【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第257話「心理作戦」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」01】 第257話です。前回、蜀に降った王平。この状況を利用して徐晃が自分の敗戦の責任を全て王平の裏切りによるもの、と曹操に報告します。ぬうう、許せん、と曹操。王平を副将にするように言ったのは自分なので、その面目も潰されたことになります。

2020-01-15 12:42:24
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」02】 かくなるうえは、自分が先頭に立って漢水の陣を奪い返してやる、と大軍を率いて漢水の前面に陣をしきます。ここでしばらく漢水をはさんで蜀とにらみ合いが続きます。

2020-01-15 12:43:34
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」03】 王平は蜀の郷導使(道案内)として、孔明に観光案内ならぬ現地の地理案内をします。盆地になっている場所があり、伏兵には絶好の場所を案内された孔明。なにやら作戦を思いついて陣に戻ります。

2020-01-15 12:46:29
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」04】 孔明は、漢水の上流にある盆地に、500の兵に角笛、太鼓をもたせ隠れるように趙雲に言います。そして、火矢の合図で角笛、太鼓を打ち鳴らすように言います。出撃は禁止です。趙雲はすぐに出発、盆地にて潜みます。

2020-01-15 12:48:14
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」05】 夜になりました。満天の星空の下、そろそろと思った孔明は火矢を挙げさせます。それを確認した趙雲は太鼓をたたかせ、ドラを鳴らさせます。ドドンドドンと太鼓が鳴り響きます。この音は就寝中の曹操の耳にも入ります。許褚も確認、魏軍は夜襲に備えます。

2020-01-15 12:50:06
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」06】 敵がどこから攻めてきたのかがわからないので、許褚は調査に出ますが、どこにも敵の姿は見えません。どうやらフェイクだったようですが、用心に越したことはないと、曹操は警戒を怠らぬように言います。

2020-01-15 12:51:28
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」07】 その後も太鼓の音が聞こえてきますと、許褚は敵兵の姿を探すために駆けずり回ります。しかし、盆地で打ち鳴らされる太鼓は山にこだまして、どこで鳴っているのか見当がつきません。 結局この騒ぎは三日三晩続き、魏兵はすっかり寝不足に。

2020-01-15 12:53:15
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」08】 打ち鳴らしている方の趙雲も、三日三晩太鼓を叩きまくっていたので寝不足だとは思いますが、交替で叩いていたんでしょうかね。 曹操も、これはおかしいと思います。孔明のことだから何か考えてのことに違いないと言います。

2020-01-15 12:54:35
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【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」09】 このままでは兵が疲れ果ててしまうという声もあり、曹操は見通しのきく平地まで陣を後退させることにします。結局三十里ほど後退し、広い平地に新しい陣を構えることにしました。

2020-01-15 12:56:01
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座257「心理作戦」10】 文字通り、一進一退の攻防となっておりますが、蜀にとっては今回は一戦も交えずに曹操を後退させることが出来ました。陣地の配置換えが今後の戦いにどのような結果をもたらすか…。この続きはまた次回です。 今回はここまで。

2020-01-15 12:57:36