驚異のビジュアル!イギリスの「スターゲイジーパイ」は美味しいのか? Google翻訳に任せっきりで作ってみた
こんにちは、千鳥あゆむです。
イギリスの独特な料理の代表例的に紹介されることがある「スターゲイジーパイ」。魚がパイから顔を出す様子は衝撃的で、日本でも有名ですよね!

実はあのパイ、現地では誰もが知る名物料理という感じではないようです。
ロンドン在住のアーティストYo Okadaさん(@yoookd)が、在英20年の中でもスターゲイジーパイを食べたことがなく、イギリス人に聞いても知らないことが多いニッチな郷土料理であるとツイートし、話題になりました。
イギリス飯マズまとめ系でよく見かける「スターゲイジパイ」、私は在英20年だけど食べたことも見たこともないんだよね。どうやらコンウォール地方のとある村の伝統料理らしいが、全く一般的ではない。イギリス人に聞いても知らない人いる。#あなたの知らないイギリス世界 https://t.co/VTVVuqZ6NA
— 𝖸𝗈 𝖮𝗄𝖺𝖽𝖺 (@yoookd) 2022年1月31日
そういわれると、どんな味の食べ物なのか気になってくる…。Google翻訳に丸投げにして、実際に現地のレシピを参考に作ってみました!
これまでGoogle翻訳を使って知らない言語のレシピにチャレンジしてきましたが、今回は前提知識がある英語が相手ということで、番外編としてお送りします。
これまでの翻訳チャレンジはこちら。
星をみつめるパイ

今回は、BBCのホームページに載っていたレシピを参考にしていきます。
お手本のビジュアルがすでに衝撃的ですね。
いつも通り、Google翻訳にレシピをコピペしていきます。(以下、引用枠が翻訳後のレシピです)
魚の頭がペストリーの皮を突き抜けて星を見つめているように見えることから、そのように名付けられました。
スターゲイジーパイは名前の通り、魚たちが星(スター)を見つめている(ゲイジ)パイなのですね!
でも心配しないでください。頭を食べないでください。魚は骨が折れているので食べやすくなっています。
パイから出ている魚の頭の部分は食べなくても良いようです。現地の人も「心配」はあるんですね…。
今回のレシピでは、ホワイトソースをパイの中に入れて、魚を飾って焼き上げるようです。パイの中身自体は突飛ではなく、おかずとして食べるパイだと考えると案外自然かも?
材料集めに苦戦!ししゃもで挑戦
今回の材料はこちら。
・30g/1ozバター
・玉ねぎ1個、細かく刻んだ
・ネギ1本、細かく刻んだ
・3つのラッシャー(燻製または非燻製)の筋状ベーコン、細かく刻んだ
・20g/¾ozプレーンフラワー
・大さじ3の辛口白ワイン
・250ml/9flオンスの魚のストック
・300ml/10flオンスのダブルクリーム
・サフランストランドをつまむ
・小さじ1塩
・小さな束の新鮮なパセリ、みじん切り
・放し飼いの卵3個、固ゆで卵2個、みじん切り、1個を殴って釉薬をかける
・200g/7ozのパイ生地
・6つの小さなサバ、頭を上にしてバタフライ(背骨と尾を外した)
・挽きたての黒コショウ
・茹でた新じゃがいもと緑の野菜
レシピサイトに載っているのは4人分のメニューです。自分ひとりには多すぎるので、今回はパイの中に入れるホワイトソースについては、少な目の分量に調整しました。
材料を並べるとこんな感じ。
結構、材料が多めになりましたね!
肝心の魚については、イギリスではサバやイワシ、ニシンなどを用いることが多いようです。また、魚だけではなく、ザリガニを突き刺すこともあるようです。
レシピサイトでは「6つの小さなサバ、頭を上にしてバタフライ(背骨と尾を外した)」と書かれていました。
用意できたのは…ししゃもです。

近所では頭と尻尾がついている魚をなかなか見つけられず。また日本で売られているサイズのサバを使うと、頭だけでパイが埋まる可能性もありそうなので…。
スターゲイジーパイでは、厳密に魚の種類が指定されているわけではないみたいなので、良しとしましょう!
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