Wassy(または銀河)さんの音楽講座~音階と音程~

同じ「ラ」でもヘルツの差があることを知って驚いた超初心者レベルの人に、現役歌姫の銀河さんが楽典の初歩を解説して下さいました。
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@elli_meri @satukilight だと思います。なのに、生活音や様々な場面で440Hzの西洋音階には出て来ない、ミとファの間の音とか聴こえて来る訳です。そういう人は、ミなの?ファなの?ってなって落ち着かず、中島美嘉さんの歌も気持ち悪い、、、ってなってしまう訳です。

2016-05-01 01:43:36
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@elli_meri @satukilight しかし、中東系の音楽では、そのミとファの間の音が存在しており、クオータートーンとかハーフフラットなどと呼んだりしています。絶対音感とはいわゆる西洋音階を基準にした場合の事なんですよね。

2016-05-01 01:51:24
micha @elli_meri

@haruginga @satukilight そうですよね~。世界には様々な音がある。。楽しいですね。

2016-05-01 10:05:28

まとめに頂いたご質問に、銀河さんに答えて頂きました。(編集の都合上さつきのひかり宛のリプ形式になってますが、ご質問宛です。)

ヒジャチョンダラ @citabow

「調号にシャープが1つついた場合~ 図には分かりやすい様にファの音のところにも#を書いて~」→これ、実際の楽譜にこの通り書かれていた場合、ソの音を鳴らすコトになるんです..「Wassy(または銀河)さんの音楽講座~音階と音程~」 togetter.com/li/968996#c268…

2016-04-30 12:13:03
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight まず、前提として楽譜で音部記号(ト音記号、ヘ音記号など楽譜の左端に書いてある記号)の横にシャープやフラットが書いてある場合、楽譜に書いてある該当する全てのシャープ又はフラットの音全てにシャープ又はフラットをつけて演奏するというルールがあります。

2016-04-30 22:14:13
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ト長調の場合、シャープが1つト音記号の横についてますね?それはファの位置についているので、ファを弾くときは#をつけて弾かないといけませんよ、という意味になります。 それをしないで、一々ファの音符の横に調号を書いたりしているとどうなるでしょうか?

2016-04-30 22:15:53
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ファが出てくる度に一々ファの横に#を書くことになりますので、譜面がごちゃっとしてしまいますよね。ト長調は#が一個だけなのでまだ良いかもしれません。では、ファドソレラに#の調号が付くBメジャー(ロ長調)だったら?

2016-04-30 22:18:13
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ファドソレラの音が出て来る度に横に#を書いていたら、それはもう譜面がごっちゃごちゃで読みにくいですよね? それを簡潔にする為に左端に#をつけて弾いて欲しい音をまとめて示すことで、一々書くのを省略してOKということになっているのです。これが前提のルールです

2016-04-30 22:20:35
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ご質問の様に音符の横に調号を省略せず表記するのは、ルール違反ではありません。敢えて書くという場合もあります。 例えば、ここは#を付けず普通のファを弾いて欲しい場合、ナチュラルという調号を付けます。写真参照 pic.twitter.com/uIy5MBuhje

2016-04-30 22:42:12
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ナチュラルには、元の音に戻すという意味があり、#(もしくはb)をとった音で演奏しなければなりません。それは左端にまとめて書いてある調号でも有効です。なのでト長調でも、ファの音の横にナチュラルがついていたら、白鍵のファを弾かないといけないのです。

2016-04-30 22:51:01
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight 調号にはまた別のルールがあります。同じ小節内では一度調号(#、b、ナチュラル)がついた音は直前についた調号のまま弾くというルールです。次の小節に移ったら、その調号はリセットされ、左端に書いてある調号の音には#(又はb)をつけるというルールに戻ります。

2016-04-30 22:54:29
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight では、ト長調の1小節の中にファの音が複数回出て来た場合を例に考えてみましょう。 写真の様になっていた場合、これは左端まとめ省略のルールが活きています。なので、演奏する時はファ# ファ# ファ#と弾きます。 pic.twitter.com/5iaDVXPppB

2016-04-30 23:01:58
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight 2小節目は2番目にナチュラルが付きました。2番目の音は元に戻らないといけないので、#を取らないといけませんね?では、3番目の音はどうなるでしょうか? pic.twitter.com/bZHkW7qaZC

2016-04-30 23:07:07
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight 先程の同じ小節内は直前についた調号が有効になるというルールが発動するので、3番目の音もナチュラルを弾かないといけないのです。なので、演奏するとこの画像の様になります。 pic.twitter.com/qR9e6T4XOH

2016-04-30 23:10:24
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight では、3小節目。小節線によってナチュラルの調号がリセットされて、再び3小節目の最初のファには#をつけなければいけません。2番目にナチュラルがついたので、またファになります。3番目の音に#が付きましたね? pic.twitter.com/fZGcC972nL

2016-04-30 23:16:05
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight この場合は、ナチュラルで戻ったファのまま弾かないで、ファに#をつけるルールに戻して!という意味になり、すなわちファ#となります。 このように元々左端に省略してある調号の音でも横に調号が付く場合があります pic.twitter.com/h14IV72j6P

2016-04-30 23:24:02
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight また、先程の2小節目と3小節目に注目してみましょう。2小節目でファはナチュラルがついて、黒鍵のファ#ではなく白鍵のファをひく事になりましたね?で、3小節目は頭からファ#を弾かないといけません。 pic.twitter.com/99VK38dhdV

2016-04-30 23:29:00
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight 2小節目がずっとファの音だったので、3小節目はファ#ですよ!と思い出させる為に親切に3番目の頭に#が書いてある場合があります。 なので、この場合もファ#を弾いて下さいという意味です。 pic.twitter.com/jQlBcumhPj

2016-04-30 23:35:13
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ですので、ご質問のお答えとしては、私がインターバルの説明をする時に「図には分かりやすい様にファの音のところにも#を書いて~」というのは、ファには#をつけるという左端にまとめて省略してあるルールを思い出して頂く為に敢えてつけた場合となりまして、

2016-04-30 23:51:31
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ファ#の音を弾いて下さいね。という意味です。 では、そうではなく、ご質問の様にソの音を鳴らして欲しいという場合はどうなるかと言いますと、ファの音の横に×の様な記号を書きます。これをダブルシャープと呼び、シャープ2つ分を表しています。

2016-05-01 00:07:55
Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight 半音上がった音の更に半音上がって下さいという意味です。すなわち、全音上になるので、この場合はファの全音上のソになる訳です。 pic.twitter.com/0XkGspi43r

2016-05-01 00:19:58
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight ちなみに、ダブルフラットもありまして、図のようになります。見てそのままフラットが二つ書かれます。 半音下がり、更に半音下がった音を弾いてという意味です。この場合、左端にbが付くような調でも、 pic.twitter.com/95sbXSlhUV

2016-05-01 00:27:10
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Wassy(銀河)@うたうたい @haruginga

@satukilight bを1つ省略するという事はありません。先程#の例で紹介した様に、この音を半音だけ下げてという意味と演奏者が勘違いする原因になり、譜面上分かりにくくなってしまうからです。なので、左端の省略を適用せず、bbを二つ書く事により全音下げてという意味にするのです

2016-05-01 00:45:56