Google翻訳に任せっきりで海外レシピにチャレンジ! 第5回 スリランカのお正月レシピ
スリランカの新年のお味は?
今回作った3品を並べるとこんな感じ。
お皿に盛ってみました。いただきます!
まずはココナッツミルクのご飯、キリバット。ものすごく甘い…!ミルク粥のようなまろやかな味わいではなく、キャラメルを大量に食べているかのような甘さ。このまま食べ続けていいの!?と不安になります。
そこで、ルヌミリスを食べると、ピリリと辛い。ライムジュースの爽やかさもあり、野菜のエグみはほとんど感じませんでした。
甘いキリバットとルヌミリスを一緒に食べると、意外にも味がマッチ。セットで提供されるのも納得です。
甘い、辛い、甘い、辛いを繰り返す食べ方は、日本ではあまりない気もしますね…!
続いて、カリっと揚げたムーンキャウン。生地が失敗だったのか、ちょっと硬めでビーフジャーキーのような噛み応えに。
ただ、緑豆の香ばしい味と、甘めの衣はおいしく感じました。熱いお茶が飲みたくなる和菓子のような味わいです。
答え合わせ
今回はかなり怪しい点もあったので、レシピサイト内の動画で答え合わせをしていきます。
①キリバット
あれ、あれ…。私が作ったものより分厚い。
レシピからは一般的な厚さの具合はわからないもんなあ。
「レシピ名は『ジャスミンミックスミルクライス』なのに材料にジャスミンが入っていないのは何故?」
と思いましたが、調べてみたら「ジャスミンライス」という名前のお米があるみたいです。
気が回らず普段食べる白米を使ってしまいましたが、こだわりたい部分でした!
そして、味について本物を食べてみた人の感想を調べたところ「塩が効いて赤飯のような味わいになる」との声も見られました。
自分の調理工程を見直すと塩を入れる場面はありませんでした。
しかし、他のレシピサイトを参照すると、炊飯の時点で塩を入れるレシピが複数見つかりました。
実際のキリバットはもっと塩気のある味なのかもしれませんね。
②ルヌミリス
材料紹介のパート。
あれ!?!?ピーマンがなくて、唐辛子がおいてある…?
もしかすると、Google翻訳の「ピーマン」は「唐辛子」のことだったりして?
思いもよらぬ翻訳のブレで、ピーマンを余計に入れてしまいました。
そして、ライムはジュースじゃなくて果肉のまま使う形で良かったようです。
また、ルヌミリスのレシピを複数参照すると、「モルディブフィッシュ」という、日本でいう鰹節みたいな粉末を入れるのが定番のようです。
私が参考にしたレシピには
サバ大さじ1(オプション)
と材料欄に記載してあったので、「オプションということは、基本的には入れないのかな?」と判断してしまいましたが、むしろ魚要素は必須レベルだったみたい…。悔しい!
③ムーンキャウン
生地がなめらか!私が作ったものはジャリジャリだったのに。
ただ、調理工程はおおむね正解だったようです。生地を液体につけて揚げていく様子がわかります。
カリっと綺麗に揚がっていておいしそう!見た感じ、ふっくらもしていますね。
まとめ
これまでさまざまな国の翻訳レシピにチャレンジする中で、今回が一番難易度が高く感じました。もしかして、シンハラ語は他のメジャーな言語よりも翻訳の難易度が高めなのでしょうか。
そして、「キリバット」の厚さのように、その国の人にとって「書かなくてもわかる」部分はどうしても翻訳だと読み取れないですね…。
また、ムーンキャウンはとりわけ正解のイメージができず、「なんか失敗してそうだけど、これで合っているの?」と突き進むしかない感覚、冒険のようでした。
それでも、ほのかにですが、異国のお正月を体験できたようにも感じます。
海外の行事料理シリーズ、他にも面白いネタがありそうな予感がします!次回も乞うご期待!