いくつかの方向性をもつ倫理的行為を両立させるためには?
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leaf_parsley
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これが悩ましい問題です。私の卑近な例で恐縮ですが、開発のプロジェクトにはふつうプロジェクトマネージャを置きます。各部各担当のモジュールを総合する立場で、全体最適を行う=部分最適・全体崩壊を防ぐ役割を負います@leaf_parsley
2012-11-18 11:37:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
同時にシリアスアクシデントを防ぐために製品企画部、品質保証部、品質管理部、生産技術部、技術管理部、実験部など(技術部から見て)第三者機関が、協同と利益背反による相互監視をしているのが多くの製造大企業の体制です(中小では兼務が増えます)@leaf_parsley
2012-11-18 11:57:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
協同は良い製品を作る、利益背反は何か起きた時の責任問題と、極めて平凡なモチベーション。しかしそれでもシリアスアクシデントをゼロにはできません。何故かというに、どの部門の責任にもならない特殊事項が実務上発生するからです@leaf_parsley
2012-11-18 12:00:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ある業界ではこれを「三遊間」と呼んでいます。これは制度設計の原理的限界です。ある企業は三遊間をいかに守るか、責任分担を超えても落とさないようマネジメント教育を徹底し、落としたら連座責任にする手法を取っていましたが、詰まる所頼みは人です@leaf_parsley
2012-11-18 12:05:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
提示された玄海は良い例で、例えメーカーで検討したとしても、私の常識では設計計算の通りの金属疲労が溜まっているなら、設計時の耐用年数の倍は持ちます。安全率という考え方があるからです。プラント設計は無知ですが普通は最低2倍の強度は見ます@leaf_parsley
2012-11-18 12:11:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
従ってその機関が知っていてメーカーに検討依頼したとしても説明はつきます。スキーム含めその構造に詳細に踏み込むと長くなるので省きますが。また、プロマネや品証等は製品の全機能を網羅した広い知見が求められ、深さに限界があるのが重要な点です@leaf_parsley
2012-11-18 12:18:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
原発は未熟な私の目から見ても明らかな設計ミスが随所に見られるので全面的に庇い立てする気はありませんが、組織が大きくなればなるほど三遊間の領域は広がり、監視機関に求められる知見の広さも広大なのでヒエラルキー肥大化細分化は免れない@leaf_parsley
2012-11-18 12:20:07![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
つまり組織の思想転換は必須で、硬直化した制度の刷新も必要だと思いますが、あれほどの巨大で官民下請と分割された組織で三遊間をどう守るかというと、今の私の発想では「責任範囲の定量・視覚的で明確な線引き」を設けるぐらいしか思い付きません@leaf_parsley
2012-11-18 12:24:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
まとめると、原発関連の責任分担の曖昧さは目に余るが、それ以外では仕組み的な防御は難しく、思想的倫理的防御でしか対応できないのではないか、と考えています@leaf_parsley
2012-11-18 12:26:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley 確かに、生活費を圧迫すると、弱者が苦しむ事になりますね(ーー;) 日本も税金高くして、弱者への保障を厚くする、福祉国家に変わっていくしかないんでしょうねー。。自民党は昔からそういう主張はしてますよね。。
2012-11-18 13:06:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@catexen さん、論点がもう一つあったので、そちらも、、おそらく「健康被害」について騙す、騙される のつもりで書かれていると思います。 http://t.co/tF7kgOru
2012-11-19 06:03:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 簡単に分類してみると、1、本当は今回の事故の健康被曝は大きいものなのに、過小評価されてしまい必要なケアがとれずに放射線健康被害が増加した。2、実際の影響は限られた範囲に留まるのに過大評価されてしまい社会影響による健康被害が増加した。
2012-11-19 06:08:28![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 適切な対応を取れなかった場合、起こり得るパターンはこの二つのどちらかに振れてしまうはずです。 どちらにしても健康影響は起きてしまうので、どちらも避けないといけない。(ぎりぎりのライン取りを迫られていると思います。)
2012-11-19 06:11:12![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 常のご意見から判断するに、catexenさんは1の立場をとり、自分はどちらかといえば2の影響を懸念しています。現在必要とされているのは、両者の可能性も視野に入れたうえで、個別の状況によりどちらかの比重をかけていく細かい作業です。
2012-11-19 06:13:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 例えば、原発の作業に従事しておられる方は1の懸念が強いです。法的なケアがもっと必要に見えます。 線量が比較的低い地域ではむしろ2の懸念に留意が必要でしょうし、数値の高い食べ物を摂取する機会が多い方は1の懸念への留意が必要です。
2012-11-19 06:15:08![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen ここで問題になっている、「騙す、騙される」という議論で切り分けてしまうには、あまりにも多様なバランスが必要とされているのですが、、リスキーな方が後になって「騙されていた」と感じないようにーーつまり健康被害が出ないようにするためには
2012-11-19 06:16:56![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen この二律背反的な状況の中で、それぞれに異なる自分の背景をきちんと理解し、対応をとっていくことが必要なんだと思います。 (一括した危険・安全の判断を下すのは、ここまで濃淡のついた分布状況では無理だと思うのです)
2012-11-19 06:19:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 大前提として、こうした構造があると理解の上で、「じゃあどこまでならいいのか?」という話になります。ここは、実際の数値で判断をしていく必要があります。
2012-11-19 06:22:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 外部被曝と内部被ばくは、分けた方が受け入れやすいと思うので、分けてお話させてください。
2012-11-19 06:23:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 外部被曝については、個人線量レベルでは、ほとんどの地域で年間1mSvを切りつつあります。 つまり適切な遮蔽に気を使っている限り、ほぼ問題がない。 でも適切な遮蔽をすることそのものが一つのハンディですから、それは留意が必要です。
2012-11-19 06:28:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 内部被曝については、慢性摂取と初期摂取の切り分けが必要ですが、、慢性摂取分については平均値が既にでていて、現状の食品管理が継続されていくのなら問題はないのと思うのですが?どうでしょうか?
2012-11-19 06:32:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen 初期被曝についてはブラックボックスに入ってしまったわけですが、、ここで気になるのは、初期被曝が仮に上がってしまった場合に、慢性被曝をどこまで抑える必要があるか?なんだと思うんです。
2012-11-19 06:34:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen この場合にはやはりチェルノブイリの数値を参考にする必要があるんですが、、自分、ベラルーシで制定されている食品による内部被曝を0.3mSv/y以内に抑える というラインがクリアされていれば、集団防御的にはいいんじゃないかなと。。
2012-11-19 06:37:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
@leaf_parsley @catexen であるなら、現行の食品制限が継続されていて、市場流通品を食べている限り、これ以下に多分収まると思うんです。(もちろん、定期的なマーケットバスケット調査は必須です)
2012-11-19 06:39:51