幻想動物・妖怪 小ネタ集

ツイッターで断片的に紹介してきた、幻想動物・妖怪についての小ネタをまとめてみた。 一般の妖怪本・モンスター本には出てこないような話が多め。
11
前へ 1 ・・ 5 6 次へ
toroia @toroia

17世紀前半のはみつかるけど、すばり室町のはなかなかないなあ。

2015-04-12 18:35:58

八尾のキツネ

toroia @toroia

books.google.co.jp/books?id=wvZhT… 「おなじくふしぎのあらたなる御れいむ(霊夢)あり 八ほ(尾)のきつね、うちの御宮の方よりきたり云々」

2015-04-06 16:37:26
toroia @toroia

「八」なんだ。吉兆としての多尾狐かな。

2015-04-06 15:27:18

サトリ

toroia @toroia

伊藤龍平『江戸幻獣博物誌』に、心を読み取る妖怪について「鳥山石燕は『今昔画図続百鬼』でこの妖怪を「さとり)」と命名し」たと書いているが(p. 30)、僕の調べただけでも1(3)つ石燕以前に「サトリ」と言及している文献がある。創作妖怪でもないのにこう言われるのはなぜだろう?

2015-10-07 17:50:19
toroia @toroia

サトリの話、基本的なリファレンスツールである『日本昔話名彙』の「さとりのわっぱ」の最後に、『越佐叢書』第6巻に所収の「越の風車」に「サトリという山の獣の話」が載ってると明記されているのだが、妖怪関係の本でこれを実際に参照したものは皆無である模様。

2015-10-09 02:07:49

九千、九万

toroia @toroia

九千坊は河童だけど九万坊は天狗なのか。

2015-10-04 11:48:50

江戸時代のヨーロッパ産怪物

toroia @toroia

ヨンストンの翻訳『阿蘭陀禽獣虫魚図和解』にはグリフィンが「ゲレイヒプ・ホウゴル」とあり、この原語はGrijp-Vogelだとのこと。「説にゲレイヒプは"つかむ"事、ホウゴルは"鳥"の事なり。け様のもの未見と云」(『江戸時代の蘭画と蘭書 上』p. 116)。

2015-12-25 19:26:29
toroia @toroia

2006年にあった「化け物の文化誌展」で展示されてるのを見て以来、ずっと気になっていた「江戸時代のプリニウス和訳」について、2014年に出たの論文ci.nii.ac.jp/naid/120005501…)でけっこう詳細に取り上げられているのをたまたま知った。

2016-01-05 18:09:18
toroia @toroia

そしてこの論文の著者の一人が「江戸時代のプリニウス」という文章を1994年に書いてたことも知った。 2006年当時は検索しても全然出てこなかったなあ……。なんだかんだネットは充実してきてると実感。

2016-01-05 18:10:26
toroia @toroia

プリニウス経由のグリフィンは「キリフーン」なのか。

2016-01-05 19:41:20
toroia @toroia

日本での「ベヘモト」の初出か? 18世紀末の『北槎聞略』に「ゼヲガラヒに云韃靼海……浜に異獣ありベヘモツトと云」 kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2015-12-30 04:15:52

『西洋雑記』

toroia @toroia

日本に伝わったキマイラについての意外なこと: 山村才助『西洋雑記』によると、キメラという山があり、そこに獅子と山羊と竜を合わせた異獣がいて、これを名づけて「ヘッレロホンといふ」。

2015-12-21 00:48:25
toroia @toroia

西洋雑記にでてくる「エジパンス」はアイギパンのことだな。

2015-12-23 18:02:43

付喪神

toroia @toroia

大国隆正の『死後安心録』(1850年前後?)にはヘンな付喪神論があるなあ。「日本国にて附喪といふは、万物につきてあやしみをなすものの総名にて、これにまたさまざまの差別あり。天狗も附もがみなり。狐狸もつくもがみなり。疫病神貧乏神疱瘡神みな、人に附も神なり」。ああ古神道

2015-12-21 20:50:40
toroia @toroia

隆正にしても、ツクモガミが幸をもたらすことがある、みたいな、ゆるふわアニミズム解釈はしてないんだよな。

2015-12-22 00:05:57
toroia @toroia

大国隆正の『死後安心録』付喪神論のとこ あと、2ちゃんにコピペされてた「神道って……」の部分 pic.twitter.com/5iWRY4IDc1

2015-12-24 02:38:09
拡大
拡大
toroia @toroia

延宝9年(1681)の『増補大和言葉』(雅語集)には「つくもかみ とは はけ物の事を云」とあるのだな。でも、この辞書の元ネタの一つとされる『匠材集』(慶長2/1597)には「老人のかみなり」とあるのか。

2015-12-26 18:20:37
toroia @toroia

この論文のpdf8ページ目にも、別書名のものだがほぼ同じ記述あり。 dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstre…

2015-12-26 18:26:45

百鬼夜行絵巻のシロウネリ

前へ 1 ・・ 5 6 次へ