過労死企業名公表裁判の簡易まとめ #過労死

中嶌　聡 @kirinnnn

明日15時からの過労死企業名公表裁判高裁判決言い渡しに行く予定です。大阪高裁84号法廷。

中嶌　聡 @kirinnnn

過労死企業名公表裁判の主旨。http://t.co/Y4CQn2xU

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

【速報】過労死企業名公表裁判、大阪高裁で原告の逆転敗訴。過労死を出した企業名を秘匿せよ、とは。納得いかない判決です。法廷では主文しか読み上げられなかったため、裁判所がどういう理屈を掲げたのかは弁護団の報告待ち。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

【速報】過労死企業名公表裁判、大阪高裁で原告の逆転敗訴。過労死を出した企業名を秘匿せよ、とは。納得いかない判決です。法廷では主文しか読み上げられなかったため、裁判所がどういう理屈を掲げたのかは弁護団の報告待ち。

回答する記者団／佐藤裕一 @kishadan_editor

「過労死があった企業名を開示しろ」という裁判の高裁判決が今日午後だが、どうなっただろう。／地裁判決の記事▶過労死企業名「開示せよ」　大阪地裁で国が全面敗訴 http://t.co/LhidGOuB http://t.co/PesHt3bG

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（１）弁護士に話を聞いて判決文ももらったので概要がつかめました。まず、主な論点は４つとも国の主張が採用されました。最も不快なのは、過労死企業名を公表すれば就活の際にブラック企業を見分ける指標にもなりうるという趣旨のPOSSEの発言を引用し、企業の不利益が生じる論拠とされた点です。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（２）第一の争点は、企業名の公表が過労死した個人を特定するかどうか。一般の人にはわからないでしょ、という原告の主張に対し、個人を知っている人が見ればあいつ過労死だったのかとわかるから個人情報にあたるというのが裁判所の判断。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（３）第二の争点は、公表によって企業が不利益を被るかどうか。無過失でも労災認定はなされるのに、本人が勝手に働きすぎたり身体が弱すぎたりして死んだ場合を考慮せずブラック企業に結び付けたり不買を呼び掛けたりする輩がいるから企業名を公表すれば不利益が生じるというのが裁判所の判断。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（４）第三の争点は、企業名公表が過労死の防止に繋がるかどうか。労災認定なされたらといって職場の労務管理に問題があるとは限らないし、過重性は個人によって違うので、具体的な関連性はないと裁判所は判断。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（５）第四の争点は、企業名を公表することによって、労災認定の業務が滞るかどうか。任意の事情聴取などに対する協力が得られなくなると裁判所は判断。他にも争点はありますが、主要なのはこのぐらいです。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

（終）判決文を読むと、「過労死という否定的言辞」という表現を、控訴人である国も裁判所も用いています。労災認定を過労死だと呼んで否定的に見る向きが多いから開示はできないんだ、と。労働者が脳や心臓の病気である日突然倒れてしまうことを、僕は中立的言辞によって表現することはできません。

NPO法人POSSE事務局長/川村遼平 @kwmr_posse

一連のツイートはわかりやすさのために正確さを犠牲にしています。追って京都POSSEのメンバーがブログで報告を書くそうなので、そちらに任せます。

坂倉昇平＠『大人のいじめ』（講談社現代新書）／総合サポートユニオン／NPO法人POSSE @magazine_posse

過労死企業名公表裁判、国の主張を認めて大阪高裁で原告逆転敗訴。公表しない理由は、企業名を公表したら①過労死した個人が特定され人権を害する②本人のせいで死んだ場合にもブラック扱いされて企業の利益を害する③過労死防止にもならない④企業が労基署の調査に協力してくれなくなる…だって？

中嶌　聡 @kirinnnn

本日大阪高裁にて不当判決が出た過労死企業名公表裁判。その内容を明日のU-night（http://t.co/2zs8oykw）にて話します。原告の過労死家族の会代表寺西さん、過労死弁護団和田弁護士、NPO法人POSSE事務局長川村さんと第3部にて。21時35分〜予定。