正しくTogetter / min.tにログインできない不具合が発生中です。X側の修正をお待ちください(詳細はこちら)

通貨はいかなる意味で政府負債なのか? 及びソマリアシリングの話

・通貨は納税手段であるがゆえに流通するのであり、その意味で政府の負債以外の何物でもない。 ・ソマリアシリングの流通価値は、新政府期待に基づいており、純粋な無政府通貨というわけではない。 ※政府債務の将来負担についての話も追加しました。 ※管理通貨制度における決済・債務ヒエラルキーについての話も追加しました。
16
前へ 1 ・・ 7 8 ・・ 11 次へ
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 例えば、子会社が取引先への支払いを行う際、親会社から(現預金でなく)手形を借入して決済する場合は、上位の負債(親会社の手形)を以て、下位の負債(取引先に対して負った子会社債務)を弁済したわけです。

2019-01-09 00:01:39
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney ここで親会社が、第三者に渡った支払手形を銀行預金で弁済した場合も、普遍的ルールの範疇です。 というのは、上位の負債(銀行預金≡銀行負債)を以て、下位の負債(親会社の手形)を弁済したからです。

2019-01-09 00:03:27
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney この弁済は、例え負債の額面が同じでも、決して逆方向では成り立たない。 負債にはヒエラルキーがあり、第三者が親会社手形>子会社債務、および銀行預金>親会社手形というヒエラルキーを共有しているからこそ、ヒエラルキーに基づいた弁済は成立する。

2019-01-09 00:04:54
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 当然、銀行預金の「弁済」の一つである現金引出は、つまり銀行負債の弁済方法の一つとして現金供出による弁済が成り立つのは、現金>銀行預金という負債ヒエラルキーが広範に共有されているからです。当然、現金(通貨)は、それによる納税が認められているということ以外、何の価値もない代物です。

2019-01-09 00:06:41
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney しかし、その納税能こそが、確固たる国家・政府の運用下においては、通貨を負債ヒエラルキーのトップたらしめるわけです。(もちろん、統治が不安定になればこのヒエラルキーは崩れますが) アドホックに通貨による債務弁済を認めなくても、”自然な”決済ヒエラルキーの中で、政府負債は決済能を持つ。

2019-01-09 00:08:34
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney たむりんさんの言うような、『”通貨は特別に債務への弁済に利用可能である”というアドホックなルールが設定されている』という想定よりも、上記のように考える方が、現実の経済システム・決済システムに合致するように思います。

2019-01-09 00:16:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney そもそも。銀行預金も含めて、円建てでの債権・債務関係が経済において広範に創造されなければ、円による債務決済も何もあったものではないのですが、そのためにはまず円が後半に通貨、そして貨幣単位として受容されなくてはならず、その必要十分条件はやはり納税能なわけですから。

2019-01-09 00:18:19
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru MMTの理論は「誰かの債権は必ず誰かの債務である」という公理(仮定・前提)をベースにして構築されています。この公理の上で議論をするなら、通貨は(対民間の)金融債権として機能していますから、誰かの債務にならざるを得ません。 もちろんMMTがこの公理の上で理論を構築していることに文句は無い

2019-01-09 11:42:28
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru のですが、この公理を前提とせずに経済を考えることも可能ですよね?と私は言っているわけです。 ですから、この議論をする際に望月さんにはこの公理を使わないで頂きたいのですね。 MMTの理論を説明する際には暗黙の前提としてこの公理を使ってしまいますので、私の主張への反論にはなり得ません。

2019-01-09 11:44:13
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 「誰かの債権は誰かの債務」を前提とすると経済をすっきり綺麗に説明できることは確かです。 しかし、通貨を紙切れ(不換紙幣)と考え、円建ての債務なら必ず決済できる(強制通用力のある)最強のワイルドカードであると捉えることも出来ますよね?

2019-01-09 11:44:43
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 「誰かの債権は誰かの負債」だという原則から通貨の負債性をこじつけているわけではなくて、通貨が納税能によって負債性を持つという経済的事実からスタートしてるんですよね......。つまり、通貨が負債だから、民間の資産になっている、という論理順序なんですよ。当然これは表券主義前提ですが。

2019-01-09 11:55:11
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 円は債務を決済できるワイルドカードなのだという考えこそ、あまりにもこじつけすぎると思いますし、その考えだと、そもそもなぜ人々が円建ての債権債務取引を行うようになったか、が理解できない。 当然ながら、円で決済できるのは(管理通貨、変動相場制である限り)円建て債務のみです。

2019-01-09 11:56:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 円に債務決済能があるから円に資産性がある、では順序関係が完全に逆になってしまっているんですよ。 円建て債務は、まず円が経済に受容されてからでしか発生しないのですから。たむりんさんの仮説では、タイムパラドックスが起きてしまっている。

2019-01-09 11:59:24
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 円に納税能に基づく最高位の負債ヒエラルキーが付与され、それに基づき、円を頂点とする円建て負債の"ピラミッド"が形成されたのであり、そうした中で、「高位の負債によって低位の負債を決済できる」という一般ルールに基づき、円通貨が最高位の決済手段となった、という理解の方が現実と整合する。

2019-01-09 12:01:35
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru >通貨が納税能によって負債性を持つという経済的事実 通貨によって納税できることから言えるのは、通貨は納税債務を決済することが出来る何かだ、ということだけです。 納税能がある→負債性があると言うためには“公理”が必要です。 (もちろん通貨を政府に渡して金銀等を引き出せるなら話は別)

2019-01-09 14:15:14
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru >円は債務を決済できるワイルドカードなのだという考えこそこじつけ 「通貨は円建てのどんな債務でも決済できるヒエラルキートップの債務」 「通貨は円建てのどんな債務でも決済できる最強の紙切れ(不換紙幣)」 言い方が違うだけですよね。 (今の議論では通貨=ベースマネーのことです)

2019-01-09 14:18:13
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru >円に債務決済能があるから円に資産性がある、では順序関係が逆 通貨に(納税)債務決済能があるから通貨に資産性がある、というのが元々の望月さんの主張だったじゃないですか。 何を言ってるんですか? twitter.com/motidukinoyoru…

2019-01-09 14:22:04
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 詳しいところは『貨幣はいかなる意味で負債なのか そもそも負債とは何なのか』ameblo.jp/nakedcds/entry…を通読願いたいのですが、統合政府の発行する通貨は(日銀券にせよ政府貨幣にせよ)、納税手段として認められているがゆえに、つまり政府の(発生主義的)負債であるが故に、非政府部門の資産となる。

2019-01-02 23:32:32
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 望月さんの言う「ヒエラルキートップの債務」たる通貨と、私の言う「必ず決済に使える不換紙幣」たる通貨とでは、出来ることは全く同じであり、言い方が違うだけです。 ただ、通貨も債務であると見れば「高位の負債によって低位の負債を決済できる」とシンプルにルールを記述できるというだけのこと。

2019-01-09 14:37:59
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney twitter.com/TamurinMoney/s…を見る限り、いまいち趣旨をご理解いただけていないようです。 円で決済できるのは、基本的に円建て債務だけです。 そして、円建て債務は、まず円通貨が発行され、それが需要された『後』にしか生まれてこない。

2019-01-09 14:50:23
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney つまり、「円建て債務が決済可能だから、円通貨が資産として民間に受け入れられる」という”たむりん仮説”は、時系列的に矛盾してしまっていると指摘させていただいたわけです。 故に、円通貨が受容されるとしたら、それは納税能によってのみでしかあり得ない。

2019-01-09 14:51:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 以上より、納税能によってのみ円通貨の流通性が生まれるため、流通性の源泉は、(円通貨に一般的な・マクロ的な資産性が無い以上)対政府債権(政府負債)としての機能のみに依存することになります。

2019-01-09 14:52:59
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney また、傍論になりますが、円通貨の発生後に円建て債務が広範に形成される、つまり、円をヒエラルキートップとした決済ヒエラルキーが創造されるのは「何故」かについて、たむりん仮説では全く説明することが出来ない。円建て債務ヒエラルキーの存在を「所与」として議論を組み立ててしまっているので。

2019-01-09 14:54:41
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 政府が最初に通貨を発行して支出する際「貴方には今後毎年通貨で納税する義務がある」と言いますよね。この後 「だからこの政府債務たる通貨を受け取れ」と言うのと 「だからこの不換紙幣たる通貨を受け取れ」と言うのは全く同じこと。債務なら受け取るが不換紙幣なら受け取らないということはない。

2019-01-09 15:12:36
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 通貨供出によって実物徴収を回避できる以上、通貨は政府の実物徴収権を相殺する手段≡政府にとっての負債に他ならない、というのがここまで既に確認した議論だったはずです。 これは通貨の流通性が納税能に基づく限り、不可避的に成り立ってしまう。

2019-01-09 15:34:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney だからこそたむりんさんは、納税能が通貨の流通性の(唯一の)源泉であることを否定するために、「円建て債務一般に対する決済能力」を持ち出したわけですよね。 しかしこれは、円通貨の受容の「後」に円建て債務の広範の創造があるという時系列と矛盾してしまうため根本的に誤りであったと。

2019-01-09 15:35:55
前へ 1 ・・ 7 8 ・・ 11 次へ