることができる動画を紹介いたします。 Laufabrauð youtu.be/Ot_mHHrTPXU @YouTubeさんから

2015-12-18 23:45:31
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写真出典 flickr.com/photos/suda/21… by Brian Suda CC BY 2.0 de.wikipedia.org/wiki/Datei:Lau… by Rögnvaldur Jónsson CC BY 2.0

2015-12-18 23:49:27

19日のクリスマスのお菓子 - パネットーネ - イタリア

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【19日】パネットーネ【イタリアのクリスマス菓子】 ドライフルーツがたっぷり入ったドーム型のブリオッシュ生地の菓子は、イタリアの代表的なクリスマス菓子です。 今夜はパネットーネについてその由来と共に紹介します。 pic.twitter.com/KLSOvKyoty

2015-12-19 23:00:44
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またパネットーネとよく似たイタリアのクリスマス菓子にパンドーロというものがあります。こちらにはドライフルーツが入っていません。 パネットーネはミラノ発祥と言われパンドーロはヴェローナのクリスマス菓子だそうです。こちらも軽く紹介します pic.twitter.com/cUJJKXcgK7

2015-12-19 23:03:16
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どんなお菓子か 水、小麦粉、卵、砂糖、パネットーネ種の酵母を混ぜて生地をこねます。そこに砂糖漬けのドライフルーツ、レーズン、プラム、オレンジピールを混ぜ込み、ドーム型や円錐形に焼き上げたものがパネットーネです。 pic.twitter.com/HqviLm56zX

2015-12-19 23:07:36
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どんなお菓子か パンドーロ 一方、パンドーロの方も生地は似たような材料でブリオッシュ生地を作ります。材料は、小麦粉、砂糖、卵、バター、ココアバター。それらを混ぜてこね、星の形をした型に入れて焼き上げます。 pic.twitter.com/SJzpekol14

2015-12-19 23:11:47
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由来 パンドーロ  このパンドーロ。ヴェローナ発祥と言われていますが、オーストリアにあった菓子がイタリアに入りアレンジされたという話もあります。時期などについてははっきりとしたことは分かってないようです。

2015-12-19 23:13:19
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由来 パネットーネ  一方、パネットーネの方には発祥や起源について2つの代表的な起源説話があるようです。 1つ眼はある小さな恋のお話 2つ目は緊急事態に機転を利かせたお話 さてどんなお話でしょう? pic.twitter.com/HLo98PU29P

2015-12-19 23:24:10
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中世ミラノの郊外にウゲットという鷹匠がいました。彼はパン職人トニーの娘アルジーサに夢中。近づくためトニーの弟子となった彼は相棒の鷹を売りその金で上質の小麦粉、卵、レーズンなどを買い新しいお菓子を発明。飛ぶように売れて以来銘菓となった pic.twitter.com/Xrx1ej8UTV

2015-12-19 23:35:41
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これがパネットーネの起源のお話その1です。恋のために職も変え大事な相棒も売り払うとは相当な覚悟と情熱があったことを感じますね。パネは「パン」でトーネは「トニーの」。パネットーネは「トニーのパン」という所から生まれたお話と言われてます pic.twitter.com/n0MNDVRsUL

2015-12-19 23:37:58
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スフォルツァ統治時代の権勢を誇ったミラノ。宮廷付きの菓子職人は晩餐会に出すお菓子を全て焦がす緊急事態に!とそこへ皿洗いトニーが余った材料の小麦やレーズンで菓子作りを提案。その余りの旨さに公爵は名前を尋ねます。職人は「トニーの菓子」と pic.twitter.com/8p5wEndhAS

2015-12-19 23:43:04
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こちらも「トニーの菓子」と言う所から生まれた説話のように見えますね。 この2つのお話がパネットーネの起源としてよく語られているそうです。

2015-12-19 23:44:24
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15世紀ミラノではパンギルドにおいて貴人や富裕層向けの白パンを作る者と下層階級向けの黒パンを作る者を厳格に区別する法令がありました。しかしクリスマスの日だけは、階級の貴賎関係なく皆小麦粉と卵のお菓子を焼き食べる事が許されてたそうです pic.twitter.com/GVqrhEDOnz

2015-12-19 23:47:56
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パネットーネをクリスマスに食べる習慣はこのあたりにあるのかもしれません。 また、蜂蜜を入れて柔らかく焼き上げたパンは古代ローマ時代にもあり起源は古代ローマまで辿れると主張する人も居るようです。同様な主張はパンドーロでもプリニウスを引用する形で行われているようですね。

2015-12-19 23:51:11
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