- Uroak_Miku
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すると「書きことば」と「話しことば」は対立する概念なのかというと、そうとはいえない。たとえばドラマのなかで俳優さんが何かしゃべるのは、台本を元にしているわけです。だから耳で理解するけれど「書きことば」的といえる。
2018-10-12 08:26:34医者が患者に「腹痛ですか?」と問いかけるのは「話しことば」のようだけど実は「書きことば」の血が混じっています。 外国人の患者に「フクツウデスカ?」と問いかけても通じないけれど「オナカガイタイデスカ?」なら通じる。前者だと「フクツウ→腹痛」の漢字変換能力がいるけど後者はそうでない。
2018-10-12 08:29:56このように「書きことば」と「話しことば」は、入り乱れて共存しているわけです。 小一の国語の授業を皮切りに、私たちは慣らされていくのです。
2018-10-12 08:31:17その際に「です・ます」が、ちょうど自転車の補助輪のように重宝される。 これが後に、英語の授業でなんでもかんでも「です・ます」訳で理解してしまうという、思わぬ副作用を起こしだす。
2018-10-12 08:35:58これね、「です・ます」訳だとごくまっとうな会話に思えるのだけど… 「あなたがアンドー・サキ?」 「見ればわかるでしょ。頼むからサキって呼んでよ」 「わあ、ジュードー着。あなたはジュードー部員?」 「見てのとおりです」 なんとこうネイティヴには理解されてしまう。 pic.twitter.com/d7PeFHlhJy
2018-10-12 08:40:01こう直す Are you Ando Saki? (アンドー・サキ?) Yes, ma'am. Ando is mine. You can call me Saki. (はい先生。アンドーは私です。サキでいいです) Oh, a judo uniform. So, are you in the judo club? (ああ、ジュードー着。するとジュードー部員?) Yes, I am. (ええそうです)
2018-10-12 08:45:00この教科書を作っているスタッフも「です・ます」準拠で英文を作っているんですよ。だから英会話としてアサッテ方向になっている。 で習う方も「です・ます」準拠で和訳して理解する(つまり日本語→英語もどき→日本語)わけだから、おかしな英語に汚染されているのにそれに気づかない。
2018-10-12 08:47:30怖くなってきませんか。小一国語でほがらかに教え込まれた「です・ます」が、中一英語でこんな風に副作用を起こし、症状を引き起こしているのです。
2018-10-12 08:49:28前にこんなつぶやきをしたら拒絶反応が結構あって驚いた。togetter.com/li/1050559 「ぼくの鉛筆はどこだ?」を「Where is my pencil?」なんて英語でいうと「貴様隠しただろ!」と聞こえるから「Where did my pencil go?」(ぼくの鉛筆はどこに行った?)にしろというお話。ごくまっとうな論なのに。
2018-10-12 09:34:27それも英語が苦手な方ほど拒絶反応を示す印象を受けました。実際はわかんないですよ。しかしどうもそんな印象なのです。英語の授業が嫌いだったひとほど手を叩いてくださると思っていたのですが。
2018-10-12 09:35:51今はその理由がわかる気がする。中学英語の否定は、そのまま小学校国語の否定になるわけで、つまりは自分自身の人格形成を否定された気になってしまうのです。
2018-10-12 09:36:51極論すれば「貴様は人間ではない、タイレル社長の亡くなった姪の記憶を移植された人造人間、つまりレプリカントだ」と言われる気分というところでしょうか。
2018-10-12 09:38:08