唱題プラクティス(令和3年度5月)

令和3年度5月、ゴールデンウィークならぬダイアモンド・ウィーク 唱題特別企画から始まりです。長引くコロナウィルス感染に沈んだり縮みがちな心を打ち破り、再び、いやさらに輝いて欲しいとの思いを込めました。今月もともに精進しましょう。南無妙法蓮華経
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

これを深いレベルで考えるなら、わたしたちの心の中にある無明、衝動、快・不快への執着と習慣化を基盤として起こる現象である。そうしたことに気づき、そうした神経回路に呑み込まれている現状から脱却しない限り、ほんとうの意味で収まることはない。コロナが終息すれば、終わるわけではない。

2021-05-15 22:32:43
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

新型コロナウィルスの感染拡大以来、わたし自身は、より充実した日々となっています。死の恐怖を意識しつつも今までにない緊張感ある新たな世界を観たり体験することになっているのですから。新たなチャレンジ、心や意識の違う窓が、開き続ける。(続く)

2021-05-16 18:10:00
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

新型コロナウィルスの感染は、単に回避すべき対象ではなく、処すべき課題に思えることが、大きい。処し方は、一通りではないとは思います。変化もする。正解など無いに等しい。(続く)

2021-05-16 18:12:33
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

ただ、一つの与えられる正解というものにすり寄って安心したいとは思わない。留まることなく創造はあるし、創造することが、生きることなのだと思います。

2021-05-16 18:13:17
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

人は必ず死ぬのだから、その「死」というものを止めることができると、ちょっと違う人生が開かれます。医学生時代に「死は怖くない」なんて語ったら「お前、死にたのか!?」なんて、面罵されたことがありますが、べつに、そんなことは言ってません。だれだって死にたくはない。(続く)

2021-05-16 19:43:33
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

死を受容する気持ちを持てと言ってるだけなんですね。これは大切なことです。「死にたい」わけじゃない。死の受容を語ると、「死にたいのか!?」なんて反応する人というのは、結構おられますが、その人自身が、実は、「死の怖れ」を強烈に抱いているのだと思います。(続く)

2021-05-16 19:47:47
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

生かされている命を、本当に生ききるのは大切ですが、遅かれ早かれ死ぬことは避けられません。必ず迎える問題です。人は、このテーマについて、なかなかやらないものです。実は、仏教は、この取り組みをしているのですね。ただ、仏教の、この辺の神髄が、なかなか理解されていない。(続く)

2021-05-16 19:52:45
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

仏教が取り組んできたテーマ。死と向き合い、いかにして、死の恐怖から解放されるか?これは別に、当世流行りの(?)エンディングノートをつけろとか、お墓のセールスをしているわけじゃありませんよ。(続く)

2021-05-16 19:57:44
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

死というものを受け止めることで、死の恐れ、不安の中に陥って悩むことに時間を費やしていた生き方から、そんなことよりも、今、ここにおいて、いかに生きるかという、創造的なことに、時間をそそぐことができ、人生を充実したものにすることができるというわけです。(続く)

2021-05-16 20:01:15
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

だから、死というものへの向き合いは、若いうちから、別に新型コロナウィルスるが現れたからとは関係なく、するべきなんだと。人は必ず死ぬことを受け入れるとは、自分の命を輝かし、人生を充実したものにすることができると言ってるわけなんですね。(続く)

2021-05-16 20:03:52
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

日蓮聖人は、「先(まず)、臨終の事を習うて後に他事を習うべし」(「妙法尼御前御返事」より)と書き残されています。

2021-05-16 20:06:48
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

若いころの田坂広志さんは、医者にも見放されるほどの難病に侵され、絶望し、藁をもつかむ思いで山奥の禅寺に入ったという。そこで、僧侶からこう言われたという、「人間死ぬまで命はある」。すばらしい。死の恐怖に左右される人生から、創造的な生き方への転換。youtube.com/watch?v=qhSRBp…

2021-05-16 20:31:18
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

あらためて、ここは読む価値があるような・・・・。ゆる過ぎても、また神経質すぎることにより、大切な人生の時間を失わないように・・・・・。ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about…

2021-05-16 23:31:15
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

コロナ禍で、神学者ラインホルド・二ーバーの『二ーバーの祈り』を想い出した。「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。変えるべきものを変える勇気を、そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。」この感覚は、身に着けたいです・・・

2021-05-18 23:07:40
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

二ーバーの祈りにひとつ付け足すことがあるならば、変えることのできないものを見究め受け入れる、ということは、単にそれを心に呑み込んで終わる、という話ではなく、受け入れた瞬間、心が別の世界に開ける可能性が生まれる、ということです。今ここを本当に生きられるかも知れない。生きられるよ。

2021-05-18 23:09:22
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

唱題プラクティス M-15 youtu.be/SVOak0Onf5I @YouTubeより 5月19日 この記念すべき日に唱題プラクティスがあって人が集まる。もちろんZoom上だけれど・・・。 記念すべきとは、今日身延山の信行道場の修了式だということだ。信行道場とは、僧侶の資格を得るための修行。

2021-05-19 23:11:38
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斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

私の修行上の弟子が、今年入行した。 昨年の信行道場は、中止となり、今年初めての道場。長期間密集の場となる。従来とは、やり方を大幅に変えざるを得なかった。修行者全員にPCR検査を施し、外部との接触を極力絶ったようである。何は、ともあれ、五十数人全員無事修了できたことは、喜ばしい。

2021-05-19 23:13:19
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

第一セッション 唱題をはじめると『眼精疲労』のようなものを感じた。神経疲れ、ストレス、コロナ疲れを持っている方があるのではないだろうか? 唱題は、しばしばそういうことにも有効である。ストレスの中枢である偏桃体の活性化を鎮める力があるらしい。身体全体の循環も良くなる。

2021-05-19 23:13:46
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

第二セッション 蓮華印を結ぶ。次に大きく開いた。 第三セッション 私たちの"いのちの力の源泉"は、しばしば心の奥深くに埋もれている。 だからふだん枯渇してしまっているように思えることがある。 唱えることを通して、心の底の大地の下から呼び覚まされるように涌き出てくるのだ。

2021-05-19 23:14:17
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

このあたりは、普通の心理療法的なメソッドでは、考えられないことである。 はじめは、閉ざされるように力が出ず、ややもどかしいような思いさえしたが、最終的に、力強い声が涌き上がってきた。 yoshoji-temp.jimdosite.com

2021-05-19 23:14:35
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

思いは、言葉になり 言葉は、行動となる これらが、繰り返されると習慣になる。 それは、脳にパターン化された神経回路を形成する。 するとそれに突き動かされて 思い、言葉、行動が生み出されるようになる。 ほぼ無自覚にして自動的・・・・(つづく)

2021-05-21 08:58:47
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

やがて、それがあたかも真実(であるが如く)になってしまう。運命とも言われる。以上は、私たちの脳の機能。 怖いのは、気づかないこと。

2021-05-21 08:59:32
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

わたしたち一人一人の中心には、いのちの泉とそこから涌きいずる水の流れというものがある。思考や感情が、その流れに還ることができた時、身心は自ずとベストになる。(つづく)

2021-05-21 23:48:08
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

その泉と流れが見つかったら、それに委ねてみよう。それが描くように描かせてみよう。その上に食、運動、笑い、趣味などを加えたら良い。 必要なら現代医療を補足する。

2021-05-21 23:48:27
斉藤大法 Daiho Saito(Buddhist Priest・Psychiatrist) @whidaiho

【5月24日】南無妙法蓮華経 心の修行道場「Zoom唱題プラクティス( #唱題行 )」は、本日午後8時から。どなたでも参加できますので遠慮なく。初めての方はZoomのURL等をお知らせしますので、メールでご連絡お願いします。合掌 yousyouzi.net/archives/1870

2021-05-24 00:23:18