古代ローマ人が水晶玉を使って「虎を捕獲した」驚きの罠とは?トラは光る水晶玉の中に何を見たのか?

古代ローマの世界には、鏡面に写るものへの動物の反応を熟知した人間がいた。
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あさしん @ssassincreedo

饕餮は何か実在の動物を模したものなのかな

2017-07-09 15:10:23
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@assassin__p そのもの、ズバリ、虎に由来すると考えられてますね。

2017-07-09 15:21:34
巫俊(ふしゅん) @fushunia

饕餮文は、本来、トラを描いたもので、1匹のトラの左半身と右半身を同時に描写するために、あんな奇怪な、だいたい左右対称の動物文様になっている、と記憶しています。

2017-03-12 14:31:34

饕餮文は、羊や水牛の角をデザインしたものもあり、必ずしも虎とは限らないが、中国古代の獣の名前「饕餮」は、虎だとする解釈がある。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

@fushunia これ、文字でどう説明したらいいんでしょうね。2枚におろした、って言ったらわかりやすいけど、それじゃ死んでる獣だと思われてしまう。饕餮文がどのような神なのかは諸説あるけど、死骸というわけではないだろうし

2017-03-12 14:33:10
風牙 @entzauberung

@fushunia 古代エジプトの人物描写方法みたいに、一定の形式で常に全体というか理想像部分を抽出して描く技法は、多視点描画って呼び名があるみたいですが、全体像の描写っていう意味で左右どっちも出してきてるので技術としては似た様式と言えるのでは…?と思ったのですが如何でしょう…

2017-03-12 14:39:49
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung 多視点描写、わかりやすい言葉ありがとうございます!

2017-03-12 14:46:27
風牙 @entzauberung

トウテツ、あれ、虎だったのか…

2017-03-12 14:35:26
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung 殷代以前には虎だったのですが、だんだん意匠が崩れていきまして、戦国時代になると、「身体がほとんどなくて大口をあけた怪物」「何でも食べる」になりました。

2017-03-12 14:38:34
風牙 @entzauberung

@fushunia 元々は具体的モチーフだったのが、様式化される中で別の意義付けがされた感じですねえ…殷以前は虎と認識されてたんですね…ふ、古い

2017-03-12 14:40:48
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung だいぶ忘れてしまったのですが、 detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_de… ここにも書いてあるように、楚では長い間虎だと認識されていたようです。楚(巴とも)には虎信仰とスッポン信仰があり、その楚の青銅器でわかるそうです。

2017-03-12 14:44:58
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung トウゴツ(トウテツの別名)は、楚の歴史書の名前にもなっているくらいなので、シンボルみたいですね。

2017-03-12 14:45:40
風牙 @entzauberung

@fushunia なるほど、元々更に古代にあったものが、楚の方では原型に近い形で信仰が残って、それが更に中原の方で再吸収されて原型を留めなくなった…って感じなんですかね…

2017-03-12 14:48:26
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung 楚ではトラだと認識されてたけど、中原ではそういう話を聞きつつも、見た目が全然違ってきているので、トラとは違う方向に行ったような感じでしょうか。『左伝』で饕餮などを四方に追放して、四極の守りにしたことから、『万葉集』にも「四極山」の地名があります

2017-03-12 14:54:43
風牙 @entzauberung

@fushunia 四方のものとして配置してるあたりも、いかにも異国の神話の獣だったものを取り込んだ感ありますね…中原には既に虎がいなかったというわけでもないと思うんですが、虎との直接的な繋がりは忘れられたのかな

2017-03-12 14:55:48
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung 中原でもトラ信仰は盛んで、青銅器の立体のトラの像とかあったような(楚をふくめ、春秋戦国のどの国か忘れましたが、図説中国文明史の春秋戦国巻はトラだらけです。クマはあんまりいないです)。

2017-03-12 14:57:45
風牙 @entzauberung

@fushunia 逆に虎信仰があったから、異国での虎の描写だったトウテツは別物として捉えられたんですかね… なるほど、ありがとうございます!

2017-03-12 14:58:54
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@entzauberung 殷以来の饕餮文を、「饕餮文」と名付けたのは近世の宋代のことでして、それ以前の呼び名は不明だということも付け加えておきます。(ややこしい)

2017-03-12 15:02:17
巫俊(ふしゅん) @fushunia

@hyla_universumういえば、後世の朝鮮王朝の虎の絵の中に、何かカクカクしていて、変な虎がいるのですが、饕餮文のトラの前段階もあんな感じなのかなと思ったことがあります。ツイッターで流れていた虎の絵だったのですけど、どこで見れるのか

2017-03-12 15:50:56
とうてつ @hyla_universum

@fushunia それは面白そうです!ネットは興味深いもの運んでくれますが、原典にあたるとなると、不便なことはチラホラありますね... 時代もようわからん代物から事実を日々整理して教えてくれる学者さんたちの凄さと有りがたみを感じる瞬間です。

2017-03-12 15:59:14
巫俊(ふしゅん) @fushunia

虎の方言 「(揚雄)『方言』に、陳、衛、宋、楚では李父、江淮南楚では李耳、あるいは於菟、関の東西では伯都とよぶという」 kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hyoro…

2017-03-12 18:44:03

日本語「トラ」は、中国南方の楚や呉・越の言葉に似ているとする説がありますが、はっきりしないようです。

巫俊(ふしゅん) @fushunia

論文「客語源起南方的語言論証」(2006年) 「「羅羅」(lolo) 在彝語是「虎」的意思,表示住地處山 區多虎,故以虎為其圖騰為其族名。」 羅羅(ロロ)族は、シナチベット語族の少数民族の彝(イ)族の別名です。ロロは彝語で「」を意味し、虎が多い山に住むので、族名にしたとか。

2017-07-09 15:13:59
巫俊(ふしゅん) @fushunia

饕餮(とうてつ)の上古音 饕l̥ʰaːw 餮r̥ʰɯːd

2017-07-09 15:06:54

饕餮の上古音(周代以前の発音)とロロ族のロロは発音が少し似てる気もしますが、よく分かりませんでした。