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御成敗式目は立憲主義?
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karuihiroshiA
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御成敗式目の立憲思想がどうたらというのがちらりと見えたので、思想信条ではなく虚偽に自動的に反応して攻撃するシステムさん出番ですよ、などと思った。
2016-04-23 20:35:15![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@goza_u1 猶々、鎌倉幕府の理非裁断に「法の支配」の歴史的性格を見出す古澤直人『鎌倉幕府と中世国家』などかつての有力説もあるので、そこらの影響かとも思うんですよね。私は、式目や理非裁断にそれを読みこんできてしまった戦後史学のありかたの方が気になります。
2016-04-23 20:38:44![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@goza_u1 や、それは私もそう思います。ただ、佐藤進一(『日本の中世国家』で「式目を基礎とする法の支配」云々と書いてます)や古澤本などの雰囲気に、水林本を経由して影響されている可能性はあると思います。
2016-04-23 20:56:40![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
立憲主義と御成敗式目の話は流れをよく把握してない、というか把握する価値もないと思ってとくに追ってないのだが、歴クラの皆さんの憤怒のツイートが次々に流れてきて、何やらただ事ではないという雰囲気が伝わってくる。
2016-04-23 21:24:25![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
御成敗式目を泰時消息から読み解けば、律令に対するアンチとしての民衆法ということも重要な問題点です。たしかにイギリス法との比較は魅力的ですが、その後の発展が違いすぎることをどう考えるかです。それがウェバーのいう封建制の問題点です。
2016-04-23 22:46:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
@bonteno そもそも法治主義や立憲主義があるのかどうか、あるとすれば具体的にどうなのか、ということをやらねばです。小路田さんの本に池田さんという方が批判していますが、それも当たっていません。というのは、慣習法の概念を知らないからです。ほんとつらい。
2016-04-23 23:52:21![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
少し真面目に。立憲主義なるものの淵源が日本中世に遡るって話。一般的な史料解釈からは外れるのだろうから、ある種の分析概念として扱うという手はあるかと思う。ただ、その場合、中世から現代まで立憲主義が通底してるということを示すことで、何か新しい視角が提示されないといけない訳で。
2016-04-24 00:14:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
立憲主義とやらが日本中世に遡るのであれば、例えば、御成敗式目のいずれかの条文がマック憲法に反映していたりするのであろうか…。慣習法がある程度民法に反映していたりするのは当然のことであるが…。
2016-04-24 00:30:12![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
御成敗式目は立憲君主がどうしたこうしたの本の人、近代史専門らしいんだけど、Wikipediaの著作欄見ると古代史とかの本がちらほら見えるあたりですでにきな臭い。読んでないけどこいつはダメだろ〜って臭いしかしない…
2016-04-24 00:40:54![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
ネット書店である本をみて「日本憲法史を変える問題作」とかあるのだが、「買い物かごに入れる」ではなくて「くずかごに叩き込む」が正しい対応だと思わずにはいられなかった。「いいこと言おうとしているんだから、どんな出鱈目でもいいのだ」には同意しません。
2016-04-24 00:49:42![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
晩年の網野さんも、資本主義の萌芽とか自由民の謳歌とか、それだけ切り取れば荒唐無稽な主張が多かったけど、やはりそこは往年の中世史研究者としての研究蓄積に裏打ちされているので凄みがあったんだよなあ。
2016-04-24 00:50:08![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
小路田本について中世史界隈が沸騰していて、まあそれはいいのだけど、読みもしないでよくもそこまで叩けるなというのが素直な感想。あとは中世史界隈の人たちの「立憲主義」理解はどの程度のものなのかね?
2016-04-24 08:59:15![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
立憲主義と言っても中世立憲主義と近代立憲主義があって、共通する特徴は国家権力を制限する法が存在することなんですが、近代立憲主義が人権の保障などをその目的とするのに対し中世立憲主義はそうではないという違いがあります。
2016-04-24 09:08:10![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
鍵:立法段階で制定者に「不磨の大典」という意識は全然なかったにもかかわらず、制定から80年後には武家社会を越えて日本社会全体に「式目への半盲目的な尊崇感」(笠松宏至)が広がっていたということを念頭に置いて、御成敗式目と日本国憲法を結びつけたのだとしたら、意外と慧眼かもしれない。
2016-04-24 14:15:17![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
神様的な話から憲法が始まるのはある意味で日本の伝統。貞永式目、鎌倉時代の武家法の第一条は、神と人の関係性についてである。これによると、神と人は共存共栄である、とされている。相互依存なので、どちらかが一方的にえらいわけではない。
2016-04-24 15:57:07![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
今日の研究会でもやったのだけれど、マグナカルタ=御成敗式目型の立憲主義と、人権宣言=日本国憲法型の立憲主義を、どちらも同じ「立憲主義」だと思って議論してるところに、歴史学と法学の断絶が呈されているだけってことない?
2016-04-24 18:53:35![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
例の「御成敗式目・日本立憲主義成立論」。 これ、一歩間違えると「我が国が最初に始めた」の 「トンでも起源説」に発展するんじゃないかと。 もっとも、明治時代にすでに「竹内文書」という トンでも起源説が主張されたのだが。
2016-04-24 19:11:17