これがエレン先生の祖父母――『Jack & Betty』を分析しましょう(中一編)

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226)現在進行形がデビュー。 pic.twitter.com/AggrvWplAc

2019-03-12 18:08:07
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227)ここも語彙増強用という印象。 pic.twitter.com/uMf3e9U839

2019-03-12 18:11:25
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228)続き。ジャック(かベティ)が、誰かおとなの男性と、自分たちの学校について語っているという設定での会話。よくできています。ただ  Some of these are science, mathematics, art and English. これが不自然かな。 pic.twitter.com/oRzQIjYxgq

2019-03-12 18:14:18
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229)これのひとつ前にある  We learn a good many subjects. (ぼくらはいろんな教科を学んでいる) とくっつけて

2019-03-12 18:16:41
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230)こうすればすっきりするのだけど。  We learn a good many subjects, like science, mathematics, art and English. (ぼくらはいろいろな教科を習っていて、理科、数学、美術、国語とかですね)

2019-03-12 18:17:53
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231)どうもこの教科書、読む力は(教師がそれなりのひとなら)つくとしても、作文能力はさっぱり身につかない作りです。

2019-03-12 18:25:06
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232)訳読主義よサラヴァ!の信念で作り上げた教科書が、その高い理想ゆえに学習者の実態からかけ離れ、亀裂が大きくなっていって、それを埋め合わせるべく訳読がむしろデフォルト化していった…なんという皮肉!

2019-03-12 19:20:26
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233)この教科書、ついていくだけで(つまり半ば当てずっぽうで和訳していくので)精いっぱい。とてもこれで作文つまりアウトプットの能力は身につかない。会話となるともっと困難と思われる。

2019-03-12 19:22:05
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234)嘆いていても始まらないので前進。

2019-03-12 19:23:55
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235)ここ、教師と生徒たちのやり取りという設定です。 もはやジャックもベティもいない。 pic.twitter.com/Y3CwYAIbU3

2019-03-12 19:24:44
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236)英会話ごっこから離陸したい、地の文の解読にシフトしたいというホンネが感じられる。 中国語の授業は切り上げて、漢文読解に舵を切りたいというイメージ。

2019-03-12 19:26:17
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237)ここもそうですね生徒たちと教師の会話、という設定で地の文へのシフト。 過去形(be動詞)と「will be」が同時デビュー。今の教科書ではとてもありえない。 pic.twitter.com/2uPwnc6gp9

2019-03-12 19:29:36
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238)「Will you ~ ?」文が繰り返される。 これ、今はまず使わない。イギリス英語それも古風に聞こえる。それに命令口調に響くこともあるし。 pic.twitter.com/XDCQpEDNXA

2019-03-12 19:32:41
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239)ジャックと母親の会話。「may」と「must」がデビュー。 それにしてもジャックとベティは今でいう「キャラクター」なのだろうか? pic.twitter.com/w1WWBBYJAa

2019-03-12 19:35:32
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240)今のものはどの登場人物も「キャラクター」になっているわけですけど。 pic.twitter.com/2yCDwX3YVe

2019-03-12 19:37:26
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241)ここ、考察を深めるとどんどん深みにはまるのでここではよしておくとして、この二人を見て「あっジャックとベティだ!」と思えた方、何人いるでしょう。「J」と「B」と各セリフの頭になかったら、まず理解できない。 pic.twitter.com/9ybjzaMgNV

2019-03-12 19:43:13
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242)ちゃんとした会話になっています。ちょっとおかしいところも。  Can you skate?  Yes, of course. これ「あなたスケートできるわけ?」「できるよばっちり」と聞こえる。

2019-03-12 19:47:24
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243)  So are you a skater?  Yes, Betty. 「するとあなたスケートができるの?」「そうさベティ」としたくなる。

2019-03-12 19:48:22
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244)  Will you teach me? これ「教えてくれる?」ではなく「教えてくれたまえ」なので  Yes. Sounds fun. (ええ。面白そう) にすると自然な会話に。

2019-03-12 19:50:22
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245)ここもよくできています。ただ「will」はちょっと強いので「’ll」のほうがフレンドリーでいいかな。 pic.twitter.com/1DlbiH5KD2

2019-03-12 19:52:39
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246)朝の点呼。とてもスマートに会話が進んでいます。 pic.twitter.com/8BfaNBkdlv

2019-03-12 19:56:44
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247)ここもとてもスマートにやり取りが進んでいく。難を挙げるならば  May I ask you a question, sir?(先生、質問してよろしいでしょうか)  Yes, you may. うーん返事は「Of course, Jack.」(どうぞジャック)のほうがいいと思う。 pic.twitter.com/QJOFPFwzZt

2019-03-12 20:08:42
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248)ここで授業は閉幕。 教科書の冒頭で、授業開幕の章がありましたが、それと係り結びになっていますね。しゃれててにやり。

2019-03-12 20:09:57
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249)左ページが最終頁。スティーヴンソンの詩。 右ページからが、登場英単語の一覧。各章での初出単語が並んでいて、訳語がついています。日本語が出てくるのはこの一覧のみですこの教科書。 pic.twitter.com/lxNrirYxPq

2019-03-12 20:12:14
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