江口聡氏による小宮友根『実践の中のジェンダー』のランニングコメンタリー
江口聡氏(@eguchi1965)が小宮友根氏(@frroots)の新著『実践の中のジェンダー』を読んで呟いたランニングコメンタリーのまとめ.
世間的に知られた哲学者が異分野の本を読む際に初見でどの様なあるいはどの程度のことを考えながら読んでいるのか知ることができる.
※参考※
EMCA研究会の著作紹介ページへのリンク >
http://emca.jp/books_2011komiya.php
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江口某
@eguchi1965
p.19 「ここでは人間の行為についての生物学的因果説明が提出されている。」OKだけど、「「行為」じゃなくて「行動」を使ってほしかった。
2011-09-27 11:32:54
江口某
@eguchi1965
「進化的説明は、行為の至近要因だけでなく、その究極要因にも照準している。」p.19 ちょっとミスリーディングな感じがするなあ。「要因」もなんか気になる。
2011-09-27 11:56:01
江口某
@eguchi1965
「「社会的構築」的説明が想定している人間の可塑性に対して、生物学的根拠による限定がかけられている」もなんだかミスリーティングだと思う。
2011-09-27 11:59:12
江口某
@eguchi1965
「手を振り回す」「殴る」「殺す」といった行為記述を用いることは、それ自体「言い訳」や「非難」といった行為をおこなうことになる」p.23
2011-09-27 12:12:29
江口某
@eguchi1965
人間のある行動や行為を行為として記述することは、*必ず*価値判断を含むことになる、という主張かな? それだとかなり強い主張だな。強すぎると思う。
2011-09-27 12:13:33