鈴木創士まとめ3 「エートル叢書」刊行予告とその関連発言から、テルケル派とソレルスなど
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私は豊崎氏宮川氏蓮見氏の幾つかの著作にはソレルスの影響を見て取ることができると若い頃感じていた。蓮見氏の「陥没地帯」などは特にそうだった。一方で過去に遡ってテルケルのほぼ全号に目を通していた私は日本のテルケル好きに不満を感じていた。で『女たち』が刊行。総スカン!だから翻訳したのだ
2011-06-06 00:09:4960年代から80年代にいたる、日本国内でのテルケルやソレルスの「密輸入」と、それと裏腹の翻訳・紹介・議論の不十分さというのは、かなりあるんだろうな....
2011-06-06 00:38:53おや、ソレルスにかんする最新ドキュメンタリー映像があった http://documentaires.france5.fr/documentaires/empreintes/philippe-sollers-lhomme-lumiere
2011-06-06 01:39:30ソレルスって、この10年間の作品が1本しか訳されていない上に、かつての活動や作品の紹介や翻訳単行本も無いんだな…。岩崎力が60年代の初期小説と80年代の主に小説やエッセイのソレルスを翻訳した程度にとどまり、
2011-06-06 02:45:5170年代にソレルスがスリジーで行ったコロック記録本『バタイユ』『アルトー』(ともに73年刊行、「10/18」叢書)がまるまる翻訳されることなく放置され(それぞれそのなかからソレルスの巻頭文章の一本分だけがユリイカの特集号に岩崎訳で散らばる程度)、74年の『唯物論について』も放置。
2011-06-06 02:48:0780年代中盤移行のテルケルの後続媒体だったランフィニL'infinitに関するまとまった翻訳アンソロジーもないままに放置され(こう考えるとテルケル時代の文章を含む『例外の理論』宮林寛訳の存在は稀有なのか…)、
2011-06-06 02:52:23五十嵐賢一が三元社や自身の設立した書肆半日閑から出した訳書3冊を除くとソレルスの90年代著作の邦訳はたった2本(しかもそのうち一冊はつい2年前に水声社で刊行された『ストゥディオ』)。
2011-06-06 02:53:1700年代に入ってからは堀江敏幸による『神秘のモーツァルト』の邦訳が一本きりあるのみで、議論らしい議論もない。これはすさまじい惨状だ.....。英仏語圏である程度以上の再検討が進んでいることが予想されるだけにこれは...
2011-06-06 02:54:07饗庭孝男が昔のユリイカアンケートで戦後仏文の印象的作品として、ジャン=ルネ・ユグナンの『荒れた海辺』(筑摩書房の荒木亨訳があるが、古書で3000円台あたり)を挙げているが、この人はテルケル創刊の初期参加メンバーで62年に26歳であっさり夭折しているのか。。
2011-06-06 11:57:01『ジュネ伝』を書いたアメリカ人のエドマンド・ホワイト http://bit.ly/ja4mtr って、割と小説が訳されているんだな。 http://amzn.to/md9vmg 小説の仏訳をマルク・ショロデンコがやってた http://bit.ly/l11xtq
2011-06-06 12:48:25ショロデンコって名前もよく知らなかったけど、anterosさんならよく知ってるんだろうな。POLでよく詩を書いてるし小説も大体POLからだなあ。
2011-06-06 12:56:13ピエール・ギュヨタ[ギヨタ] http://fr.wikipedia.org/wiki/Pierre_Guyotat#Fiction はマジで翻訳少なすぎる… http://www.fuchu.or.jp/~d-logic/jp/books/edenedeneden.html
2011-06-06 13:00:51RT @sosodesumus: モーリス・ロッシュはとても変でユーモラスな作家です。ずっとテルケル叢書から本が出ていました。大抵は「死」についての詩とも散文ともつかぬ代物で、自分のデッサン(骸骨とか上手)が入ってたりした。日本では紹介されてないけど、唯一昔『流行通信』(写真・田原桂一)にけっさくなインタビューが
2011-06-06 13:10:20「モーリス・ロッシュ」でぐぐったら、恐ろしいことに鈴木さんのこのツイートと、渡辺真也さん@curatorshinya のロッシュ言及記事ぐらいしか見つからなかった... http://www.shinyawatanabe.net/writings/content64.html
2011-06-06 13:12:34ショロデンコって変な作家だよ。幾つか読んだけどよくわからなかった。フィリップガレル監督はあるときショロデンコとソレルスしか読まないと広言していたことがあった。因みにギュヨタの『昏睡』という最近の奇妙な物があるのですが残念ながら翻訳するの辞退してしまった@ttt_ceinture
2011-06-06 13:10:49この渡辺さんのロツシュは別人。俺の言ってるのはテル・ケルの作家兼音楽家で、翻訳不可能。読むのも初期のは不可能。ドゥニ・ロッシュの兄さん。@ttt_ceinture
2011-06-06 13:17:41@sosodesumus シュロデンコは邦訳されるべき、といった意見がユリイカ1990.1にちらほらあるんですが、全く入ってきてないようですね...。ギヨタは『売春Prostitution』の文章が普通に読めない仏語だったんですが、彼の作品って全編ああなんですか?
2011-06-06 13:25:39.@sosodesumus あ、同姓同名の別人ですか。正しくはこっちのようですね http://bit.ly/ivTFRs たしかに英語論文のタイトルとこの作品一覧はそぐわない。ドゥニ・ロッシュは有名だけどあまり読んだことない...テルケルに参加した詩人ということになるのかな
2011-06-06 13:22:00RT @anteros: @sosodesumus お返事ありがとうございます! ということはGuyotatの言及ははあれしかないんですね。僕はどちらかというとRocheが言及していたことにおどきました。Artaudとpoésie expérimentaleとの関係について模索しているので。
2011-06-06 13:22:26RT @sosodesumus: @anteros そうですか。ところで、ドゥニ・ロッシュの兄さんだったと思うけど、Maurice Rocheというやはりテル・ケル系の作家で音楽家の変わり者がいたのですが、彼のCDが出ていると聞いたのですが、聞いたことありますか。
2011-06-06 13:22:36@ttt_ceinture 中期のやつはほぼ超翻訳不可能。『昏睡』は違うけど、やはり難物です。いいものですが、翻訳は難しい。
2011-06-06 14:02:10