「問題意識」とは何か
伊藤修一郎『政策リサーチ分析入門』ではビッグ・クエスチョンをtype A question,それをブレイクダウンしたリサーチ・クエスチョンをtype Bクエスチョンとして紹介されています.「お前のtype A クエスチョンつまらん」という意味で「問題意識がない(低い)」というかも
2016-03-30 08:56:00科研の申請書なんかでは特にそうですね.研究書でも読者層を広げようと思えばそうならざるを得ない. twitter.com/kankimura/stat…
2016-03-30 08:57:15実証手続きは堅実で,しかし多くの人をひきつけるtype A questionにきちんとつなげられるかというのがキモなんでしょうね.
2016-03-30 08:59:12@myamadakg @toruoga0916 私が習った先生はresearch questionとpuzzleを区別していました。実証分析では著者の「問題意識」という主観的要素は特に重視されるべきものではないかと。「雨の日は投票率が下がるか」といった研究はパズルがないと言ったり
2016-03-30 09:00:34@Puku_Pukuro @toruoga0916 「雨の日は投票率が下がる」は発見としては面白くないわけですよね(そういう論文書きましたが^^;;).より重要なのはその低下が何をもたらしたか,であると.
2016-03-30 09:02:36@Puku_Pukuro @toruoga0916 雨は説明変数の1つですけどね.データとるために気象庁通ったりw.
2016-03-30 09:08:33@myamadakg @toruoga0916 だけども 問題は今日の雨 傘がない♪ 行かなくちゃ♪ 君に投票に行かなくちゃ♪ 区役所に行かなくちゃ♪ 雨にぬれ♪
2016-03-30 09:09:18自分の研究者としての能力を最初に評価するのは自分と問題を共有する狭い研究者集団で,まずそこで評価されないと研究者としての生存が難しい.しかしその狭い研究者集団受けする研究だと,問題意識を共有しない集団からは評価されないという辛さが. twitter.com/kankimura/stat…
2016-03-30 09:13:32だからオーディエンスによって研究の意義を異なる形ででも説明する必要が生じるわけです。本体の実証がひとつでも見せ方を変える事は出来ますから。 twitter.com/myamadakg/stat…
2016-03-30 09:23:54@toruoga0916 「『問題意識』という言葉の中にそこに止まらない曖昧さがあ」るという状況はよくわかります。最近の経済学は先に定義した意味でのMotivationの面白さは問うもののその水準では全く悩まないのでそういう人たちには「問題意識がない」ように感じられるでしょうね。
2016-03-30 09:29:14@mixingale なるほど。そういう意味での「問題意識がない」(or問題意識がないように見えてしまう)という状況はなんとなく察しがつきますね。
2016-03-30 09:33:09いまふと思ったけど、自分の場合、学会発表とか論文とかのレベルだとType Bまでで、あまりTyoe Aの話はしないかも(訊かれたら答えるけど)。自分から積極的にType Aの話しするのは単著とか(大きな話する)科研の申請書とかかなあ twitter.com/myamadakg/stat…
2016-03-30 10:45:36そいつで思い出したが,ジョン・ダワーの本に"This is called mondai ishiki, "problem consciousness""という記述があって,ああこれビッグクエスチョンというのともまた違うのな,と思った.
2016-03-30 15:59:39学生には「問題意識とかモチベーションとかそういうのは後で聞きたくなったら聞くから、取り敢えず、どこが新しいとか、どういう役に立つのかを先に説明して」って言ってしまうんだよね。
2016-03-30 16:10:12consciousnessなんだから,「お前にはそれがない」と言われてもじゃあどうしろと,という感じではあろう.
2016-03-30 16:11:34「問題意識」というのは,何をどうウジウジしたらいいのか分からなくてウジウジしている「状態」のことなんだろうね.そういうの嫌いじゃないけど.
2016-03-30 16:38:10@tkshhysh その状態から、これをどう料理しようかと「ウジウジ」するまでの段階って意外と楽しいですよね。しかしそれがある程度形になると指導教授にゼミで責め立てられる「地獄」が待っているわけですがw
2016-03-30 18:48:27「問題意識」といふ用語に留日中當惑させられた由、キャロル・グラック『歴史で考える』「あとがき」にもあったやうな。アルチュセール風のプロブレマティークとも違ひ、日本の所謂「戰後史學」「戰後思想」獨特の負荷あり。昭和初年頃に「認識不足」が流行語になったみたいな?@tkshhysh
2016-03-30 22:12:23