「海の民」から読み解く日本人の起源―先史時代の海を越えた交流の歴史ー

考古学、DNA研究、言語学などから浮かび上がる日本人のルーツと、海外における先史時代の歴史研究の方法について。DNAと言語、鉄器文化にそれぞれ別の起源がある「ケルト人」などを参考にする。「チンギス・ハンのDNA」についても。
98
前へ 1 2 ・・ 5 次へ
巫俊(ふしゅん) @fushunia

戦国燕の土器が沖縄で出土! 「沖縄出土滑石混入系土器からみた東シナ海の対外交流」(宮本一夫) P81「これら沖縄で発見された燕系遺物は、遼東の移民が海路を利用し朝鮮半島西北部を目指して避難した際に、海流に流されて沖縄諸島に到達した可能性を考えることができる」 catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_…

2018-06-26 01:05:58
巫俊(ふしゅん) @fushunia

この論文を見たくなって、国会図書館(関西館)に行った覚えがありますが、いつの間にか九州大学のリポジトリで読めるようになってました。リンクをクリックすると、論文が表示されます。

2018-06-26 01:08:32
巫俊(ふしゅん) @fushunia

吉川弘文館の『よみがえる古代の港 古地形を復元する』が気になる。著者はラピタ文化が専門らしくて、チラっと読んだ限りでは、日本の航海の歴史も研究の余暇に調べたので、本にまとめたって感じでした。

2018-03-11 13:04:40
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「伊豆と海人集団(カノーを駆る人々/カヌーと古代の日本の船)」って章があるのが気になる。著者の推測によると、小笠原・伊豆諸島から南方系の人たちが移動してきて、舟文化の接触があったと見てるようですが、実際定着はしなかったものの小笠原諸島には太平洋から渡来した文化の遺物があるそうです

2018-03-11 13:21:56
巫俊(ふしゅん) @fushunia

弥生時代以降の比較的しっかりした船も、カヌーと基本的には同じ構造だという話が興味深かったです。

2018-03-11 13:23:43
巫俊(ふしゅん) @fushunia

東北アジアでは、ユーラシア西方よりも先に「土器」が発明されましたが、その理由として、土器が発生する新石器時代(日本では縄文時代と呼ばれる)の直前の北方ユーラシアの人口配分が東部ユーラシア(つまり東北アジア)に集中していたって考えると分かりやすいらしいです。

2018-05-07 12:48:08
巫俊(ふしゅん) @fushunia

現在の気候だと、ロシアの東北部分の方が雪に閉ざされていますが、時期によってはヨーロッパロシアの側が雪に閉ざされていたこともあり、その時代(旧石器時代の終わり)は東に行くほど、人口稠密だったということだとか

2018-05-07 12:50:41
巫俊(ふしゅん) @fushunia

大正時代の野外生活者(乞食)の研究によると、ナベやカマが無くても湯が作れるとあり、1「穴を掘る」2「布で覆う」3「水を注ぐ」4「火の中から取り出した石を投げ込む」と簡単な方法で水を沸騰させ、スープなどが作れたとあります。なので、西アジアの初期農耕時代には土器が普及しなかった。

2018-05-07 12:58:07
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ISに破壊されたことで知られるシリアのパルミラ遺跡からは、多数の人骨が出土してるらしいんですが、その中に1体だけ「渡来系弥生人」に極めてよく似た顔の女性の骨があり、橿原考古学研究所の菅谷文則先生のご判断によると、当時の後漢とは交流関係があり、後漢女性だとしても不自然では無いとか。 twitter.com/sweets_street/…

2018-05-30 01:52:57
巫俊(ふしゅん) @fushunia

中国と日本の古代人骨を計測している「渡来系弥生人」の研究者が、その実績を買われてシリアへと渡り、ローマ文化を享受していた当時の人骨を分析したそうです。パルミラ男性の中には、石像とともに埋葬されてる男性もいて、石像の存在を伏せて人骨の復元を専門家に依頼したところ、顔が一致したとか。

2018-05-30 01:57:43
巫俊(ふしゅん) @fushunia

天空の島は実在する(確信) 本当に浮いてました。伊勢湾の島です。 pic.twitter.com/TRlcGVYtQr

2018-06-21 20:59:52
拡大
巫俊(ふしゅん) @fushunia

実はある種の蜃気楼で、島は本物(神島)だけど、島と海面の間の空気が膨張して云々で浮いてる(錯覚)ようでした。

2018-06-21 21:01:56
巫俊(ふしゅん) @fushunia

「大昔に世界中の男性が大量死していた理由が遺伝子の研究で明らかにされる」 「約5000年前~約7000年前の間にアジア、ヨーロッパ、アフリカに住む男性の大半が死亡している時代があり、17人の女性に対し、1人の男性しかいなかったことがわかっています」 news.livedoor.com/article/detail…

2018-06-14 22:03:00
日月日 @Al_batross

これめっちゃ興味深いな、アフリカとアジアでも起きてたのか

2018-06-14 22:05:43
日月日 @Al_batross

ヨーロッパだとステップ地帯からの移住者が来てから極端に現地人の男性の遺伝がなくなるんだよな。画像はブリテン諸島のだけどある時期から激変してるんよな pic.twitter.com/qewVd46GQW

2018-06-14 22:09:47
拡大
日月日 @Al_batross

新・備忘録: ブリテン諸島の遺伝学(と言語 britannia-hibernia.blogspot.com/2018/01/blog-p… ここ数年の

2018-01-15 18:38:37
日月日 @Al_batross

@p_pakira 鐘状ビーカー文化は単一民族によって担われたわけではないものの、ビーカー文化をブリテン島に持ち込んだ集団はそれ以前のブリテン島の住民を一掃したようです。その集団がケルト語派を形成していたか、あるいは印欧祖語が遷移していく過程だったかは議論されていくんでしょうけど

2017-12-22 15:39:10
巫俊(ふしゅん) @fushunia

本屋に行ったら、『遺伝人類学入門―チンギス・ハンのDNAは何を語るか―』って新書が入荷してました。ちくま新書の新刊です。

2018-05-12 23:10:27
巫俊(ふしゅん) @fushunia

エストニアの研究チームが「チンギス・ハンのDNA」を再検討したところ、その人物の年代は「4000年前~6000年前」と推定できるする新しい結果が出たそうです。下限の4000年前は、モンゴリアや中国北部に青銅器が伝来した頃ですね。西方系の白人から青銅器を習ったモンゴロイドのDNA?

2018-05-13 18:53:25
巫俊(ふしゅん) @fushunia

著者が書いていた論文によれば、東アジアの人類集団は「父系的」で、男性よりも女性の方が積極的に移動していたと見られるとのことですが、チンギス論文はこの説を覆し、モンゴルの少数の男性の子孫が爆発的に人口増加したというモデルを出しているとか。

2018-05-12 23:23:22
巫俊(ふしゅん) @fushunia

ややこしいけど、著者は東アジアの人類のDNAを研究していて、「チンギス・ハンのDNAが世界中に拡散した説」を出したのは海外の別のチーム。著者はこのチンギス論文に自説を批判された側にあたり、かならずしもこの新説を支持してるとは限らないようです。

2018-05-12 23:19:05
巫俊(ふしゅん) @fushunia

>RT 4000年前なら、その人は「王」ではなく、非常に珍しかった初期の「金属製品」を携え、移動を繰り返していた人たちのことだと思います。ちくま新書の新刊『縄文とケルト』に詳しい説明がありました。アフリカや日本には、旅人は自由にセックスできる客人接待文化があるので、たぶんその結果

2017-05-25 00:50:51
巫俊(ふしゅん) @fushunia

松木武彦『縄文とケルト 辺境の比較考古学』(筑摩書房 、2017年) pic.twitter.com/54tIHe1zfs

2018-07-15 19:23:23
拡大
巫俊(ふしゅん) @fushunia

例えば、中公新書『古代出雲への旅―幕末の旅日記から原風景を読む』には、 幕末に出雲国の和四郎という人が、印刷された『出雲国風土記』を携えて出雲の神社めぐりをする場面があるけど、泊めてもらった村の家で深夜に目を覚ますと、14歳の娘が自分の布団で添い寝してくれていて驚いたとあります

2017-05-25 00:58:01

和四郎のそうした体験は、この家1軒だけのことなので、原始的な歓迎文化の名残りと見られます。

前へ 1 2 ・・ 5 次へ