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『アメリカ名詩選』批評まとめ
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_Nieselregen
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【45】『寡婦の春の嘆き』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: なかなか良い。滲みだすような哀しさが上手く表現されている。表現を意識的に抑制しているように見える。
2013-02-04 00:31:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【44】『啓示』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: なかなか良い。「女の子」の描写や語り手自身についてなどを、やたら説明せずにあえてあっさりとした書きかたをしているのが魅力的。
2013-02-04 00:29:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【43】『牧歌』ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ: きちんとした良い詩。派手さはないが、素直に書かれているので読みやすい。
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アメリカ名詩選の批評をします。今回はモダニズムとイマジズムに分類される詩人、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの詩を7篇です。
2013-02-04 00:21:19![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
次回は生涯のほとんどを故郷の開業医として過ごしたといわれるウィリアム・カーロス・ウィリアムズです。ぱらぱらとめくるかぎりではなかなか良さそうですね。楽しみです。それではおやすみなさい。
2013-02-02 01:59:17![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
以上が今回の寸評です。サンドバーグとリンゼイはなかなか良いかなと思ったのですが、スティーヴンズは良くなかったです。正直、読むのがつらかった。アメリカを代表する詩人のひとりだそうなのですが…… ほかのひとの意見も聞いてみたいところですね。
2013-02-02 01:51:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【42】『壺の奇談』ウォレス・スティーヴンズ: 駄目。奇談というわりに奇抜さはないので、ふつうに読んでもインパクトはないし、かといって解釈するにしてもふつうすぎて手のつけようがない。
2013-02-02 01:41:16![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【41】『日曜の朝』ウォレス・スティーヴンズ: つまらない。細部をあいまいにぼかしているように見える。ゆえに詩全体としての意味や印象が読者のなかで構成されてこない。部分ごとに意味はあるのだと思うが、それらがばらばらに散らかってしまっている。長い。
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【40】『十時の幻滅』ウォレス・スティーヴンズ: つまらない。解釈するしかない作品なんじゃないだろうか。編者の注釈がそれを物語っている。
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【39】『アイスクリームの皇帝』ウォレス・スティーヴンズ: あまり良くない。全体の「まとまってなさ」が眼につく。個々の表現が断片的すぎるため、解釈ありきの作品になってしまっているのではないかと思う。
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【38】『雪の男』ウォレス・スティーヴンズ: ふつう。最後のスタンザだけ妙に意味深だけれど、ほかの部分の内容に乏しさを感じる。「意味ありげ」でしかないようにも見える。
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【37】『花を食うバッファロー』ヴェイチェル・リンゼイ: まあまあ。あからさまにではなく、ほのかに悲しさが見えかくれするのが魅力だと思う。細部をもうすこし掘り下げてふくらませても良かったのではないか。
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【36】『霧』カール・サンドバーグ: まあまあ。静かな魅力がある。霧を猫にたとえていることのおもしろさだけでなく「やってくる(comes)」「歩き出す(moves on)」など、作品外にまで想像をひろげてくれるような移動の表現は良いと思う。
2013-02-02 01:22:20![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
(続き) また、今回からS〜Dの5段階評価を試験的に撤廃してみようと思います。回を重ねるごとに、5段階で分けられるほど詩も批評も単純じゃあないのではないかという思いが募ってきたからです。なんらかの形で総括をしようとは思っていますので、ご了承していただけるとありがたいです。
2013-02-02 01:17:36![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【お知らせ】『アメリカ名詩選』の寸評を再開しようと思います。ながらく間が空いてしまい申し訳ありませんでした。今後の予定として、 2月中にアメリカ名詩選の寸評を終わらせて『イギリス名詩選』に移るつもりです。
2013-02-02 01:06:22![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
以上です。フロストはピューリッツァー賞を4度受賞し、世評も高いそうですが、私はごくふつうの詩人だと思います。全体としていうなら、ものごとの見方がざっくりすぎる印象を受けます。『備えよ、備えよ』などは特にそうですね。
2012-12-25 03:12:21![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【35】『備えよ、備えよ』ロバート・フロスト:D 駄目。あまりにも表面的で、不誠実。老婆を見て「汚いババア」と言ってるだけにしか思えない。
2012-12-25 02:59:10![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【33】『砂漠の地』ロバート・フロスト:C ふつう。流れがおぼつかないというか、表面的な表現の羅列に見える。
2012-12-25 02:56:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【32】『夜に馴染んで』ロバート・フロスト:B まあまあ。全体的にざっくりすぎる気がしないでもないが、きちんとしてる。最後のくりかえしは蛇足かもしれない。
2012-12-25 02:55:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【31】『雪の夜、森のそばに足をとめて』ロバート・フロスト:C ふつう。この詩篇は「死」を暗示しているという解釈がよくなされるそうだが、まあ、「意味ありげ」な作品であることは間違いない。それがおもしろいかといわれたらそうでもないと思うけれど。
2012-12-25 02:53:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【30】『「消えろ、消えろ……」』ロバート・フロスト:B まあまあ。作品のなかに登場する人物のふだんの姿がどことなく思い浮かび、広がりがある。
2012-12-25 02:52:50![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【29】『塀直し』ロバート・フロスト:B まあまあ。隣人の土地と語り手の土地のあいだに塀があって、それを崩す「なにか」を中心に据えながら隣人との距離感を描いている点はいいのだが、塀・土・石など、物体に対する見方がざっくりしすぎ。
2012-12-25 02:51:24![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
こんなおそくにやるのもどうかと思いますが、アメリカ名詩選の批評です。今回はロバート・フロストの詩篇をあつかいます。計7篇。
2012-12-25 02:49:05