三つ編みおさげの筋ロリがでっかい雄に腹ボコォされる話

三十六歳はロリです(ドワーフ基準)
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前の話

本編

帽子男 @alkali_acid

はーロリ…やっぱロリがぶち犯される物語ができなきゃ本物じゃねえ。三つ編みおさげで背の低い子が、丈が何倍もありそうな雄にぶちぬかれて腹ボコォってなるやつじゃないとさあ。ね。分かるかな。

2018-10-20 20:37:52
帽子男 @alkali_acid

洞窟の奥にさあ、うっかり踏み込んでしまう訳ですよ。三つ編みおさげで低身長の女の子がひとりついね。同胞の助けはない。なぜなら暗い暗い窖(あなぐら)の底にひとりで潜っているからですよ。

2018-10-20 20:39:33
帽子男 @alkali_acid

そもそもうら若い娘がのこのこ危険な闇の淵に降りていくかよ。 どういう仕組みだよそのあたり。だいたい昔の社会で女が集落の外をほっつき回れない筈。今男女が色々な職業に平等につけるのはある程度まで安全が確保できるようになったから。ちょっと間違うと即強姦殺害の危険がある時代は無理でしょ。

2018-10-20 20:42:40
帽子男 @alkali_acid

人手不足だからも理由にならんでしょ。昔の産褥の状況などを考えれば人口を増やすための鍵である女というのは使い捨ての兵士や工夫にできるようなものではなく、それこそ集落の中に留めておくか、巡礼なり貿易なりで十分に保護のゆきとどく経路を移動するのみでしょ。

2018-10-20 20:45:01
帽子男 @alkali_acid

いいですか。強姦監禁殺害の高い危険がすでに分かり切っている場所に女がのこのこと職業で出向くのをゆるゆるに許す社会なんてのは、中世だろうが人手不足だろうが、魔神魔王が暴れて世界が崩壊しようが、ありえない。事故は起きるかもしれないが奨励はしない。

2018-10-20 20:47:34
帽子男 @alkali_acid

治安の良さ故に平和ぼけした現代人のたわけたご都合性幻想でさえもちょっと躊躇するありえなさですよ。 でもこれそういう話なんでね。

2018-10-20 20:48:28
帽子男 @alkali_acid

まずですね。このロリは、筋肉がすごい。腕がね、ごん太。 採鉱用の鋼槌を振り回すと、その辺のゴブリンとかトロルとか頭蓋を破砕できる。

2018-10-20 20:49:58
帽子男 @alkali_acid

年齢も三十六歳だから、まあまだガキとはいえ、戦いの経験はそれなりにある。青岩金山をめぐる戦いにも歳をごまかして加わり、トロルの岩喰(いわばみ)衆とぶつかり、実際に三つ四つの頭骨を砕いている。

2018-10-20 20:52:57
帽子男 @alkali_acid

ただし処女です。もちろん絵巻なんかは読んでて、大人達の猥談にも耳を傾けているが、しかしまだ男は知らない。いつか黄金の指輪とか白銀の首飾りとか、最高の作品を捧げてくれる王子様が現れる日が来るかもとは妄想ぐらいするけど。

2018-10-20 20:54:57
帽子男 @alkali_acid

でもフィーニには今はもっと打ち込むみたいことがある。落盤で死んだ母の後を継いで、探鉱師として、貴白金の鉱脈を見つける。 すでに取引先もいる。母とつきあいのあった変わりものの鍛冶ダーギン。鎚とやっとこを握っているより、本に鼻をつっこんでいる方が多いが腕は確か。

2018-10-20 20:58:41
帽子男 @alkali_acid

噂ではエルフのように魔法まで使うとか。打った剣も鎧も、皆呪いがかかっているとか。でも珍しい鉱物なら何でも買い取ってくれる。だから金も稼げるし、ひとりでやっていける。

2018-10-20 20:59:39
帽子男 @alkali_acid

「地の底の災いについて聞いたことがあるか」 ある日ダーギンは古い書物に指を走らせながら尋ねた。 「知らない」 フィーニは三つ編みをいじりなが答えた。

2018-10-20 21:02:10
帽子男 @alkali_acid

「かつて古き闇に仕えた恐ろしい存在がいた。トロルよりゴブリンよりオーガより恐ろしい…伝説の巨人族ギガントさえしのぐほどに…鉱脈を求めて深く掘りすぎた民を襲ったという」 「だったら何だよ。あたいは怖くないよ」 「別に怖がらせようってんじゃない。ただこいつは炎の化生でな」

2018-10-20 21:04:28
帽子男 @alkali_acid

「炎ならあたいらドワーフの相棒みたいなもんじゃない」 「地底の炎は我等の手に負えぬほど熱いと聞くが…故にほかでは得られぬ貴重な金属を精錬できるとも言う。紫鉄(むらさきがね)とかいう…滅びた山の下の王国では、鉱滓としてわずかに見つかるだけらしいが…地の底の災いの糞だとか尿だとか」

2018-10-20 21:07:55
帽子男 @alkali_acid

「まだろっこしいんだよ!あたいにどうして欲しいのさ」 「山の下の王国の跡…さらに深き廃坑を探り、紫鉄を採ってきてくれたら、礼は存分に」 「でもさ。そいつは何の役に立つんだい」 「古き闇は紫鉄で指輪を作ったという…大いなる魔法の指輪を…ま、お前は鍛冶や細工にはさほど興味があるまい」

2018-10-20 21:09:57
帽子男 @alkali_acid

フィーニはふんと鼻息をして採鉱の鋼槌を担ぎ、よく拵えをして探索に向かった。声をかけてくる男達も女達も無視。 ひとりで十分だ。一人前のドワーフを襲える敵など、トロルとろくでなしのはぐれドワーフを除けばそうはいない。まして山の下の王国の跡は、不吉な伝説がまとわりつき悪漢も近づかない。

2018-10-20 21:12:31
帽子男 @alkali_acid

ドワーフの娘は確かに丈は低いが、みしっと詰まった筋骨をしていて、岩のように頑丈だ。器量よしかどうかは、美観によるだろう。ドワーフは広い肩や太い胴、安定した短い手足を好ましいと思う。手先は無論エルフやゴブリンをしのぐほどに巧みに動く。

2018-10-20 21:14:07
帽子男 @alkali_acid

一方で膂力は、ただ一撃で兜をひしゃげさせ、脳天をかち割れるほどが望ましい。 だからフィーニは小人族の基準で言えば、別嬪だ。いや別嬪に育つだろう少女なのだ。おとなの女なら片手で振り回せる鋼槌を、両手を使わねばならないが、しかし腕相撲をして勝てる人間の男はそう多くないだろう。

2018-10-20 21:15:53
帽子男 @alkali_acid

フィーニの生まれ育った界隈では、むろん女を街に留めておきたがり、探鉱や採掘のような仕事をさせたがらない。だがとびぬけた腕前があるとか、面倒を見るべき一族が落盤で死んだとかであれば自由は利く。

2018-10-20 21:17:31
帽子男 @alkali_acid

本来かけだしの徒弟にはない自由。 少女は自由が好きだった。ごうごうと音を立てて落ちる地下の滝。暗闇に光を放つ生きた水晶の洞、黄金を求めて這い回る金掘り百足の煌く背。 甘く危険な香りを放つ化け茸の群生。飛び回る盲蜻蛉の舞踏。

2018-10-20 21:19:39
帽子男 @alkali_acid

ダーギンから贖った月光石の角燈を掲げて、フィーニはどこまでもどこまでも深く深く降りて行った。 地上では三日、四日が経ったろうか。別に気にならなかった。何か月も太陽を浴びねばドワーフとて弱るし、パンも肉も外の世界でしか手に入らないのは確かだが、しかし数週間なら闇にいても問題ない。

2018-10-20 21:22:35
帽子男 @alkali_acid

大空洞に縦横に渡された石の橋を渡り、巨岩をくりぬいて作った砦や館、広場や鍛冶場を通り過ぎる。山の下の王国の栄華の跡。 やがて信用のおけない目にかわってものを言う耳と鼻が敵を感じ取る。

2018-10-20 21:24:52
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