エンゲル係数に関する雑なまとめ
2016年のスーパーマーケット販売動向(既存店) pic.twitter.com/0JpF31M2ye
2017-02-21 22:17:212016年は、うるう年により営業日が1日多くなった2月は特別としても、4月実績まで既存店ベースでも前年を超過する堅調な動向が続いていた。しかし、
2017-02-21 22:17:345月に14ヶ月ぶりに前年を下回り、その後やや持ち直したものの、8月、9月と再び2ヶ月連続で前年を下回るなど弱含みとなった。年後半の10月以降は、一転して3ヶ月連続で前年を上回り、やや持ち直しの傾向をみせた。
2017-02-21 22:17:48経営動向調査による収益DIの推移をみると、5月以降はマイナスが続いており、販売の落ち込みが大きかった8月と9月では、二桁のマイナスとなった。年の後半は販売が好調でも、収益面は厳しい状況が続いた。
2017-02-21 22:22:11これは、他業態との価格競争が厳しく利益が取りにくくなっているほか、青果や畜産カテゴリーでは、消費者の値ごろ感に沿った価格帯を維持するため、利益を圧縮して、販促を行ったためとみられる。
2017-02-21 22:22:262014年以降 景気判断DI 現状・見通し判断の推移 pic.twitter.com/3IT68dNd5R
2017-02-21 22:23:00景気判断現状判断DIは、2015年5月実績に55.1を記録した後は緩やかな悪化を続け、2016年9月には過去最低水準に迫る水準まで落ち込みをみせた。
2017-02-21 22:23:14DIがこのように直線的に低下を続けた背景には、曜日めぐりや生鮮相場などの一過性の要因以外に、経営環境が悪化を続けている実感があったとみられる。
2017-02-21 22:23:262014年以降 スーパーマーケット総売上高(既存店)へのカテゴリー別寄与率 pic.twitter.com/1xlZHcaCUp
2017-02-21 22:23:572014年以降 スーパーマーケット生鮮3部門 前年同月比(既存店) pic.twitter.com/AR5L6qNhfc
2017-02-21 22:24:25消費税率引き上げ以降、前年を超過する好調な販売動向は、生鮮品3部門の牽引が大きい。税率引き上げ前後こそ、駆け込み需要やその反動で、一般食品が販売動向に大きく寄与しているものの、その他の期間では生鮮3部門のプラス寄与が大きい。ところが、
2017-02-21 22:24:40生鮮3部門と前年同月比(既存店)2012年~15年 pic.twitter.com/MhdtgB9apy
2017-02-21 22:25:192016年 スーパーマーケット 生鮮3部門と保有店舗数別前年同月比(既存店) pic.twitter.com/X1Tvm9ZkHm
2017-02-21 22:25:53生鮮品に強みを持つ小規模スーパーマーケットは、2016年の青果相場高騰は、単価増の恩恵より、数量減のマイナス面が大きくなった可能性がある。
2017-02-21 22:26:092014年以降 来客数DIと客単価DIの推移 pic.twitter.com/AZj5CvKzdb
2017-02-21 22:26:482015年5月をピークにして、2016年9月まで悪化を続けた景気判断DIの動きと、客単価DIの動きが、完全に一致していることからもわかるように、客単価の動向は販売の好不調に直結している。
2017-02-21 22:27:002016年の各小売業販売動向 前年同月比の推移 pic.twitter.com/CHXiWzbxsu
2017-02-21 22:27:322016年の各小売業販売動向 2003=100 pic.twitter.com/01v9irKxvR
2017-02-21 22:27:56消費税率が引き上げられてからすでに2年以上が経過しているが、百貨店やチェーンストアは税率引き上げ前の2013年水準まで戻っていないなど、回復の遅れが目立っている。
2017-02-21 22:28:10地域別の店舗数の増減率をみると、関東以外の地域では伸びが大きくなっている。2015年1月からの2年近くで、地域により1割を超える店舗数の増加がみられる。これは、PB商品の販売強化のなかで、販売量を増やすことでさらなる製造メリット拡大の狙いがあるとみられる。
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