『アメリカ名詩選』批評まとめ

岩波文庫の『アメリカ名詩選』の詩篇への感想・批評のまとめです。 現在、発案者・リスト作成者の私と、羊谷知嘉さん(@hail2you_cameo)坂田真奈美さん(@sakasamana03212)のツイートをまとめています。 興味のあるかたはどうぞ気軽に声をかけてください。歓迎いたします。
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yusuke machida @_Nieselregen

【61】『前奏曲集』T.S. エリオット: 良い詩。過剰な描写をせず淡々とすすめながらも、ひとつの作品世界・現実をきちんと構成している。

2013-02-12 00:23:54
yusuke machida @_Nieselregen

【60】『沈黙』マリアン・ムーア: ふつう。よくある「教訓・寓意がこめられた詩」で、それ以上のものではないと思う。

2013-02-12 00:21:43
yusuke machida @_Nieselregen

【59】『詩』マリアン・ムーア: ふつう。詩についていろいろと書かれているが、あまり真に迫ってこない。部分的に理解はできる。

2013-02-12 00:17:52
yusuke machida @_Nieselregen

【58】『魚は』マリアン・ムーア: 書きたい・描きたいことはあるのだと思うが、それぞれの表現が読者にとどかないまま空転しているように見える。ひとことでいえばピンとこない。形容・比喩の仕方と、その深さに問題があると思う。

2013-02-12 00:16:07
yusuke machida @_Nieselregen

アメリカ名詩選の批評です。今回はマリアン・ムーア、T.S. エリオット、ジョン・クロウ・ランソムの3人。1930年前後の詩人たちです。

2013-02-12 00:14:40
yusuke machida @_Nieselregen

ジェファーズももうすこし読んでみたいなと思います。さて、次回はマリアン・ムーア、T.S.エリオット、ジョン・クロウ・ランソムの3人です。楽しみにしておきます。

2013-02-10 00:34:10
yusuke machida @_Nieselregen

以上です。パウンドはイマジズム・モダニズム文学において重要な詩人だそうですが、アメリカ名詩選の詩篇だけではパウンドという詩人がまだよくわからない気がします。H.D. もイマジズムの代表的存在だそうですが、私はあまり良いと思いません。

2013-02-10 00:26:24
yusuke machida @_Nieselregen

【57】『傷ついた鷹』ロビンソン・ジェファーズ: 書いていること自体は悪くないのだけれど、いささか語りすぎの感がある。そのわりにはなぜかあまり頭に残らないのだが……

2013-02-10 00:05:33
yusuke machida @_Nieselregen

【56】『暑さ』H.D.: 簡素で潔い詩篇。目立った欠点があるというわけでもないのだが、いまいち面白味に欠けているように思う。

2013-02-10 00:02:03
yusuke machida @_Nieselregen

【55】『山の精』H.D.: 粗悪な詩だとは思わないが、かなりとりとめのない詩篇。海を松の木にたとえた詩と読むか、松の木を海にたとえた詩と読むかという問題はあるにせよ、単純につまらないという印象がつよい。

2013-02-09 23:59:44
yusuke machida @_Nieselregen

【54】『ヒュー・セルウィン・モーバリー Ⅴ』エズラ・パウンド: 【53】とおなじく戦争を背景にした詩篇。戦死者について書いていること自体は意義深いと思うが、表面的な段階にとどまってしまっている。変に感傷的。

2013-02-09 23:56:25
yusuke machida @_Nieselregen

【53】『ヒュー・セルウィン・モーバリー Ⅳ』エズラ・パウンド: 第一次世界大戦を背景に書かれたとされる詩篇。「眼までどっぷりと地獄につかり」「死んだ腹から洩れる笑い」など注目できる箇所はあるのだが、全体として読むといささか表面的な段階にとどまってしまっているように見える。

2013-02-09 23:54:11
yusuke machida @_Nieselregen

【52】『地下鉄の駅で』エズラ・パウンド: なかなか良い。題名が説明的であることに支えられている感はあるが、整然としていて潔い。俳句の初5文字にあたる「発句(上の句)」を意識してつくられているのだとか。

2013-02-09 23:52:46
yusuke machida @_Nieselregen

【51】『玉階の怨みごと』エズラ・パウンド: おなじく李白の詩をパウンドが翻訳し、それを編者が翻訳した詩篇。ネットで読めるほかの翻訳にくらべると、かなり浅くて軽い印象を受ける。パウンドの翻訳と編者の翻訳のどちらのせいなのかはわからないが。

2013-02-09 23:51:06
yusuke machida @_Nieselregen

【50】『川舟商人の妻ーーある手紙』エズラ・パウンド: 「詩仙」李白の漢詩をパウンドが英語に翻訳し、それをさらに編者が日本語に翻訳しているという混乱しそうな詩篇。パウンドの翻訳の良し悪しはわからないが、誤訳が多いとのこと。李白自体はまあまあだと思う。漢詩集を読む必要あり。

2013-02-09 23:49:47
yusuke machida @_Nieselregen

アメリカ名詩選の批評を始めたいと思います。今回はパウンド、H.D. 、ジェファーズの3人。時代的には1920年ごろです。

2013-02-09 23:47:16
yusuke machida @_Nieselregen

次回はウィリアムズと交友の深かったエズラ・パウンドと、パウンドの詩友であったH.D.(ヒルダ・ドゥーリトル)をあつかいます。文学史的にはモダニズム・イマジズムに入ってきたところですね。楽しみです。

2013-02-04 01:07:44
yusuke machida @_Nieselregen

今回はここまで。ウィリアム・カーロス・ウィリアムズはなかなか良い詩人だと思います。どの詩にも表現をあえて抑制している感があって、そのことが彼の作品を「ベタな詩」から脱却させている印象を受けました。素直さも魅力的だと思います。

2013-02-04 01:00:07
yusuke machida @_Nieselregen

【49】『ちょっとひと言』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: なんのひねりもなさすぎて思わず笑ってしまうが、韻文の形を使って「ちょっとひと言」告げるのは詩人ならではかもしれない。飾り気のなさが良い。

2013-02-04 00:53:23
yusuke machida @_Nieselregen

【48】『ナンタケット』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: きちんと整った良い詩。些かきれいすぎる気がしなくもないが、何気ない言葉をていねいにかさねてひとつの光景を上手く編みあげている。

2013-02-04 00:50:24
yusuke machida @_Nieselregen

“The Red Wheelbarrow” 原文: so much depends upon a red wheel barrow glazed with rain water beside the white chickens.

2013-02-04 00:47:46
yusuke machida @_Nieselregen

(私が直訳に近づけて訳したものです) 『あかい手押し車』拙訳: ひじょうに多くの ものが 白い鶏の そばの 雨水のつや めいた あかい手押し 車に。

2013-02-04 00:47:24
yusuke machida @_Nieselregen

(著作権的にセーフなのかどうかわかりませんが、『赤い手押し車』の訳文を載せます) 『赤い手押し車』川本皓嗣訳: まさに一大事 なのが 白い鶏の そばで 雨水のつやが かかった 赤い手押し 車。

2013-02-04 00:45:28
yusuke machida @_Nieselregen

【47】『赤い手押し車』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: 翻訳があまり良くないように感じる。もっと直訳に近づけたほうがいいのではないだろうか。詩自体はぜんぶで16単語というとても短かいもので、かなり抑制が効いてはいるが整った良いものだと思う。

2013-02-04 00:37:25
yusuke machida @_Nieselregen

【46】『春など』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: まあまあ。悪い詩ではないのだが、抑制が効きすぎているように感じる。

2013-02-04 00:33:22
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