日本の官僚が大学の学問を絶滅させたいワケ

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リンク arXiv.org Talent vs Luck: the role of randomness in success and failure The largely dominant meritocratic paradigm of highly competitive Western cultures is rooted on the belief that success is due mainly, if not exclusively, to personal qualities such as talent, intelligence, skills, efforts or risk taking. Sometimes, we are 184
Forbes JAPAN @forbesjapan

成功を決めるのは「才能」でなく「運」 驚きの研究結果発表 forbesjapan.com/articles/detai… #成功 #運 pic.twitter.com/dEHCuezRpQ

2018-04-28 20:03:03
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「科学研究に対する資金分配方法を、(1)全科学者への資金の均等な分配(2)科学者の小集団への無作為な資金の分配(3)過去に成功を収めた科学者への優先的な資金提供の3通りに分けて分析した。

これらの分配方法をテストしたところ、将来最も大きな成果を得られる最善の資金分配法は、全研究者の間で均等に分配することだと分かった。一方、最悪の方法は、過去の成功の有無を基準に資金提供を決めることで、過去の成功は幸運に大きく依存していたことを明らかに示していた。」

リンク Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) 成功を決めるのは「才能」でなく「運」 驚きの研究結果発表 米野球選手のレフティ・ゴメスが、「優秀な選手ではなく運のいい選手になりたい」と言ったのは有名な話だ。しかし、成功する上で運が果たす役割はいまだに社会で軽視されており、成功は努力と才能のたまものだとする考え方が主流だ。世界中で収入格差が広がる 551 users 1031

文科省の文系縮小通知騒動

まとめ 「文系縮小」文科省通知の原文はこれだ! どうも文系縮小が文学部のことだという前提の議論が多いのですが、法学部、経済学部は大丈夫なんですかねぇw 3887 pv 25 6
PHPオンライン編集部 @PHP_shuchi

文系学部を廃止してしまったら、日本の教育は再び混迷を極めるだけです。こればかりは賛同できません…【新着記事】国際教養大学トップが語る日本の教育革命 | PHPオンライン衆知 shuchi.php.co.jp/article/3106 (´-`).。oO(中の人は文学部出身…

2016-07-07 12:44:54
リンク shuchi.php.co.jp 国際教養大学トップが語る日本の教育革命 昨今注目される「リベラルアーツ」教育とは? 国際教養大学トップが自ら明かす、「全人力(リベラルアーツ)」を身につけるための“世界標準の大学教育”論。

「文部科学省が出したある通知が問題になりました。
そこには教員養成系の学部・大学院、人文社会科学系の学部・大学院について、「組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むよう努めることとする」と書いてあったのです。
これは大学改革の一環としての提言でした。18歳人口が減少しているので、教員養成系学部では教員免許取得を卒業条件とせず、任意としている「ゼロ免課程」というシステムを廃止する、という意味で文科省は伝えたようですが、通知ではその前提部分を省略してありました。
これを受け、「文系学部を廃止するということか」と学術界や経済界、マスコミから「文系軽視だ」と批判の声が上がりました。そのため、文部科学省はあわてて「一部の課程の話だ」と訂正しました。
しかし、実際に国立大86校のうち横浜国立大学、愛媛大学、熊本大学など多くの大学が、経済学部や経営学部を統合したり、法文学部の定員を縮小するなどの計画を発表しています。その取り組みによって運営費交付金の配分が決まるので、文系学部廃止に向かって舵を切る大学は増えているのです。」

リンク nistep.repo.nii.ac.jp 科学技術・学術政策研究所 ライブラリ CMS,Netcommons,Maple

学問

個別研究ではない学問は、役に立たないし、金儲けにもならないし、競争もできない

「ラテン語のscientiaは「知識」全般を指し示す言葉であった。が、この意味そのままにフランス語のscienceとなり、17世紀には英語圏でscience、ドイツ語ではwissenschaftという訳語が与えられた。日本では「科学」と訳された。 本来は「知識」全般を意味したが、各国語ではその意味内容に微妙な違いがある。「知識」という一般性から、ある特別な知識という専門的な意味性を持つようになったのである。これは12世紀以降のアリストテレスのラテン語訳稿本で使われていたscientificusという形容詞の意味から派生したと言われている。それは、限定され、体系的で正確でしっかりとした知識という意味であった。したがって、英語圏では、ユークリッド幾何学のような演繹的に組み立てられた知識体系や、実験や観察から得られた知識を指し、これが今日では学問という意味に繋がっている…研究領域の自立化や独立化とともに、人間や社会についての学問としての知識体系にまで及ぶ拡大と集約がこの言葉の概念となっていった。」

リンク www.kazuokawasaki.jp Kazuo KAWASAKI
リンク la-ad.net LAAD|第30章 学問の専門分化 学問は様々な専門によって構成されている。この専門は、長い歴史の中で、哲学から派生することで形成されてきた。その専門分化の過程を学ぶことで、学問と専門・教養の理解を深める。 3

「科学的学問体系が確立されるとは、そもそも自らが学的レベルの一般性(学的一般教養)をふまえて専門分野の一般性を創出し、それを把持しつつ専門とする対象的事実から論理を導き出し、その論理の特殊性の一般的把握から、しだいに対象とする事物・事象全体に共通する本質レベルの一般性を導き出す作業を積み重ねることによって、論理の体系的構造化を果たすという過程を経ること」
瀬江千史『医学の復権』現代社、1999年、p.117

「学問体系は、これにたとえて、本質論が頭、構造論が体幹、現象論が手足であり、全体系を貫く論理性が神経ということになるが、これまた当然に脳、すなわち本質論によって統括されていなければ、つまり本質論につながる構造論でなければ、そしてそれが活動できなければ学問としての体系ではないのである。」
瀬江千史『看護学と医学(上)』現代社、1997年、pp.77-78