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【日本文学盛衰史】無事に全34ステージが終了いたしました。連日たくさんのご来場をいただき誠にありがとうございました。 次回青年団公演は、青年団第80回公演『ソウル市民』『ソウル市民1919』東京公演です。どうぞご期待ください! seinendan.org
2018-07-10 17:01:18高橋源一郎『日本文学盛衰史』。田山花袋のところまで読んだ。「布団'98 女子大生の生本番」という「趣向」と、平田オリザのペンラントその他の「趣向」(あるいは多田淳之介『カルメギ』のミラーボールその他)の異同について考える。つまり単なる「趣向」か「趣向=方法=必然」か、という。
2018-07-15 15:38:40先日の舞台の日本文学盛衰史は(公演終わったのでネタバレいいよね?)いろんな文豪の葬式の場面が続いて時間がどんどん流れる構成だったんだけど、藤村と花袋だけが毎回残されてまた次の葬式に出るんだよね…幻太郎もそういう狂言回しポジションだと私が喜びます
2018-07-15 08:02:49幸徳秋水を登場人物に選んだのね。 「日本文学盛衰史」原作も芝居も、明治の文学者を僕らの目の前に、等身大の人間としてあらわせる。凄いもの観た。そして読んだ。
2018-07-13 23:00:20大胆な仮説をたてる。そして「こころ」の(先生)は実は夏目漱石であり、(私)は若き頃の漱石自身じゃないかと。なぜ先生は自死を選んだのか。大逆事件で幸徳秋水が処刑されるのに石川が抗議の評論を出すのに漱石は抑えたことを深く後悔しているのではと。面白い推察。平田さんはそれを受けて舞台で
2018-07-13 22:54:02夏目漱石と石川啄木。平田オリザ作青年団「日本文学盛衰史」でお通夜にこの二人が出てくる。接点のない二人だと僕思ってて平田さん斬新なアイデア用いるなと感心してたんだけど、高橋源一郎の原作では朝日新聞で旧知の仲だとわかる。源さんは一歩進めて、漱石の「こころ」に出てくるKは石川啄木ではと
2018-07-13 22:47:23『日本文学盛衰史』 先週お芝居を見せていただきました。時事ネタてんこ盛りの楽しさ、痛快でした。 そしてももクロへの愛が込められてました。そこはさすがオリザさん。
2018-07-12 16:37:26ここしばらく『めぐりあう時間たち』の関係で、ロンドンに焦がれるヴァージニア・ウルフにちょっと憑依されており かつ青年団『日本文学盛衰史』に出てきた倫敦帰りの夏目金之助が、ハツラツとしてて実に可愛かったこともあって(女性の役者さんが演じてたんですよ)
2018-07-12 02:18:12日本最初のアイドル、松井須磨子とももクロ~5色のペンライトはいかにして「日本文学盛衰史」に登場したのか 青年団第79回公演「日本文学盛衰史」@吉祥寺シアター(2回目) - 中西理の下北沢通信 simokitazawa.hatenablog.com/entry/2018/06/…
2018-07-11 15:11:29ここ最近観た舞台のうち、『日本文学盛衰史』『カルメギ』『彼の男 …』あと、今週末の『満州戦線』と、いずれも近い時代を扱っている。そこに宿題があるのだと思う。
2018-07-11 07:14:27想田和弘監督の『演劇1』『演劇2』でとらえられた平田オリザの演出とはアプローチがかなり違っていたし、それはまあ原作のチョイスからして想定できたのだけれど、セリフが舞台のあちこちで同時多発するところやその言葉の強度や温度にすごく差があるところは演劇体験としてとても新鮮だった
2018-07-11 01:39:24あ、先週の青年団『日本文学盛衰史』@吉祥寺シアターはなかなかおもしろかったです。開演前から演者が舞台にいて所作をはじめていたり注意喚起のアナウンスがボケをかましていたり、劇の時間と空間にスルッと導入するところがとくに
2018-07-11 01:31:1413 出演者は皆さんよかったが、やはりほとんど2時間ずっと出突っ張りの大竹直さん、島田曜蔵さんの貢献は大きいと思いました。志賀さんの声も存在感もやはり素晴らしい。樋口一葉の小瀧万梨子さんのカッコよさをなんと表現したらいいんだろう。また松田弘子さんの無類のチャーミングさを!
2018-07-11 01:02:2112 また、平田さんの『地図を作る旅』を読んだ人の中には「躁的な楽天主義と、不屈の粘り強さ、その二つだけは私には自信があった」という印象的な一文をこの劇から思い出す人もあったのではないかと思う。というか、私は思い出した。
2018-07-11 01:00:2611 ブラック・ミュージックがその由来のひとつとするニューオーリンズのセカンドラインのリズムが死を悼むとともに希望を求めるリズムであったように、である。劇の終盤での、未来の宇宙へと場面が広がっていくところにも同じようなしたたかな希望の鼓動を感じた。
2018-07-11 00:59:3810 と、同時に全体に感じるのは明るさだ。最後ある曲がかかるあの場面が仮になくても(あって更に良かったのだが)、この劇全体が葬送のセカンドラインのパレードのようにしたたかな粘り腰のリズムで全体が脈打っているような印象で幕を閉じていったことだろう。
2018-07-11 00:59:038 登場する文学者たちやその周辺にいた者たちの会話は時に苦味に満ちたものであり、劇の後半に進むにつれてその色彩がどんどん濃くなっていく。が、明治と現代との時空を直結させたギャグ表現を含め、全体に笑いの要素にはいとまがない。
2018-07-11 00:57:347 直接は描かれないが、音楽や法制度などにおいても、明治以降ヨーロッパ由来の技法や制度が衝撃や摩擦を伴う形で導入され、外来のものと土着的なものとの二重性を帯びた形でその後の歴史が展開していったことなども想起させられた。
2018-07-11 00:57:026 (承前)そして、それが社会に流通するうちに、何事もなく以前からあったもののように見え始め、そこから思わぬ余波を社会に及ぼし始めていったことが巧みに描き出されていく。
2018-07-11 00:56:105 その、もしかしたら死者たちによる劇の中で、私たちがその巧拙は別として普段何気なく書き記すような文の筆記のスタイルが、明治の表現者たちの激しい苦闘と煩悶の下に生まれた、ある人工性を帯びたものであること、(続)
2018-07-11 00:54:31