10月8日第七回定期勉強会「アート好きを寄付者、支援者に変える――「ファンドレイジング」の基礎」まとめ
新寄付税制についての質疑応答。アメリカと日本の規制の自由度の違い。日本の寄付者パーティーの違いなど。日本は寄付者がポツポツいてほったらかしになっていたりする。日本は会話や関係性を楽しんでいない。横のネットワークが広がらない。ネームタグがないなども障壁では? #MCDN
2011-10-08 15:47:24岩渕先生:やっている事はプライベートバンクなど金融機関の営業に近いものがある。ディベロップメントは営業だとおもった。伊藤さん:大口寄付層を平の職員にやらせようとしているが、本当の富裕層は団体のトップか動かないとこんなんだという事がまだ浸透/理解されていない。 #MCDN
2011-10-08 15:51:17アメリカだと華やかなパーティーを開いたりするが、日本だと本業でもないのにいただいた寄付でパーティーするのは非難の目でみられたりする部分がある。コストを全くかけないでファンドレイジングできないので理解を深める努力が必要。 #MCDN
2011-10-08 15:54:02日本だと寄付金の中から非営利団体の職員の給与がでている事すらゴシップになるやうなレベルであり認知が必要。日本は基金を運用益でまわすのではなく取り崩し型が殆どであり、それは法的な部分での縛りや損益を出した事により非難された事も影響しているのでは。 #MCDN
2011-10-08 15:56:30リスクも勿論あるが資金運用に真剣に取り組めば増益も望めるという自由度はアメリカにはある。日本も自由度を高めないと勿体無いと思う事もある。日本の場合は遺産相続が今後相続税が上がると寄付も増えるかもしれないが、不動産受け入れ態勢はユニセフぐらいにしかないのでこれから? #MCDN
2011-10-08 16:00:51これから10年ぐらいで変わらなければ海外の国に資産を持ち出してしまうという流出が危惧されており、実際海外に流出しつつあるのでなんとかしなければならない。信託銀行が一緒に考えてくれたらいいのに。海外ではプライベートバンクが役割を担ったりしている #MCDN
2011-10-08 16:03:22信託銀行サイドからお客様を紹介してもらうのはなかなかハードルが高いので、団体側からお客様見つけましたといえるぐらい努力が必要ではないか。信託銀行側も色々商品作りに取り組んでいる所も増えてきた。 #MCDN
2011-10-08 16:06:00今日は学生さんも多いのでディベロップメントに飛び込んだ時の事を話す。オーケストラでずっと張り付いていた時とは違い、9時5時のオフィスワークで違いに驚いた。 #MCDN
2011-10-08 16:08:34日本と海外のファンドレイジングの違いは大口寄付者に対してどのように接し、サービスしていけばいいのかイメージがつかず戸惑っている事が多い。金額でサービスを分けることが日本は全て差をつけずに扱う事は口コミに繋がらないのでは。一方あしなが基金は差をつけない扱い。 #MCDN
2011-10-08 16:11:32あしなが基金は待遇に差をつけて欲しいという寄付者はいらないというスタンス。世の中が良くなって欲しいという想いを共通に扱う。また、社交好きな人ばかりではなくグループ社交が嫌いな人もいるので、成果に厳しい経営者にプロジェクト提案、進捗報告をするなどの切り口も。 #MCDN
2011-10-08 16:13:38プロジェクト報告による関係性構築。寄付者の方向性により関係性構築の仕方を分ける。指向性マーケティングに近い。寄付をしてくださいと言いにくいが、将来お願いしに行く事を前提として、寄付をしてくれるなら我々団体はどうするかなどの質問を先にすると生の声が聞けたりする。 #MCDN
2011-10-08 16:16:16新旧経営者間で教養、文化を共有できなくなっており、クラシックなど興味を持たないIT経営者と昔からの経営者との繋がりをどうしていくかがアメリカではいつも悩みの種であった。 #MCDN
2011-10-08 16:19:08訃報に関するデータベース・最新情報や遺言をどの交渉役場でみられるかなどアメリカではディベロップメントで共有していたが、日本の場合遺言と口にするだけでも失礼な空気。しかし今始めないといけない事もあるのでオプションとして出せるようそれまでに関係性構築をするなど努力が必要 #MCDN
2011-10-08 16:22:28アメリカでは寄付者の配偶者が変わった際の注意や同伴者の素性など情報が共有されて取り扱いに最新の注意を払っていた。が、プライベートな情報ほど館長しか知らないなど属人的ではあった。日本の場合エクセルで管理されていてDB化されていなかったが最近は少しずつ進んでいる。 #MCDN
2011-10-08 16:26:28学生だからお金がないと考えるのではなく、少額寄付を継続してもらうメニューを設けるなど色々やり方は有る。ボランティアの先にあるものをメニューとして用意したりしてはどうか。 #MCDN
2011-10-08 16:31:14質問:LAフィルで理事が優れていた。途中から改革があった経緯と理事の取り扱いなどについて。回答:LAフィルではジョブディスクリプションを細かく決めて守れない人は全て辞めてもらい新しい人をプロセスを細かく踏んでリクルート。年一で合宿を行いヴィジョンの方向性を決定。 #MCDN
2011-10-08 16:34:33事務局が理事の決定事項を遂行して行ったので成功した。日本は理事の権限がアメリカとは違うこともあるが、まだつかめていない部分も有る。ただ、担当者と話しているとそれ以上に理事へのアプローチが出来ない、お願いをしないので積極的な関わりが出来ないのかもしれない。 #MCDN
2011-10-08 16:36:57世界の子供にワクチンをなどはいろんな方々、スポーツ選手などからも頂いている。日本はスポーツ選手や芸能人が寄付をしているとフィーチャーされやすいのでは。 #MCDN
2011-10-08 16:40:35質問:アメリカの場合政治家団体もファンドレイザーがかかわっているのか?回答:詳しくはないが学生団体なども動いていたりする。形として私立の財団になっていたりするのでそこがファンドレイザーになっている場合もある。地域のコミニティーファウンデーションから流す等色々ある。 #MCDN
2011-10-08 16:43:26質問:日本にもあるのか?回答:日本にもあるがコミニティーファウンデーションのようなものもあるが殆ど取り崩し型では。印鑑証明を取らされて驚く場合も。 #MCDN
2011-10-08 16:45:18最後の質問:日本でファンドレイジングが理解が進んでいる状況とはどういう事か。回答:寄付の額が上がっているとは思わないが人の目に付くところに社会貢献等キーワードが上がるようになった。ファンドレイザー同士のネットワークもできるようになった。 #MCDN
2011-10-08 16:47:47ファンドレイジング協会は初回400人、二回目500名集まってファンドレイザーが苦労していて共有/共感したいと言う想いがあるのを感じる。世の中からの信頼もあげるために協会としては認定ファンドレイザー資格試験も2012年6月から始める。 #MCDN
2011-10-08 16:51:10以上をもって終了です。10月28日に「地域文化の創造と市民のキャリアデザイン」、11月23日に「国際シンポジウム 創造都市とグローバル・エコノミー」が開催されるとの事です。 #MCDN
2011-10-08 16:54:40