消費増税を巡り混乱する政治のあり方をどう評価するか

3
fj197099 @fj197099

【消費増税法案】小沢系、逆転の筋書きは? 天王山は衆院採決の5月末(http://t.co/1sAVT6tr)…消費増税は増税か社会保障削減かという財政再建の二つの道の安易な方。出血を止めずに輸血を増やそうという、医療行為なら考えられない安易さなのだが、それでこれだけ紛糾する。

2012-03-28 08:37:53
fj197099 @fj197099

普通はまず出血を止めた上で(抜本的な社会保障改革で歳出を削減)今まで出て行った分を補うべく(借金返済)輸血も増やそう(増税)という話になるはずであろう。順序が逆なのである。財政健全化の必要性を考慮すれば増税に反対というスタンスがまずナンセンスとは思うが順序を言えばこうなるはずだ。

2012-03-28 08:41:04
fj197099 @fj197099

野田政権の増税方針が非難されるとすればこの出血を止めずに輸血を増やそうという、発想の安易さにあるべきだが、民主党内の批判は「社会保障の歳出削減にもっと踏み込め」という健全なものでは全くなく、単に財政再建の当てもなくためにする増税反対のみなのである。そこに国民の幻滅する理由がある。

2012-03-28 08:42:53
fj197099 @fj197099

経済への影響など短期的な理由を幾ら持ち出してみても、経済などこの20年間ずっとデフレで停滞基調であったし、少子化で人口減少が進むという今後の与件を考慮すれば抜本的好転があるなど考えてはならないのである。増税をしない言い訳に使われているだけで、財政再建の真剣さが微塵も見えない。

2012-03-28 08:46:37
fj197099 @fj197099

消費増税など財政再建の手法としては極めて安易なやり方で、その程度の事を実現したから歴史に残るとか偉大な宰相だとかお門違いも甚だしいとは思うが、それでも何が何でも増税反対の立場に比べれば少しは財政再建にまじめであると評価せざるを得ない。国民の標準的な反応はそんなところであろう。

2012-03-28 08:48:35
fj197099 @fj197099

後世に本当に評価される政治はやはりまず出血を止める、すなわち社会保障の抜本改革をやって政府の支出を大きく減らすことの出来る政治であると思う。つまり持続的な社会保障制度に改められる政治である。それこそが本当に偉大な政治なのだが、実際にやれば安保騒動のようなことになるかもしれない。

2012-03-28 08:50:47
fj197099 @fj197099

社会保障改革によって特に高齢者の医療・年金にかかる費用を削減するということは(そこが一番負担)、どう言い換えてみても今後は「安心して長生きすることは容易でない」時代に入ると宣言することを意味する。人々の寿命に係る話で深刻なのだが、国家の持続可能性のために政治が行うべき議論である。

2012-03-28 08:55:36
fj197099 @fj197099

結局、日本人は厳しい現実にまだ十分に正面から向き合っていないのだと思う。日本の国力は今後ますます国際社会の中で相対的に低下していく。その中でいつかは日本が「先進国」だと自明視できない時代が来る(もう来ているという解釈も成り立つ)。国民の生活も国家の実力を反映したものとなるべきだ。

2012-03-28 08:58:29
fj197099 @fj197099

「先の大戦での敗戦」に続く「財政敗戦」の国として敗北者の論理と逆境の中で生き抜く逞しさが日本人にもっとあってもいいのではないか。今後は国力を超えた贅沢振りの「ツケを払う」時代が来るのである。国家の財政破綻を避けるため、平均余命への影響位は覚悟すべきではないか。そんな時代である。

2012-03-28 09:03:35