第5回(対象年:1989年)【エア本格ミステリ大賞】選考会
- WasuiMatui2014
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@air_mys_award 今回かなりの傑作揃いで下手するとすべて◎とかになりかねないので泣く泣く相対評価にしましたが◎級の傑作だと思います。
2016-06-26 22:21:38@air_mys_award 代表作であることを認めつつも、謎に比して解決がやや劣ること、一部トリックの有名作品からの引用、吉敷の行動原理のついていけなさ(ラストのアレとか)あたりが気になって、候補作の中では一番下の評価です。
2016-06-26 22:22:02@air_mys_award 謎の造りとそれを無理やりながらも合理的な解決に納めていく手腕は素晴らしいと思います。物語の苛烈さが、運命の助けとしてある程度偶然を許容している点も悪くない。トリックは強引ですけどね。結末の締め方は僕はいいと思いましたが。ラストのあれも許容してます
2016-06-26 22:24:11@air_mys_award 自分は謎の解決における、重要な駅同士の近さというのに少し疑問を感じますし、廃線を舞台にしているというところでかなり説得力が薄く感じました。物語の最初はかなり魅力的なのですが、後半が物足りないですかね。
2016-06-26 22:27:01@air_mys_award トリックは無茶だからいいんだ! と言いたいところですが、でもその無茶なトリックによる謎が物語のスケール感を演出してますし、熱い物語にリーダビリティにもつながっている、という風にも言えるんじゃないかと。
2016-06-26 22:30:58@air_mys_award 巨人のあたりは確かにそうですね。物語としては悪くないのですが、伏線の回収がやや無理やり感が否めません。吉敷の物語という一面としては悪くないと思いますが、この作品単品としてはやはり高評価に至る◎まではいかないです。
2016-06-26 22:32:59@air_mys_award 島田荘司作品として見ればトリックの無茶さはアリですし、社会的テーマとの融合もいいと思いますが、「本格」作品として考えるとどうなのかな、と。
2016-06-26 22:34:33@air_mys_award 空と踊る男さんの言うとおり、僕も「本格」とした場合にどうなのかとは思います。どうしても違う路線の駅同士の近さっていうのはちょっとあれかな。と。
2016-06-26 22:37:39@air_mys_award 百万に一つクラスの偶然が重なってるのは、普通だったらうーんと思ってしまうのですが、犯人のそれ以前やらそれ以降の人生を思うと、一生分の運があの一点に殆どつぎ込まれたならありかなあと。
2016-06-26 22:34:33@air_mys_award リーダビリティの高さでは今回の候補作随一だと思います。ただ、強引さや無茶さを許容できる本格としての飛翔度の高さはやや弱いかなと。抽象的なもの言いですが。
2016-06-26 22:38:41