東北観光博機械翻訳騒動~翻訳者の視点
@sakinotk ええと、G翻訳と決めつけて叩く人があるということですか?(などという質問も、翻訳フォーラムに目を通してからでなくてはいけませんか?) G Docsにまとめてくださったのは拝見しましたが、その検討をしないと何故"センスが信じられない"のかはよくわかりませんでした
2012-04-17 01:23:07@sudatak 別にどこを見てもよいと思いますが(自分でつくれば人のつくったリストなんて見る必要はないし)、えっどれでやるとこうなるんだろ、とか、固有名詞だけなわけ、とか疑問は湧きませんか? その手間を惜しんでG翻訳を叩いたりは、ナシと。あと、私は、機械翻訳はそんな悪いと(続
2012-04-17 01:41:04@sudatak 思えなくって、それで役にたつケースもあると思うのだけれども、それにしても、今回のケースは、工程が抜けてる感じがしますし、このレベルでは、情報をとるという意味で役に立つものもたたないように思いました。機械翻訳が、朝日のリストに載ってたリストにほどにひどいもの(続)
2012-04-17 01:44:34@sudatak なのかどうかとかも、いくつか自分で手を動かしてやってみれば判断がつくはずと思います。そうすれば、コメントの内容だって、ちがってくると思うのですが。まぁ、機械翻訳が嫌われるのは無理のないところかもしれませんが、今回のものと同列に論じてよいのかは疑問でした。
2012-04-17 01:50:01@yunod 定訳が未決定であれば、どんなまともな業者に投げてもまともな翻訳はされませんよ。対外発信を目指し、国の事業として翻訳をやるのであれば、定訳決定こそ最重要課題であると私は認識しています。そして、それには潤沢な資金を前提とした、膨大な時間と人員が必要であると。
2012-04-17 01:57:31@yunod 今回のことは、国などの公的機関にこれを認識している人が殆ど居ないために発生した問題だと考えています。これは、私が某機関在職中に明治~昭和戦前期の公文書のデータベース用メタデータ翻訳に関わった経験によるものです。
2012-04-17 02:04:16@sakinotk MTも使いようとか、あの件は工程が抜けてるとかは完全に同意です(TMでやってる私の分野にも当然MTは進出してきてます)。でも、【翻訳者のみなさま】とバナーを付けてまで、これなしに何も議論する勿れといわんばかりの仰りようを拝見してついあのように書いた次第です
2012-04-17 02:04:33それも極論かと… RT @mengyoumz 定訳が未決定であれば、どんなまともな業者に投げてもまともな翻訳はされませんよ。対外発信を目指し国の事業として翻訳をやるのであれば、定訳決定こそ最重要課題であると私は認識しています。それには潤沢な資金を前提とした、膨大な時間と人員が必要
2012-04-17 02:16:20@sudatak 確かに少し表現に問題があったかも、です。いくらMT憎しといっても、裏付けなしにうっぷんをはらす…みたいなことをしていいのかなぁ、というのがあり…。
2012-04-17 02:20:32まともな業者、というのがしっかりした品質管理をしている翻訳会社とプロの翻訳者も含んでいるならそれはちょっと失礼ですよ。発注者が丸投げでも自己努力で何とかしてるところもある。 RT @mengyoumz 定訳が未決定であれば、どんなまともな業者に投げてもまともな翻訳はされませんよ。
2012-04-17 02:27:17では今回の件で発注者が固有名詞リストを要求通り出してたら自動翻訳屋さんでも高品質の訳にできたかと言うとそれもない。 日本人に訳の粗悪さがバレるのが遅くなっただけでしょう。 RT @mengyoumz 定訳が未決定であれば、どんなまともな業者に投げてもまともな翻訳はされませんよ。
2012-04-17 02:31:19@sakinotk ええ、いわば私はその「表現」に反応したわけなので、あの比較検討作業が絶対必須の大前提条件だとはやはり思いませんが、その点以外のご主張は理解できるつもりです
2012-04-17 02:33:15均質化のため発注者が定訳(用語集・翻訳メモリ等)を提供することはもちろん大切ですが、対外発信に使える高品質翻訳は高度な専門技術だという認識が前提になかったら始まらないですよ。 RT @mengyoumz 対外発信を目指し、国の事業として翻訳をやるのであれば、定訳決定こそ最重要課題
2012-04-17 02:41:14@yunod @mengyoumz 確かに定訳を決定したら重要なツールになりますが、あくまでパズルのピースの一つという位置づけになるでしょうね。
2012-04-17 03:22:36英語では、機械翻訳についてgistingという言葉が使われてます。gist(要点)を知るための処理の意。 RT @baldhatter @sakinotk: 私たちが手がけることばとしての翻訳と、機械翻訳のような《データマイニングの成果物》の棲み分けと評価がすすむとよいのですが。
2012-04-17 06:20:32@baldhatter @sakinotk 本来gistは名詞で、gistingというのは翻訳業界の造語。翻訳者が行う翻訳/translationと機械翻訳の差別化を図るために使います。機械翻訳でできるのは何かを端的に表していてわかりやすく、どんどん普及させたい用語です。
2012-04-17 07:42:23( ..)φメモメモ RT @yunod: 英語では、機械翻訳についてgistingという言葉が使われてます。gist(要点)を知るための処理の意。
2012-04-17 07:45:25@yunod @baldhatter gistingもよいのですが、データマイニングと書いたのは、文字通り、読み取る過程がデータマイニング、テキストマイニングに過ぎないからです。出力のかたちとして、ターゲット言語での作文というかたちを選んでいるということ。
2012-04-17 08:09:55@sakinotk 私も機械翻訳について「データマイニング」という視点はいいなと思って、それでリツイートしました。私が機械翻訳に興味を持っているのは、まさにそういう観点だったかも、と。
2012-04-17 08:31:19@sudatak だとすると、ちょっと違いがあるのかも。boredやtiredを笑うなら、「あきた…」と入力したとたんに、こちらから何もせずとも「秋田…のことか」と確認してくるG社のインタフェース・仕組み(とそうでないケースのちがい)はやはり体験してから議論すべきと思うので。
2012-04-17 08:37:39要点という言葉が悪かったかも。何についての話か分かるようにするという程度のニュアンスです。必要な情報かどうかをこれで判断し、必要な情報だけをふるい分けてプロによる翻訳に出すというのが前提。翻訳発注の前工程ですね。 @saltykiss @terrysaito: gisting
2012-04-17 09:04:02@yunod 確かに仰るとおりですが、現在のなんでも競争入札にしなければ叩かれる風潮において、機関の側が翻訳にそれなりの予算を計上していても、それよりもかなり安い料金で仕事をとるために業者が入札してくるという現状では、現実としてなかなかそうはいかないものなのです。
2012-04-17 10:33:12@yunod 定訳を持ち合わせているような機関であれば、納品チェックも当然行いますし、このような状況に対抗できるんですよ。私たちが行き着いたのはここでした。それでも、納品の質がなかなか上がらずに苦心しましたけどね。
2012-04-17 10:35:20@yunod つまり発注者側の立場で、どの業者が落札するか、いや入札してくるかすらも不明な状況で、いかに質を確保するかと考えると、結局は自分の側に基準を持つしか無いんです。今回はその基準すらなくチェックもできないため、あのようなものが公開されたのだと考えています。
2012-04-17 10:46:34