漢字はその古さゆえに「最近発明されたものなのに、それを表す字は数千年前からあった」という不思議な現象が起きる→「銃」や「駅」「缶」などの例が集まる
銃が使われる前から銃という字は存在していた
日本各地を旅をしながら廃墟、ひなびた風景、不思議な伝承など「人の生きた記憶」を記録・著作しています。廃墟/路地裏/街並み/建築/旅館/医療/民俗学/たまーにポトレ。 調査・原稿依頼など連絡はDM/メールから:polaris453121@gmail.com)fantia.jp/fanclubs/34782
漢字ってその古さゆえに「最近発明されたものなのに、それを表す字そのものは数千年も前からあった」と言う不思議な存在が結構あって、例えば「銃」なんかがそれだ。現代なら銃と言ったら遠距離火器のことだがじゃあ元はどんな意味の漢字だったかといえば「農具や刃物の柄へ差込む穴」のことらしい。
2024-04-01 21:36:50「銃」という漢字は元来、斧の峰部分に設けられた柄を差し込むための穴を表し、転じて主に金属製の筒から弾丸を発射する武器を表すようになった。
銃は「つつ」だし、充は「あてる」だし「みつる」だもんなあ。 x.com/north_ern2/sta…
2024-04-02 14:28:40@North_ern2 そういえば翻訳の水滸伝では、柄が空洞になっていて、暗器を仕込めるようになっている手斧を指す言葉として「銃」の文字が用いられておりました。 なるほど、形状的にはそれに似ているから、ピストルの概念が入ってきた時、銃の文字を当てたのだなと納得しました。
2024-04-02 00:25:35@yuri_kamanosuke はえー 武器としての性質のある言葉でもあったんですのね。形状が由来オンリーな漢字だと思ってました。
2024-04-02 08:24:58こうした例は他にも
「元ある言葉が新技術を用いた道具や概念をさす意味として全然違う再定義・転用される現象」としての例 ・駅(本来は鉄道でなく道にあったもの。つまり「道の駅」は二重表現) ・レンズ(レンズ豆に形が似てたから。レンズのが後発) ・天狗(本来は彗星のこと) こういうのね。借用語とも違うよな…?
2024-04-02 13:48:04「核弾頭」「電気自動車」みたいに熟語で新しい意味を与えるのとは、また違う話なんですね…。 x.com/North_ern2/sta…
2024-04-02 14:44:43鉄道ができるはるかに前から「駅」があるのと近い話かな。意味としては街道の宿駅だけど。と考えると、「道の駅」とは何なのか笑 x.com/north_ern2/sta…
2024-04-02 12:51:04旅行者にとっても宿泊所や休息所がなければならないため、これらの役割を果たすために駅伝制が導入され、駅が全国に設けられた。
@North_ern2 「撮」は今だとカメラで撮る、と言った意味ですがもともとは「つまむ」らしいですね
2024-04-02 12:55:34以前、「撮」について不思議に思い調べたことがある。現代日本では「写真や動画を撮る」意味でしか使われないこの字、元々は「つまむ」という意味らしい。 x.com/North_ern2/sta…
2024-04-02 12:57:58「缶(罐)」とかもそうですね。現代ではみんな普通に「かん」と読んでますけど缶詰の発明は19世紀なわけで……「缶」は素焼きの器、「罐」は「水などを入れる容器、つぼ・かめ」をさす字だったといいます。ちなみに「罐」の原義が生きている語には「薬罐(やかん)」があります。 x.com/North_ern2/sta…
2024-04-02 10:50:05