1980年代の校内暴力の本などを読んだ感想

個人的備忘録です。読む人の立場を念頭に置いたまとめではありません。 2019年9月6日、一冊読んだので追加
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三塚ハル @mtkharu3

よーし、図書館に本を返しに行く前に1980年代の校内暴力の本などの教育関係の本の内容をまとめてみるぞ。

2019-08-03 12:41:56
三塚ハル @mtkharu3

まず、1980年代の校内暴力の本を読んで「学校の先生が成績で露骨に生徒を差別する」という点を除けば今でも日本の学校で通用しそうな内容が多くてびっくりしました。ICT関係者とかが「日本の学校は昭和末期から変わってない」と言い出すのも当たり前ですね

2019-08-03 12:43:35
三塚ハル @mtkharu3

また、1980年代だとまだ学校は価値がある、社会と子供は学校のいうことを聞くべきという権威主義的な考え方が大手を振っているんですよね。まあ1980年代だと仕方ないけど、そのあとがポストモダンで2010年代の今はさらにもう一歩進んでるぞ

2019-08-03 12:46:26
三塚ハル @mtkharu3

この辺の問題は宇野常寛「ゼロ年代の想像力」あたりを参照。この辺を全く分かってないリプが一か月くらい前に来てビビった

2019-08-03 12:48:07
三塚ハル @mtkharu3

また、私みたいに校則などの学校の理不尽なルールにルサンチマンを感じる側の人間としてはその辺の一端もわかってきたかな、と思います。

2019-08-03 12:49:31
三塚ハル @mtkharu3

一つ目は、校則には有効性に対して明白なエビデンス・統計が無いようである。1980年代に学校の荒れを何とかするために対処療法的に導入し、それが継続しているというのが実態を反映している見方なのかな、と思いました。

2019-08-03 12:50:43
三塚ハル @mtkharu3

二つ目、学校は「手の内がばれると指導に支障が出る」 という考えのもと、生活指導について一般人にわかりやすく伝えるという考え方は無い、というかむしろ、秘伝としてその秘密を公表しないほうに力を入れているとしか見えないんですね。

2019-08-03 12:53:30
三塚ハル @mtkharu3

例えば、校内暴力の事例についてかなり細かく紹介されていますが、「地域は特定不可能なように情報を伏せています」と言って子供の家庭の事情は細かく書く一方で、学校サイドは「会議をした」「生活指導をした」の一言で実際に何をやったのかまったく述べられていない。

2019-08-03 12:55:11
三塚ハル @mtkharu3

このような状態で「生活指導に効果があるから校則を導入します、部活動をやります」と言っても「説明責任を果たせ」と反論されるのは経済的に豊かになり、進学率が上昇してポストモダン的相対主義以降の時代となった今では当然では?と思います。

2019-08-03 12:57:08
三塚ハル @mtkharu3

逆を言えば「子供社会保護者が学校のいうことを素直に聞いてくれる時代」というものを望むのであれば進学率を下げて、社会を貧困にして1960年代以前の水準まで戻すしかないのでは?と思います(あーでも今はICT機器があるか……

2019-08-03 12:59:19
三塚ハル @mtkharu3

時代の針を巻き戻し、貧困化と低学歴を学校が望んでいる、という話と言えば1980年代ということで戦前戦中の話もでてきたのですけれど「戦中は全体主義のおかげで校内暴力が少なくてよかった」と思っている節があるんですよね。やっぱり日本の学校は全体主義や!

2019-08-03 13:02:51
三塚ハル @mtkharu3

愛知県で万引きをした疑惑のある生徒を学校に呼び出し指導したところ、その子供が指導後に電車に飛び込んだ(ただし遺書が無いので指導との因果関係は不明)という事件などからおもうことをいくつか。

2019-08-03 13:04:06
三塚ハル @mtkharu3

まず前提として、学校(現場)が「自分たちがただしいと思って暴走する」というのは1980年代からあったんですねー。だって警察が「子供への尋問は警官一人か多くて二人」だってのに教師6人で取り囲んで尋問したんだから。

2019-08-03 13:05:31
三塚ハル @mtkharu3

また、その学校による聴取も「やったやらない」の水掛け論が延々続いたらしいんですよね(今でもそうでしょうが)。学校現場、非行などの事件について聴取する際に物証というものをどう思っているのだろうか?現実と理想を語るならそのあたりの問題をルール化したらどうなのかと思います。

2019-08-03 13:07:28
三塚ハル @mtkharu3

こういった問題があるから「学校に監視カメラ入れろ」という声が湧き上がってくるのですが、そのあたりの問題をどう考えているのやら。本当に「トラブルの際に学校に都合が悪いから」じゃなくて「子供の人権やら何やら」のために監視カメラ禁止してるんですか?と思います。

2019-08-03 13:09:25
三塚ハル @mtkharu3

まあ結局、非行少年に対して「(現行犯でない場合)どうやって非行少年であることを特定するのか」「どんな手段で更生させればいいのか」という点について基本的な問題が整理できてない・一般社会に発信されてないのがそもそもの問題かなー、と思います。

2019-08-03 13:11:27
三塚ハル @mtkharu3

学校も「手の内がばれると生活指導の効果が落ちる」とか言わずに説明して理解を求めたほうがいいと思いますよ。ポストモダンの民主主義国家なんですから。開示するべき情報を開示してないから叩かれるんですよ。

2019-08-03 13:13:12
三塚ハル @mtkharu3

教育の「専門家による」「相手のためを思って相手の気持ちを抑えてでも善行をする」側面を有するものといえば医療がありますが、現在医療界では「インフォームドコンセント」というのが一般化しているわけで、これを考えても学校側には生活指導について発信していくべきではと思います。

2019-08-03 13:14:59
三塚ハル @mtkharu3

次「非行生徒は留年させるべきか」という問題に移る。

2019-08-03 13:15:52
三塚ハル @mtkharu3

1980年代の現場の知恵としては「非行に走る生徒は留年させない」というのが合理的な解だとみなされていたようである。なぜならたいていの子供は「このまま卒業だけど進路どうするの?」と言えばそれをきっかけに更生が期待できるからだとのことである。

2019-08-03 13:17:37
三塚ハル @mtkharu3

ただ、「学力で留年させるべきか」という話になってくるとだいぶややこしくなってくる。

2019-08-03 13:18:10
三塚ハル @mtkharu3

統計を見ると1980年代もそうだったし、21世紀の今もそうなんですが「学校で荒れる子ども」のかなり大きな割合は「学校の授業がつまらない・ついていけない」という理由があるようなのですね。

2019-08-03 13:19:14
三塚ハル @mtkharu3

学校の授業についていけない原因が「今やっている授業がわからない」のであればだいぶ簡単に解決するのですが、たいていの場合「前の学年の内容が身についてないから」なんですよ。これが話をややこしくする。

2019-08-03 13:20:23
三塚ハル @mtkharu3

日本の小中学校、基本的にどの学校でも同じ学年なら同じ内容を同じように教える、というかなり「硬直化」という批判を免れないシステムなんですがこれにも理由はあってですね。

2019-08-03 13:21:57
三塚ハル @mtkharu3

田中角栄っていう政治家が「田舎の子供も都会の子供が受けるのと同じ授業をしろ、そのために僻地勤務の教員には追加で予算を出すぞ!」とやった結果「同じ学年ならどの学校でも同じ授業」というシステムがやっと成立したのですね。

2019-08-03 13:23:51
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コメント

佐藤 啓介 @5akwL3RLBVoykld 2019年8月3日
高校に進学しuponをウポンと読んでしまう生徒がいたぐらい昔は公立中学校で格差があったと聞きますね。
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Andy@sv650s @Andy_SV650S 2019年8月3日
1980年代を中高生として過ごした身とすると、TVドラマ『熱中時代』『3年B組金八先生』も影響を与えたよね。北野広大や坂本金八のような「フィクションのキャラクター」が、理想的な教師だと思ってしまって、現実の教師に幻滅→反発みたいな。今から思えば、教師といえど人間の一人でしかないんだけども、理想の教師がどこかに存在していて、自分はダメな教師に当たってしまって不幸だ、と思う子供は少なくなかった。
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瑞樹 @mizuki_windlow 2019年8月3日
私の中学は二つ上の先輩は全員学生服が変な形をしてたし(一流の進学校に行くような先輩も普通にボンタンタンラン)、授業中に爆竹が鳴ったり、ロケット花火が飛んだり、校門のところでタバコ吸ってるド阿呆様がいたり、真っ昼間から窓ガラスを叩き割って歩くバカがいたり、そいつが柔道部の先生にボコボコにぶん殴られ、痣だらけになってるのを後輩達が見て「ざまぁ、殺されりゃよかったのにwwwwwwww」って嘲笑って溜飲を下げるような学校だった(80年代)
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かつまたいさ(永遠の10歳📛) @kamiomutsu 2019年8月4日
80年代(特に前半)は権威主義が今より強いのはもちろんのこと、先生が生徒を普通に殴る時代でもあったことは記憶しておいていい。
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佐藤 啓介 @5akwL3RLBVoykld 2019年8月4日
大学のときある教職科目は元中学教師が担当していて、殴れば大人しくなる、どんなワルでも足腰たたないくらいボコボコにしてやれば大人しくなる、と語っていた思い出。
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佐藤 啓介 @5akwL3RLBVoykld 2019年8月4日
あと高校教師も嫌いで飲み屋で高校教師がいると、表へ出ろってやってボコボコにしてたとも。本当だとしたらおおらかな時代だったんだなぁ。
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月6日
まとめを更新しました。
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月7日
まとめを更新しました。
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月7日
つか、真面目に1980年代を理解しようとしたらその前の1970年代の日本の(高校における)学園闘争について調べる必要が出てきたっぽいのでそれについて少し調べる必要が出てきたな……
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月21日
1970年代前半の高校の学園闘争に関する本を読んだのですが、高校でも強権を発動して機動隊をぶち込んで生徒を押さえつける学校当局が多かった。高校における学園闘争は生徒たちの希望がかなわい場合が多かった。卒業と入学に伴って生徒が世代交代すると急激にしぼんだ、という点は理解できました。
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月21日
つまり、1980年代に管理教育を始める前に1970年代ですでに学校当局は高圧的だった。よく「学園闘争は学生のお遊びだ」と揶揄されるが、高校の学園闘争で学校当局が「遊んで騒いでいるだけだからやめさせろ」とは断言していないようである、ということもわかった。ただ1980年代において高圧的な学校当局の出現には「新設の高校が伝統校と張り合うために校則を厳しくした」という一面があるので1970年代と同じようには語れない面がある、ということも理解した。
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三塚ハル @mtkharu3 2019年9月21日
高校の学園闘争においては、山岳ベース事件のような自壊に至ってしまうような騒ぎは無かったようである、ということも確認できました。
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