八尾のキツネ
books.google.co.jp/books?id=wvZhT… 「おなじくふしぎのあらたなる御れいむ(霊夢)あり 八ほ(尾)のきつね、うちの御宮の方よりきたり云々」
2015-04-06 16:37:26サトリ
伊藤龍平『江戸幻獣博物誌』に、心を読み取る妖怪について「鳥山石燕は『今昔画図続百鬼』でこの妖怪を「覚(さとり)」と命名し」たと書いているが(p. 30)、僕の調べただけでも1(3)つ石燕以前に「サトリ」と言及している文献がある。創作妖怪でもないのにこう言われるのはなぜだろう?
2015-10-07 17:50:19サトリの話、基本的なリファレンスツールである『日本昔話名彙』の「さとりのわっぱ」の最後に、『越佐叢書』第6巻に所収の「越の風車」に「サトリという山の獣の話」が載ってると明記されているのだが、妖怪関係の本でこれを実際に参照したものは皆無である模様。
2015-10-09 02:07:49九千、九万
江戸時代のヨーロッパ産怪物
ヨンストンの翻訳『阿蘭陀禽獣虫魚図和解』にはグリフィンが「ゲレイヒプ・ホウゴル」とあり、この原語はGrijp-Vogelだとのこと。「説にゲレイヒプは"つかむ"事、ホウゴルは"鳥"の事なり。け様のもの未見と云」(『江戸時代の蘭画と蘭書 上』p. 116)。
2015-12-25 19:26:292006年にあった「化け物の文化誌展」で展示されてるのを見て以来、ずっと気になっていた「江戸時代のプリニウス和訳」について、2014年に出たこの論文(ci.nii.ac.jp/naid/120005501…)でけっこう詳細に取り上げられているのをたまたま知った。
2016-01-05 18:09:18そしてこの論文の著者の一人が「江戸時代のプリニウス」という文章を1994年に書いてたことも知った。 2006年当時は検索しても全然出てこなかったなあ……。なんだかんだネットは充実してきてると実感。
2016-01-05 18:10:26日本での「ベヘモト」の初出か? 18世紀末の『北槎聞略』に「ゼヲガラヒに云韃靼海……浜に異獣ありベヘモツトと云」 kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
2015-12-30 04:15:52『西洋雑記』
日本に伝わったキマイラについての意外なこと: 山村才助『西洋雑記』によると、キメラという山があり、そこに獅子と山羊と竜を合わせた異獣がいて、これを名づけて「ヘッレロホンといふ」。
2015-12-21 00:48:25付喪神
大国隆正の『死後安心録』(1850年前後?)にはヘンな付喪神論があるなあ。「日本国にて附喪といふは、万物につきてあやしみをなすものの総名にて、これにまたさまざまの差別あり。天狗も附もがみなり。狐狸もつくもがみなり。疫病神・貧乏神・疱瘡神みな、人に附も神なり」。ああ古神道
2015-12-21 20:50:40大国隆正の『死後安心録』の付喪神論のとこ あと、2ちゃんにコピペされてた「神道って……」の部分 pic.twitter.com/5iWRY4IDc1
2015-12-24 02:38:09延宝9年(1681)の『増補大和言葉』(雅語集)には「つくもかみ とは はけ物の事を云」とあるのだな。でも、この辞書の元ネタの一つとされる『匠材集』(慶長2/1597)には「老人のかみなり」とあるのか。
2015-12-26 18:20:37この論文のpdf8ページ目にも、別書名のものだがほぼ同じ記述あり。 dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstre…
2015-12-26 18:26:45