マツコデラックスって鋭い分析入れてくるよねというところから始まるディスカッション
- naganoteru
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そうかも。ぼくが思う「鋭い」は、似て非なる事象の類似性を次々つないで(厳密にはそのつながりすらすっ飛ばし)ズバっとそこに切り込める力なのだけど、それが鋭い所以は、事後的に論理解析可能であるから。マツコは、鋭いのだけどその言語化が苦手なのかも。RT @kittyon26 瞬発力だけ
2011-11-03 01:08:59@naganoteru 確かにセンスは場数と天性に依るものが多いと思うのですが、その点彼は申し分無いのかと思います。ですが、如何せん高等教育やっとらんのが言語化出来ない所以でしょうね。
2011-11-03 01:13:59場数と天性というのは、ぼくのターミノロジーに従えば、意味の能力と論理の能力なんだよね。マツコは両方高いと思うね。まあ、鋭ければ鋭いほど、その説明にはより高度な言語化能力が求められるわけなんで、言語化能力も決して低くはないと思うけどね。RT @kittyon26 言語化出来ない所以
2011-11-03 01:18:30「意味」と「論理」の定義は http://t.co/6NmeGMqD 参照。鋭い人っていうのは、元来同値ではないものに類似性を見出す(意味の作用)力があって、その見出した類似性が事後的に論理解析可能になっている人のこと。(続く)RT @kittyon26 もうちょい解説下さい。
2011-11-03 01:28:37意味の力で無関係なところに飛んでいけても、それが論理解析できない場合は、単におかしなことを言っているだけで決して鋭いことにはならない。つまり、鋭いという時点で、意味だけでなく論理の力もあるということなんだよね。あとはそれをきちんと言葉にできるかどうか。(続く)@kittyon26
2011-11-03 01:31:08普通の人でも気づけるようなことなら説明するのは簡単なのだけど、普通の人がまず気づかないようなことに気づいた人がそれを説明しようとすると、より多くのことばが必要になっちゃう。マツコは、鋭いがゆえに言語化能力が不足して見えるだけかな、と。@kittyon26
2011-11-03 01:33:27ついでにもうちょっと言っちゃうんだけど、柄谷行人が「探究」の中で語っていた「他者との対話」に近いかも、この話。彼の言葉を借りれば、共通の思念を共有する者同士の対話はただのモノローグってことになるのだけど、誰でも気づけることを説明するのって、そういうことだよね。@kittyon26
2011-11-03 01:41:24@naganoteru 事後的に論理解説可能なことにメタ的に気付けるけども、その事象間の隔たりがあまりにも可視化し難く、その為の言語が既存せず追い付いていない。だから多くの言葉が要る。それはある程度は高等教育で補完可能である。てところでしょうか?
2011-11-03 01:46:51@kittyon26 そんな感じ。共有されていないアイデアであるということは、つまりそれを説明する既存の言語がないということだから。ちなみに、その説明は必ずしも論理に依存すればいいわけではなくて、たとえ話などの意味の作用に訴えるのも結構重要だったりします。
2011-11-03 01:53:23@naganoteru まだそのニューアカ(?)まで到達してないです(笑)授業期間、特に中間レポートの時期だと課題文献やらで、ほとんど興味のままに文献は読めないんですよね。今月末からちょろっとは読めると思うんですけどね。2月頭以降になりゃあガッツリいけるんですが。
2011-11-03 01:54:06@naganoteru そういうのって枢軸の時代の神話や、伝統世界の民話であったりしますよね。ほとんど文系の学問はそれを読み解くことが仕事だと思うんですが。ひいては人類の歴史であったり。
2011-11-03 01:57:39@naganoteru そうですか?枢軸の時代の宗教の開祖ってそういうメタ的な超人だと思うんです。道具が無いから説明のしようがなかった。だからそれを下部構造である文明の利器を開発しつつ、何とか説明しようとして、方法序説に代表するように一旦バラしてまた再構成したりしてるような。
2011-11-03 02:10:26@kittyon26 なるほど。きっと、彼らはその鋭さゆえに、人々に理解させるべく信じられないような苦労をしたんだろうね。言葉がない中では、さっきも言ったとおり論理的な説明よりも、意味的な説明の方が理解を得られやすかったりするので、往々にして宗教的真理は論理的に見えないのかも。
2011-11-03 02:18:06@naganoteru まさしくそうなんです。どこまで論理で外堀埋めれるか。説明のつかないのをどう説明がつかないかで背理法的に説明するか。そこら辺こそが僕の学問的動機にして目的なんですよね。
2011-11-03 02:27:38@kittyon26 そう考えると、弘法大師ってのはとんでもない人だったんだろうなあ。中国から持ち帰った天才による「飛躍」的な密教をほぼひとちで論理体系にしていったようなものだから。ものすごい言語化能力だわ。
2011-11-03 02:30:20@naganoteru ですねえ。化物ですね。仏教の勉強もまったくで、来年京大でやるつもりなんですが今はまだ。ちょろっと唯識齧ったぐらいで。どれぐらい密教とかの研究って進んでるんですかねえ。それこそ「密」教で論理で説明つかない要素が主だろうから厳しいところもあると思うんですが。
2011-11-03 02:37:31@kittyon26 高野山とかでは今でも研究は進んでるのかな。どうなんだろうね、そのへんのところは。来年京大来るんだ。ほんとに思想や社会学が好きなんだね。
2011-11-03 02:40:24@naganoteru うーん、、分かりかねますねえ。。京大の科目等履修生やる予定です。それから院に進学しようかと。まあ院に行く前の浪人と言いますか。そうですねえ、どうもそんなことばっかり考えてます(笑)マクロなことばっかりで(笑)
2011-11-03 02:47:54@kittyon26 論理と意味の能力ってアウフヘーベンするところがあって、それぞれの能力の値がもう一方の能力の上限を規定するんだよね。つまり、両方バランスよく高めていかなきゃいけないというか。社会学的視点や分析力も、マクロとミクロを両方ほぐすようにやってく必要があるのかな、と。
2011-11-03 02:50:47@naganoteru そうですね。それは間違いないです。自分や当該事象の適正によってどちらに軸足を置くかということはありますが、あくまで相互補完的にやろうという意識は持っています。
2011-11-03 02:56:26@kittyon26 そういう観点からは、いったん社会に出ちゃうってのもほんとは手なんだけどね。日本は、企業も新卒からリニアなキャリアしかないように、アカデミックも、なかなか一般企業に就職してから戻るって流れはないのだけど。
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