【中学の頃聞いた御伽噺】…昔、「文字」が発明された晩、この世の全ての化け物が集まり「お前たち人間は俺たちと違う世界の住人になってしまった」と嘆き悲しんでた

どこかで聞いた「神話の終わりは文明の始まり」という言葉を思い出した。 _(:3 」∠ )_
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唐沢なをき @nawokikarasawa

中学の頃聞いた御伽噺。昔中国で「文字」というものが初めて発明された(←そんなに簡単に?)その晩、家の外で酷い鳴き声がするので出てみたらこの世の全ての化け物が集まって涙を流して「これでもうお前たち人間は俺たちと違う世界の住人になってしまった」と嘆き悲しんでた、という。これを(続)

2023-07-19 09:54:59
唐沢なをき @nawokikarasawa

(続)名付けて「鬼哭啾々」という、とかオチがついてたと思うがそんなエピソード漢和辞典に載ってないなあ。元話どこかなあ。

2023-07-19 09:56:08
nekojita @nek0jita

まさに中国に伝わる文字発明の伝説ですね。 昔者蒼頡作書、而天雨粟鬼夜哭(淮南子)。 蒼頡(ソウケツ)という目が4つある(!)政治家が、鳥の足跡の形によって元の鳥を推測できることから、文字によって概念を表現できることに気付いた。とんでもない大発明で、天は粟を降らし、鬼は夜哭いた。 pic.twitter.com/xsiaKeoSwn twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 16:56:01
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Moroo Jun @moroo

@nawokikarasawa 淮南子本経訓ですね。 画像は、架蔵の冨山房版淮南子の該当部分 pic.twitter.com/vYAQcOEKvv

2023-07-19 15:54:06
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No-Marcy@フラットウッズの森のパブリックエネミー @NoMarcy1225

呉智英先生が「封建主義者かく語りき」で紹介してた話ですね。 「淮南子」だと「昔者蒼頡作書 而天雨粟 鬼夜哭」となっていて、「鬼哭啾々」としているのは、呉智英先生の脚色か勘違いではないかと。 (「鬼哭啾々」の由来は杜甫の「兵車行」の一節、「新鬼煩寃旧鬼哭 天陰雨湿声啾啾」からです。) twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 11:28:04
人民中国雑誌社 @PeopleChina

4月20日に、漢字を発明したとされる伝説上の人物・倉頡を祀る式典が陝西省渭南市白水県の倉頡廟で行われた。地元では古くから二十四節気の穀雨の日に、倉頡を祭る習わしがある。#倉頡 #漢字 #陝西省 pic.twitter.com/5DD1KKZV8p

2021-04-26 16:00:30
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人民中国雑誌社 @PeopleChina

漢字の起源については中国古代の文献でも諸説あるが、最も広く知られているのは倉頡発明説だ。倉頡は中国を統治した五帝の最初の帝とされる「黄帝」時代の史官で、先住民に伝わる文字や記号を収集、整理し、そこに万物の形を合わせて漢字を作ったと言われる。

2021-04-26 16:01:58
Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) @gryphonjapan

@nawokikarasawa もう既に、togetter.com/li/2189533 で出典「淮南子」まで判明しているようですね。。呉智英の著書「封建主義者かく語りき」の該当部分も一応画像で紹介しておきます。 twitter.com/nawokikarasawa… pic.twitter.com/jf8m3ochV2

2023-07-19 21:23:49
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わっふるこーん @waffle_waff1e

古代の文字忌避として有名な例の一つで、蒼頡のやつだわね 面白いのはこの後、文字によって人が詐偽を覚え、農耕を捨ててしまったと続くところ。プラトンのパイドロスでもあるけれども、あちらが知識人の文字に対する反発であるのに対して、こちらの伝承はむしろ農耕社会の庶民目線という印象がある。 twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 19:54:38
イサワノリエ*石和仙衣 @muginami_lyra

どこかで聞いた「神話の終わりは文明の始まり」という言葉を思い出しました。 「かいじゅうたちのいるところ」みたいに暮らしていたのかしら…。 twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 18:31:59
レ(レ) @utukushiigyokko

人間がかつてこの世の化け物と同じ世界の住人だったことに納得感があります twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 19:43:07
吉村英崇🎂8/28が誕生日と覚えなくて良いのよ_(: 3 」∠ )_ @Count_Down_000

単語というか、概念に名前ついてるのは学習において大事よな 「ほいじゃ名という概念、文字がまだない古代はどうやって学習したん?」 勉強できる人がやってる学習のコツで聞いた事から考察すると ●絵を描いてみる ●その概念を真似して動いて表現。踊る …古代のシャーマニズムの神下ろしじゃん twitter.com/uran120/status…

2023-07-18 00:01:48
にかいどう@レゴ機械生物図鑑 @uran120

1万5000年前にクロマニョン人が描いた「ラスコー洞窟」の壁画。 動物の脚が何本も描かれたのが謎だったのが、どうやら松明を左右に動かしながら照らすと、壁の凸凹で脚が動いているように見えるらしい。 これが世界最古のアニメーション。 という話をラジオで聞いて感心した。 #唐突に好きなモノを語る pic.twitter.com/ts4dE8t8kY

2018-09-22 21:49:32
吉村英崇🎂8/28が誕生日と覚えなくて良いのよ_(: 3 」∠ )_ @Count_Down_000

@nawokikarasawa 文字(単語など言語も?)を獲得する前の人間の学習を絵に描く•真似して動いて再現するだと思い、それが古代のシャーマニズムの一面と思ってました 納得できるようなお話です twitter.com/count_down_000…

2023-07-19 11:54:43
猫屋敷三郎 @hitochung2

ゆーて無文字でも神話とか歴史が口伝で伝わってたりはするので、文字の存在が決定的かなぁ 書かれたものはそれで“固まってしまう”ってのはあるかも twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 19:44:22
猫屋敷三郎 @hitochung2

あ、そうか、口伝えの世界の住民が嘆き悲しんでた訳だ 「書かれたもの」になってしまうと

2023-07-19 19:48:45
猫屋敷三郎 @hitochung2

「風に語りて」の風の如くにある種人々にとって気の置けない存在であった「何者か」だったが、これからは書かれ、分類され、固定化されるしかないと嘆いたということだろうかlyriclist.mrshll129.com/kingcrimson-it…

2023-07-19 19:54:48
まとめ ロシア人『何で日本人がそんなコト知ってるんだ?』...ロシアにいっぱい熊いるのに、ロシア語に「熊」を表す単語は存在し.. ロシア人 「あれ…日本語の「くま」って存在の名前はどうなんだろ…?」  -その名をみだりに唱えてはならない _(:3 」∠ )_ 4353344 pv 1160 605 users 347
深雪 @internet_hosii

これみて思いだしたけどしりとりも人間だけがわかる言葉で場を繋ぐからそれが結界になって言葉のわからない魔物は入って来れず、しりとりは魔除けになるみたいな話思い出した。 文字じゃなくて言語?だけど、なんか似通ってる気がする。 twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 18:33:34
やクター @doctortt1

これは准南子だそうですが、荘子の「日に一竅を鑿てるに、七日にして渾沌死せり。」の逸話に通じるものがある気がしますね🤔 正体不明のものに正体をつけようとすると、それは死んでしまうのだ twitter.com/nawokikarasawa…

2023-07-19 18:39:42
立樹 清明 @TATEKISEIMEI

名前が付けば大勢が知ることができ大勢が知ればそれだけ情報が集まり、情報が集まれば克服できるようになる。 ……原因不明の病気も特徴に名前をつければいつかは治療法がわかるようになる感じ? twitter.com/Count_Down_000…

2023-07-19 15:58:17
Nemo @kuronekococochi

@nawokikarasawa 興味深いお話… そして今Twitter/SNSが人間の住んでる世界の中を線引きしてる… (良い悪いは別として…違う世界線に住んでる住人をclarifyしてる…集合化/惹きつけてるというほうが適切かも)

2023-07-19 11:16:09
唐沢なをき @nawokikarasawa

先ほどの呟き呉智英先生の著書「封建主義者かく語りき」から「淮南子」だとご教授いただきました。ありがとうございます。自分はこの話どこかのおじさんに聞いたのですが細部がいろいろ違っているようでした。そういえば(続)

2023-07-19 11:55:57
唐沢なをき @nawokikarasawa

(続)これもその人から聞いた、中国で書物に辛口の批評をする批評家がいて、みんなに恐れられていたけどある日突然山のように大きな鬼が現れてその男を「けしからん」と踏み潰した、って話だけど。これも(いかにも)呉智英先生が紹介しそうな「それでいいのか?」って話だなあ。めちゃくちゃ。

2023-07-19 11:57:27