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結婚7年目の東京の民。ボドゲ、TRPG、料理、その他その日面白かった出来事とか色々の日常ごった煮アカ。ソードワールドサークル「あんふぇーる」でリプレイ作ってる人。ゆらさん=夫。成人済。2021.10に長男一郎出産
ゆら「この家の周り、弁財天と恵比寿が祀られてなかったから水害は少ないエリアだろうと思ってたけど、もったねぇ」 民俗学すげぇ。
2019-10-13 10:00:50「それってどこで学んだん?」 ゆら「中学時代の自主学習の授業の時にね、俺は民俗学を修める事を選んだんだけど。地元の民俗学とかを編纂している人に教えてもらったんだよ。基礎は学んでたけど、実際についてはその人にね」
2019-10-13 10:23:20ゆら「一番印象に残っているのは、水に困っている土地で大黒天を祀っていたこと。あれはかまどの神様なのに、何故かと。『かまどの神を祀ることで豊作を願う』という捉え方があったんだね。それ以外にもいろいろと教えてもらったよ。『歴史に残すな。編纂を禁じる』と国にお達しをもらったものまでね」
2019-10-13 10:40:20「……その内容は、後世に残すべき物ではないね。少なくとも編纂して世に出すものではない」 ゆら「俺はそうは思わない。歴史は歴史として残すべきだ。あとで物を考えることも出来なくなる。編纂出来なければ形に残らず、金にもならない。担い手がいなくなり、いつかは廃れるんだ」
2019-10-13 10:43:10「されど、残ればそれによって苦しむ人が出るでしょう。歴史と現在生きている人間を切り離すことが出来る人ばかりじゃない。それを切り離すには、少なくとも多数の人の目に触れることの無いようにして継承するという形を取るしかない。編纂すべきではないことだと思うよ」
2019-10-13 10:45:43ゆら「昔はその土地の社会科の先生が地域の郷土史をまとめて、伝える役割を担ってきた。でもこの数十年でそれは出来なくなった。金にならない学問は廃れる。だから民俗学も消えてしまう」 「理解してる人のみで紡ぐべき歴史は、国が庇護をするか、その土地で守るか、という話になってくるけども」
2019-10-13 10:49:06ゆら「水害にしろ風害にしろ、命を守るために残すべき知識はきちんと残さないといけないよね」 「ここ数十年で廃れかけた物ならまだ拾えるから、もう一度拾い直して残さんといかんよねぇ」
2019-10-13 10:51:56ゆら「はぁ…………それで生活できるなら民俗学で生活したかったわ」 「金のために理系に来て私と出会ったのは、私としてはラッキーだったがね」
2019-10-13 10:53:05納得
@weru_chocobo あと 昔からある土地の名前をたやすく変えるのもおすすめしないなぁ かなり意味があってつけている地名 いっぱいある 水害に気をつけなくてはならない地名とかあるけど どんどん上書きされてわからなくなってる
2019-10-13 19:49:34@weru_chocobo 目から鱗です。奉じているならば、逆に水害を畏れる立地であるということですものね。わりにスサノオやタケミカヅチは全国的に奉じられている気がしないでもない。謎。
2019-10-14 00:16:00@inuwashimajin2 「祀られているものと祀っている側の意図は別、という問題はあるので(弁財天は芸事の神様だったりするから)一概には言えない」とは言われましたが、同じく目から鱗でした
2019-10-14 01:03:31@weru_chocobo @osaka_seventeen やはりそういう研究は大切なんですね。 そういうのが有志の方の情熱にお任せするしかない状況ですね。 私も地域の伝承など興味があります。
2019-10-13 17:19:52@seihare 私は「民俗学って何学ぶのー??」レベルの生き物だったので語れる言葉はありませんが、残るべきものは残ってほしいものだと思います。 どうぞsei様もお住いの地域伝承の担い手となれますように。
2019-10-13 18:21:38書籍紹介の流れ
「引用コメで民俗学が廃れることを嘆いたりされとるぞ」 ゆら「畑中先生とか頑張ってるもん……」 「バズったら宣伝して良いって聞いた。はい、何か一冊あげて」 ゆら「て、『天災と日本人』……?」 「はいOK」 ゆら「ねぇ待ってそれ俺まだ読んでないんだけどいいの!?」
2019-10-13 18:29:59