日本刀の寝刃あわせについて

日本刀の寝刃あわせについてをまとめました。
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ちていのき @baritsu

構成刃先といって、アルミのような柔らかい金属の場合にその屑が刃先にくっついて研いだ時と似た働き、つまり潰れていない刃先と同じ効果になるのだそうです RT @g369: そういえばアルミホイルをはさみで切ると、切れ味が復活するという話は若い世代にはもはやマイナーな話なのだろうか。

2012-06-22 19:32:59
ちていのき @baritsu

うーん、昨日刃物に関して「潰れていない刃先」と書いてしまったが、これは刃先の構造をわかってないと(私も素人だけどw)誤解を招くな…。参考図を貼っておこう。溝がつぶれマッシュルーム状になって行くと切れなくなる http://t.co/9RrrB1XS

2012-06-23 20:24:07
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リンク t.co @baritsuの写真(ついっぷるフォト) 「@baritsu: うーん、昨日刃物に関して「潰れていない刃先」と書いてしまったが、これは刃先の構造をわかってないと(私も素人だけどw)誤解を招くな&。参考図を貼っておこう。溝がつぶれマッシュルーム状になって行くと切れなくなる 」 ※ついっぷるフォトはTwitterIDで利用できる画像サービスです。
ちていのき @baritsu

あの…アルミ箔でハサミに有効な傷がつくと思いますか? RT @SagamiNoriaki: まあアルミ云々は傷つけるでいいと思うんですけどね。包丁はそういうものですから。 @tousin89 砂山は漫画で読んだだけなので(笑)

2012-06-24 03:35:47
ちていのき @baritsu

アルミ箔でもゴシゴシ刃をこすれば微細傷つくかもしれませんが、一回切った程度ではつかないでしょうねw RT @SagamiNoriaki: 薄い包丁だったら、あるいは…と思わなくもないのだが、別に薄い包丁ばかりでもないしなあ…。

2012-06-24 03:45:24
ちていのき @baritsu

TLに話題があったので成瀬関次の本より寝刃……  ねた刃をつける事を忘れてはならない。通常小刀などを研ぎつけるあの砥石でよいから、面の平らなもので、水をつける事無く、刃先二三厘程を双方から軽く磨ることである。砥石でなく檜の柱などに擦り付けるようにして引いてもよいといわれる。…

2012-06-24 04:09:24
ちていのき @baritsu

…尤も、数々の試しものをすると、自然にねた刃になる。…要するに、刃先を目に見えぬくらいの鋸刃にすることである。勿論ねた刃にするしないにかかわらず切れる。本当は白研ぎといって、細名倉という砥石の研ぎ終わった位が本当のねた刃の頃合いである。

2012-06-24 04:10:00
ちていのき @baritsu

…昔の侍は、指の先程のねた刃砥ー俗に常見寺という砥を矢筈形につくって持って歩いたそうである。一度実戦に使用すると、ただちに調整したものらしい。

2012-06-24 04:10:13
ちていのき @baritsu

砂山は新撰組の屯所にどうとか小説がありましたね。あと侍の家の庭先には大きな丸石があってそれで…てのも RT @SagamiNoriaki: 砂山に刀を刺す云々は、「ザ古武道」には林崎流の奥山先生が「放浪の武道家に聞いた」みたいなことで同様のことを書いてたけどなー。

2012-06-24 04:27:28
ちていのき @baritsu

「剣法略記」「ねたばの事」とかありますね  RT @bubunken_web: あああああ、気を逸した。TLにリプりたい。寝刃の元ネタって窪田清音だった気がする。

2012-06-24 18:37:18
ちていのき @baritsu

ねたばとは引けたる刃を付するをいふ。…戦場には絶えて用いず…但ためし等には古より為せしこととす。 又、砥石、炭などを用いることなく其の所に有り合わせたるものにても、仮には付くものなり、然れども刃かたく、かけ易きものは砥石に非れば立ち難し

2012-06-24 18:37:25
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

( ̄◇ ̄;) よくぞ私のクダラナイTweetの中から見つけましたね。思う処ありますが時間が…あー… RT @baritsu: 「剣法略記」「ねたばの事」とかありますね  RT あああああ、気を逸した。TLにリプりたい。寝刃の元ネタって窪田清音だった気がする。

2012-06-24 19:25:31
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

@baritsuちゃんが引用したように現在の「寝刃合わせ」は窪田清音の『剣法略記』の記述がもとになっていると思う。恐らく戸山流の○村○泰○郎翁が拝借して概ね広まっていったと考られる。

2012-06-25 00:18:31
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

もとの記述は「刀の選定」「鍛への事」「研磨の分別」「ねたばの事」と刀についての知識全般について書かれている。その中で「ねたばとは引けたる刃を附するを謂ふ。」とあり、さらには「引けざる刃には無用のことヽす。」とある。

2012-06-25 00:28:01
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

前提としては、刃のねばい古刀は「刃捲(はまくれ)」が起こりやすく、刃の堅い新刀は「刃毀(はこぼれ)」が起こりやすい。窪田清音の記述を引用すれば、「戦場には絶えて用いず。」「剃刀の手合わせのごとし。」と書かれている。

2012-06-25 00:38:31
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

「剃刀の手合わせ」とは一般的には剃刀を使う前に腕に押し当てて切れ味を見ることの慣用句として解釈されているが、態々自分の腕で切れ味を見るわけではなく、刃をある程度慣らすという意味である。

2012-06-25 00:42:04
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

さらに引用すると、「ねたばの合せ方は鍛へに応じ、火の程に由り、刃の剛柔に由り、きり(横)にも、たつ(縦)にも、筋違にもつくることならひなり」また、「刃がかたく、かけ易きものは砥石に非れば能く立ち難し」とある。

2012-06-25 00:46:40
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

これらを纏めると、「昔日に行われてはいたが、戦場では行われなくなった技術」であり、「刃の鍛え、造り込み、剛柔によって的確な合わせ方があり、刃のかけ易い(刃毀)刀に行われる『剃刀の手合わせ』の如く行われるもの」となる。

2012-06-25 00:53:24
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

早い話が「数打物」や「新刀」の切れ味を見たり刃を慣れさせて戦場に即応させるためのものなんだなー、コレが(戸山流や試斬派のヒトにはオフレコで)。

2012-06-25 00:55:44
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

で、本題の庭先の盛砂のことだが、アレは武家や寺社の庭園を造形(お清め)するためのもので「立砂」という。本来は神聖なものなのでヒケ疵をつけるために突いたり、切ったりはしない。 / 立砂 http://t.co/40GKpNzX

2012-06-25 01:00:51
リンク らくたび 若村亮 の 「 京都の旅コラム 」 立砂 『 立砂 』 上賀茂神社 の細殿 ( ほそどの ) の前にある 『 立砂 』 ( たてすな ) は、砂を円&
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

鎌倉だったか室町だったかの記録(太平記だったカモ)では確かに瓦や石でボロボロになった刃を整える話があった。でも、当時のねばい刃は「刃捲」を起こしてるだけだから小刀でチョチョイと切った程度で直ったみたい。科学的なことは検証してないからワカランけどね。

2012-06-25 01:06:07
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

さらっとこんなこと書いてあった。 >寝刃合わせは武士の作法の一つであり、戦に出かける前にはかならず行ったもので、そのため日常的にも土間などに砂山を備えておいたわけです。 / 寝刃合わせのこと http://t.co/Llb3q1GU

2012-06-25 01:23:52
リンク gooブログ 寝刃合わせのこと - きらく堂日記 大分前になりますが、山田洋治監督の時代劇2作目「隠し剣・鬼の爪」を見ました。この中で主人公がいよいよ明日斬り合いに行くという時に、日本刀を土間に山盛にした砂(砂利)の中に切っ先からザッ、ザッと差し込んでいるシーンがありましたが、あれを「寝刃合わせ(ねたばあわせ)」と言います。 ...
武文研/居合文化研究会@川村景信 @kawamurakeishin

ふむふむ。 >よく、寝刃合わせをしないと物が切れないような話を聞きますが、これはどうも迷信のようです。(中略)刀の消耗という視点からみると寝刃合わせはできるだけしないほうがよいようです。 / 刀剣研磨-研究室 http://t.co/bmYwuO36

2012-06-25 01:25:48
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