食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:ATOMTEX AT1320の注意点編
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メーカーのソフトのバージョンによって違うそうです。元々この問題は無かったのに、最近のいくつかのバージョンで発生しているという話でした。QT @s_nino え、±0問題はない?メーカーの問題のはずなのに。RT @lookingawry: オーロラの放射能測定器AT1320A
2012-02-12 21:14:41@lookingawry @s_nino という事は,アドフューテックの問題という事でしょうか? 説明ではそうでは無かったと思います. 問題が無いバージョンが現行のファームで動作するのであればソフトウェアの提供をしてもらっても良い気がしますが…
2012-02-13 00:03:22以前のバージョンは、そもそもがちゃんと限界値を計算していなかったとか、そんなような話だったと思います。問題がないバージョンというのはその古いやつで、現状の問題はメーカーの問題のはずです。RT @skycancer: @lookingawry @s_nino という事はアドフュー…
2012-02-13 00:52:48@skycancer ATOMTEXのベースのソフトの最近のバージョンで±0問題が発生していて、その前は実は無かったと聞いているという話でした。確かにオーロラの端末版では±0の測定結果はありませんでした。常に<XBq表示。
2012-02-13 01:29:32@skycancer ともあれ、他の1320A持ちの方の情報によれば、ATOMTEX側の修正作業はほぼ終わっていて、あとはアドフュー側の問題という段階のようです。3月メドで進めているということのようですので、あと数週間、期待して待ってみましょう。
2012-02-13 01:31:50@lookingawry @s_nino さんからは,「以前のバージョンは、そもそもがちゃんと限界値を計算していなかったとか、そんなような話だったと思います。問題がないバージョンというのはその古いやつで、現状の問題はメーカーの問題のはずです。」というTwです.
2012-02-13 01:32:52@skycancer @s_nino 今日オーロラで見た端末版では、限界値をちゃんと計算してないようには見えませんでした。ま、いずれにしろ前のバージョンには前のバージョンなりの問題点があったからこそバージョンアップしたんでしょうし、以前に戻れば解決という事でもないのでしょう。
2012-02-13 01:48:54ATOMTEX社の測定装置は、他のメーカーの装置と違って画面表示のプラスマイナスの後ろにσ(標準偏差)ではなく2σ(95%信頼区間)を表示しているとみられます。画面にプラスマイナス表示がない場合でも、結果レポートに誤差としてσのかわりに2σを表示・印刷していると考えられます。ですから、この装置でとった測定値を報告・公表するときは、福島の市民測定所の解説ページhttp://bit.ly/siy2cP にならってプラスマイナスの後ろに表示されている、あるいは結果レポートに印刷されている誤差の値が2σ(95%信頼区間)であること、従って検出限界値(3σ)を計算するにはこの値を3倍ではなく1.5倍しなければならないことを必ず明記してください。そうでないと、測定値を見る人が検出限界値を正しく計算できず、検出/不検出の判断を誤ってしまいます。
(重要!ベラルーシ製椅子型ホールボディカウンターの検査結果プリントアウトの読み方)
ATOMTEXのWBC出力の解説 http://t.co/oiDWQPmU Compは多分Stat+Sys,Pは「データ正確性」ではなくMDAが2σの意味?でも計算合わない。「計算式はメーカーの企業秘密」は酷い
2012-02-14 22:45:30(Stat=統計誤差 statistical error:測定試料から出てくる放射線の強さが一定せず変動していることによる誤差。試料の測定を繰り返せば小さくすることができます。
Sys=系統誤差 systematic error:装置の部品・配線の不具合の有無、遮蔽のよしあし、電源の安定性、測定室の温度湿度など測定装置とその設置環境に由来する誤差。こちらは試料の測定を繰り返しても小さくすることはできませんが、装置の故障や測定環境の変動のチェックには重要です。試料をセットせずにバックラウンドを繰り返し、あるいは長時間測定した結果をもとに計算します。
MDA=Minimum Detectable Activity、誤差σの3.29倍。欧米ではσの3倍ではなくこちらを検出判定の基準値として使うケースが増えています)
(バックグラウンド測定の標準偏差=σの3倍を検出下限値として検出/不検出の判定基準に使うのは、バックグラウンドの測定値のばらつきだけを考慮し、試料の測定値のばらつきを無視する片手落ちだという批判があり、これをもとに両方のばらつきを考慮にいれてσの3.29倍=3.29σを検出下限値とすべきだという提案が行われています。http://t.co/wPKPyaeB
誤判定(=正しくは検出と判定すべきものを不検出と判定、あるいは不検出と判定すべきものを検出と判定する)の可能性は、検出限界を3σとした場合約7%とされるのに対し、3.29σでは5%となり、後者の方がより厳密な判定ができることになります)
企業秘密なあげくに間違ってたりするわけですRT @h_okumura: ATOMTEXのWBC出力の解説 http://t.co/ACPQ51fC Compは多分Stat+Sys,Pは「データ正確性」ではなくMDAが2σの意味?でも計算合わない。「計算式はメーカーの企業秘密」
2012-02-14 22:47:28続・ベラルーシ製椅子型ホールボディカウンターの検査結果プリントアウトの読み方
(ベラルーシ、ATOMTEX社製の放射線測定装置は食品用測定装置AT1320、ホールボディカウンターAT1316とも誤差の表示形式が独特なので、結果を読む時注意が必要です)
メモ:誤差をσとすると、検出下限は3~5σ位、定量下限は10σ位とする事がおおい。つまり、誤差の3~5倍以上なら検出できた事にする、誤差の10倍程度以上なら十分な精度で定量できたとする…(例の6歳児のWBCの結果https://t.co/2E9awA3xは?)
2012-02-15 17:46:36続き→ Cs137 169Bq ±89(3σ=267)←誤差の3倍より検出が低いけど、実際どのくらいあるんだろう?? Cs134 ND K40 1130Bq ±370(3σ=1110)←カリウムはこんなもん??
2012-02-15 17:48:06@anemone3290 どうもこのATOMTEXの機器は、±の後の数字は標準偏差のσではなく、95%信頼区間の2σで、ND判定は3σで行っているような感じです。で、この例の場合、おそらくCs137の3σ=133ですので、かなりギリギリの検出であるらしいことがわかります。
2012-02-15 18:29:12@anemone3290 で、Cs134がほぼ同程度の割合だとすると、3σを割っていて検出限界を下回っている可能性は十分考えられます。ただ、この機器の場合、標準偏差のσの計算もどうもなんかおかしいことはわかってますので、この概算もだいたいの目安でしかないです ^^
2012-02-15 18:30:59@anemone3290 ±の後の数字がσなのか2σなのか3σなのか、ちゃんとはっきりさせろ!、と専門家がブーブー文句を言うのは、こういった概算ができないから。ちなみに何も書かずに±いくつと書いたら普通は1σだと思うので、「計算が合わない!」となります ^^
2012-02-15 18:33:12@kaztsuda @anemone3290 横からすみません。どうもATOMTEXは±の後には2σというのが好みかも。福島の市民測定所が同じメーカーの食品測定装置AT1320のデータの見方の説明http://t.co/eccmAe9a で「±の数値は95%信頼区間(2σ)」と
2012-02-15 18:42:04@kaztsuda @anemone3290 そういえば「±の後が2σ(95%信頼区間)」という方式は、昨年福島のこどもの尿を(グリーンピースの仲介で)測定したフランスの反原発NGO、ACROの検査成績報告書http://t.co/nrEA0N7w でも採用されていましたっけ
2012-02-15 18:51:31@parasite2006 @anemone3290 そう言われてみると、ACROの結果、どうも計算が合わないぞ?、この±の誤差の数値って、もしかして1σじゃなく2σの信頼区間?、ってtweetしたような記憶が蘇ってきました ^^
2012-02-15 18:56:02@parasite2006 医薬系の論文ですと、A±B (95% CI)とかいう表記はよく見ますので、定義さえはっきりしてもらえばそれほど違和感はないんですけどねえ。まぁn=30とか、そのくらいの話ですけど ^^
2012-02-15 19:03:28@kaztsuda @anemone3290 はい、英文の検査成績報告書http://t.co/nrEA0N7w の2ページ目にある説明に「95%信頼区間」「標準偏差の2倍」ということばがはっきり書いてあります。当時検出判定基準としては3σしか知らず、何これ、と思ったものでした
2012-02-15 19:01:10