橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判4

橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判 http://togetter.com/li/150577 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)批判2 http://togetter.com/li/270222 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)批判3 続きを読む
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crape @crape_myrtle_

「ふしキリ」の論そのものを叩きたければ自分で叩けばいいのに。私はそれを邪魔したりしないし、もしそれに興味を持てたら協力してもいいし。なんでやらないのかしら??

2012-03-20 23:29:02
ラスキンの犬 @DogRuskin

なんか橋爪大三郎みたいに、「論駁という概念は西洋で生まれたものだ。だから、一神教と関係のない日本人は、そのような乱暴な議論はしないでいいと、心底思っている。キリスト教の歴史も、異端論駁という非寛容な歴史だった」とか言いそうだな、『ふしぎなキリスト教』の擁護者は

2012-03-20 23:30:03
ラスキンの犬 @DogRuskin

議論ができない相手には逆に「日本語でおk」と言いたくなるんだけど

2012-03-20 23:31:16
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

『ふしぎなキリスト教』批判への批判て、ソーカル×ブリクモン『知の欺瞞』のポストモダン批判への批判にそっくりなんだよね、笑っちゃうくらいに。

2012-03-20 23:32:34
ラスキンの犬 @DogRuskin

「論」っていうか、その本の主張thesis statementを叩くってのは、直接その主張をバッシングすることじゃないんだよ。その主張が成立しないってことを示すことが基本。じゃないと、ただの「口論」にしかならない。「議論」にならない

2012-03-20 23:33:09
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

議論とは何かの主張を巡るものであり、主張は必ず別の根拠に支えられていなくてはならない。反論は「その根拠は主張をサポートしない」もしくは「根拠そのものが偽である」となる。

2012-03-21 10:05:58
ラスキンの犬 @DogRuskin

これは欠陥住宅だ、ってのを示すために、この土台とこの土台が弱い、とデータを出して指摘しようとしてるのに、「家全体をぶち壊せないような些細なデータの羅列はいらねえ!」とか「なら、お前が代わりに家を建てろ」とか反論してきてる感じだよね

2012-03-20 23:41:40
ラスキンの犬 @DogRuskin

ああ、『ふしぎなキリスト教』で感じるのは、自分の場合は怒りとかじゃないか。

2012-03-20 23:51:04
こちゃ@ @Kociarniczka

@DogRuskin @crape_myrtle_ おそらくですけど、調べるのが面倒なのだと思いますよ。

2012-03-21 00:40:01

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仏教徒からの意見

ニー仏 @neetbuddhist

きのう見かけた「ふしキリ」ツイート、RTしようと思ってたんだけどなくなっちゃってるな。「ふしキリ」はたとえ知識において不十分であったとしても、「なぜ」を説明しようとしていた点において価値があったのであって、単に事実だけを並べた入門書では「ふしキリ」の代わりにはならない、ってやつ。

2012-03-22 14:53:20
ニー仏 @neetbuddhist

これには実のところ全く同意で、「必要」があって「勉強」している人でない限り、一般の人は事実の知識だけが並んだ本なんて、普通は読んでくれません。一般の人が読んで「面白い」と思う本は、事実の間に有機的な連関が示されていて、それが「ストーリー」をつくっているもの。そんな本だと思います。

2012-03-22 14:55:16
ニー仏 @neetbuddhist

「なぜ」の解明が「ふしキリ」の価値だというのも、そういうことだと思うんですよね。もちろん「ストーリー」を織る素材になる、歴史的な事実の知識が間違っていたら、それはもうお話にならない。物語じゃない、ただのウソ話になってしまう。だから私は、基本的には「ふしキリ」批判に賛成の立場です。

2012-03-22 15:04:29
ニー仏 @neetbuddhist

ただ、「ストーリー」があって「面白い」、したがって「売れる」本を書こうと思ったら、みんなが「事実」と認めるラインだけでことが済まなくなるのもまた事実。個別の知識に「有機的連関」をつけようと思ったら、そこにはどうしたって解釈が入るし、それは万人にとって満足のいくものではあり得ない。

2012-03-22 15:08:31
ニー仏 @neetbuddhist

つまり、「解釈」と「ストーリー」の提示によって「面白い」本をつくったとしたら、それはほとんど「原理的」に、「誰かにとってはウソと思える」書物になるわけ。「この本に事実が書いてあると思うほうが間違い」という橋爪さんの発言は、おそらくはそういう文脈から発されたもの。

2012-03-22 15:11:02
ニー仏 @neetbuddhist

「ふしキリ批判」批判をする人たちは、無意識的にせよ、そこを捉えているんだと思う。彼らに対して、「正確な知識」がただ羅列されているだけの入門書を提示しても、それは「ふしキリ」の代わりには全くならない。彼らが読みたいのは「事実の記述」では実はなくて、「面白い物語」なのだから。

2012-03-22 15:23:06
ニー仏 @neetbuddhist

従って、「ふしキリ」の代替本を出そうと思ったら、その著者は、知識に関しては正確を期すとしても、その最終的な「解釈」については、「誰かにウソだと指弾される」ことを覚悟の上で、「面白い物語」を敢えて提示する必要がある。これはキリスト教に造詣の深い人にとっては、むしろキツい作業だろう。

2012-03-22 15:27:34
ニー仏 @neetbuddhist

そんなわけで、「ふしキリ」はダメな本かも知れないけれど、これに代わる本を出すことは、たぶんなかなか難しいだろうな、というお話でした。ブログでやれって長さになりましたね。すみません(^^ゞ

2012-03-22 15:30:36
ばくだんいわ◆QOOmW3I0SM @bun_history

あー、うまい表現ですねぇ。そうそう、これを出来る人はホント少ないんだよなぁ……

2012-03-22 18:13:04
ばくだんいわ◆QOOmW3I0SM @bun_history

「1.詳しくなっても、何も知らなかった頃の『なんとなしの疑問』をきちんと覚えている。あるいは人から抽出できる」 「2.適切に平易に、全体に一本筋を通してそれを説明できる」 「3.かつ、その知識が間違っていない。」 の3要素揃った人は、そうゴロゴロ転がってないんですよねぇ……

2012-03-22 18:14:23
ニー仏 @neetbuddhist

午後のツイートを、@crape_myrtle_ さんがまとめに入れてくれた♪ でもよく見たら、俺が言ってることって、「『ふしキリ』が提示するキリスト教」の項で、@bible_go さんがとっくに指摘されてることですね.. http://t.co/L1gHjvpF

2012-03-22 20:58:15
  • 「ふしキリ」の構成と概要、一般人に支持される理由、そしてもっと良い案
金田一輝(俳詩人) @kanedaitsuki

一時期出てきた『ふしぎなキリスト教』の「論」を叩けてのもな。橋爪大三郎みたいな3流のウェーバリアンの「論」叩くくらいならウェーバー自身叩くわ。僕も暇じゃないんで。

2012-03-20 23:23:32
服部弘一郎(聖書&キリスト教ナビ) @bible_go

@kanedaitsuki ヴェーバーの「プロ倫」がまずある。それを通してキリスト教が理解できる(理解すべきだ)と主張する、小室直樹の解釈がある。その小室流に曲解されたキリスト教解釈に、さらにデタラメな肉付けをしたのが「ふしぎなキリスト教」なんだろうというのが僕の理解。

2012-03-20 23:58:09
ラスキンの犬 @DogRuskin

『ふしぎなキリスト教』も、一冊を通して流れるthesis statementがあるかっていったら、実はないに等しいんだよな

2012-03-21 00:03:48
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