最強の存在だった「騎士・騎兵」~それへの対抗策の世界史

実際に見たり接したりすると、馬は想像以上に強い!怖い!これを乗りこなし、鎧を着こんで弓・槍で武装した「騎士」が、世界史の中心に躍り出て、退場していくまでの歴史とは?
49
前へ 1 ・・ 4 5
Amictica sal vitae.(新アカウント) @boots_fleck1

いっときますが、主にフランスを視点にした話ね。 これは。 イングランドとかだと……

2024-02-20 10:39:45

おまけ 攻城戦の話

ここは別テーマですが、ついでなので一緒に

佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

■中世ヨーロッパで使用された攻城兵器(火薬式兵器を除く) -1枚目:破城槌(ラム) いわば、城門を破るための丸太の発展形である。個人で槌や斧を振るっても一人分の力にしかならないが、丸太は複数人で叩きつけることができる。しかし、両手がふさがり盾等で防御することは中々に困難。(1/10) pic.twitter.com/45UId93ByP

2024-02-15 18:40:04
拡大
拡大
拡大
拡大
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

そこで、矢や投石を防ぐための屋根を葺いたり、重さを軽減するために車輪をつけてみたり古代から嘆かわしい努力が試みられた。(2/10)

2024-02-15 18:40:05
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

-2枚目:攻城塔(シージタワー) 単純かつ有効な城壁に登る手段として梯子が城壁の登場から荒れるまで長く用いられたが、梯子を登る兵は常に危険にさらされた。梯子を鉤のついた棒にひっかけて倒される・自由のきかない盾の横から矢や投石をうける・熱々の煮えたぎった油をかけられるetc.(3/10)

2024-02-15 18:40:05
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

そのため、車輪をつけた移動式の建築物である攻城塔が用いられた。城壁に取りつくまで梯子または階段を登る兵の身を守り、物によっては矢狭間が設けられたり、反撃用のバリスタが備えられた。(4/10)

2024-02-15 18:40:06
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

-3枚目:置盾(マントレット) 投射武器を防ぐための大型の設置式の盾である。ものによっては起立させるための衝立、あるいは車輪を備えていた。攻城側の兵士は常に城壁の上にいる守備兵からの位置エネルギーが乗った凶悪な攻撃にさらされた。重力は石ですら強力な致死性の武器に変わる。(5/10)

2024-02-15 18:40:06
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

兵が身を隠す遮蔽物の必要性は高かった。(6/10)

2024-02-15 18:40:07
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

-4枚目:バリスタ 大型の矢や物によっては石弾等を発射する巻き上げ機を用いる機械式の大型弓である。対人や木製の構造物を破壊する用途で使われた。ローマ時代では動物の腱等の素材の縄のねじれ力を用いた形式が主に使用されたが、中世では弓型つまりは木材・弦の弾性を利用したものが主流。(7/10)

2024-02-15 18:40:07
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

-5枚目:カタパルト ねじれ力等を用いて石弾を投擲する投石機。バリスタとちがって、重量物を投げ込めるため、石造りの城壁にも損傷を与えることが可能。バケットに細かい石を詰めて散弾のように投擲したり、可燃物や汚物も投げ込むことができる。(8/10) pic.twitter.com/VIl65lBxxD

2024-02-15 18:40:08
拡大
拡大
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

-6枚目:トレビュシェット 素材の弾性を用いずに、水や石等の重石を用いて梃子の原理で投擲を行う投石機の一種。大型化に向いていて、重しを重くするほど投擲重量を増やせる。大きい物では100kg(現代の8インチ/203mm砲弾級)もの重量物を投擲できる。(9/10)

2024-02-15 18:40:08
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

大砲と比べると初速が低く分解しないと移動できないため、砲身が軽量化され発達した機動性の高い砲架の普及に伴い陳腐化した。(10/10)

2024-02-15 18:40:09
エリザ @elizabeth_munc

rt カタパルトに攻城塔、波状槌にトレビシェットと、中世の城攻めはわくわくするけど、この頃は守備側が圧倒的に有利で、砦はまず落ちなかったし、攻撃側に対して圧倒的な少数でも効果的な防衛が出来たとか何かで読んだ気がする。

2024-02-15 22:29:36
坂之上田村フレンズ @pokitasu

中世の攻城戦、城に籠る防御側が圧倒的に有利で防備を固めた城が陥落する例は少なかったそうだけど、その状況を一変させたのが大砲の登場なんな。もともと大砲はお城の壁を打ち崩す目的で開発された攻城兵器で、一部の人達がヒャッハーするまでは基本的に人に向けて撃つ兵器ではなかったそうなのだ…

2024-02-20 13:32:43
坂之上田村フレンズ @pokitasu

攻城塔、第四次十字軍のMVP兵器で、フランス騎士達と共闘したヴェネツィアの軍船が船の上に攻城塔を作り、鉄壁の守りを誇るコンスタンティノープルの海岸沿いの城壁に乗り移って高らかに占領旗掲げたら、守備兵達はたちまち戦意を失い降参しちゃったそうなのだ。大砲なしで攻城戦成功させててスゴイ! x.com/TA5vWI4SfJVHCG…

2024-02-20 13:55:28
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

防御側の準備が整っていない時でも狙わないと、半年とか長引きますからねえ。その間に防御側の後詰がやってきて失敗したり、攻め手の食料が切れて諦めたり。 古代はトレビシュット級の強力な投石機や火砲がないのと、国家の規模が大きく中央集権的なので中世よりも攻める側も守る側も体力があり、 x.com/pokitasu/statu…

2024-02-20 17:49:20
佐々木 司 @TA5vWI4SfJVHCGa

第三次ポエニ戦争ではローマはカルタゴを3年間も包囲しましたね。

2024-02-20 17:49:20
前へ 1 ・・ 4 5