『アメリカ名詩選』批評まとめ

岩波文庫の『アメリカ名詩選』の詩篇への感想・批評のまとめです。 現在、発案者・リスト作成者の私と、羊谷知嘉さん(@hail2you_cameo)坂田真奈美さん(@sakasamana03212)のツイートをまとめています。 興味のあるかたはどうぞ気軽に声をかけてください。歓迎いたします。
2
yusuke machida @_Nieselregen

次回はロバート・ローエル、リチャード・ウィルバー、ルーイス・シンプソン、ロバート・ブライ、ロバート・クリーリーの5人です。後半に行くほど詩人ひとりあたりの詩篇数が減ってきますね……バランスが良くないかも。

2013-02-20 16:53:56
yusuke machida @_Nieselregen

以上。レトキーは良い詩人だと思います。詩集も要チェックですね。ビショップはあまり良くないです。全体の構成に拙さを感じます。ベリマンも微妙でした。

2013-02-20 16:50:06
yusuke machida @_Nieselregen

【78】『夢の歌 14』ジョン・ベリマン: ふつうの詩。ユーモアがあるといえばあるけれど、もっとやっても良いのではと思う。

2013-02-20 16:44:36
yusuke machida @_Nieselregen

【77】『ひとつの術』エリザベス・ビショップ: ふつうの詩。全体の構成に拙さを感じる。冗長気味。なんというか、歌謡曲の歌詞みたいである。

2013-02-20 16:43:06
yusuke machida @_Nieselregen

【76】『地図』エリザベス・ビショップ: 良くない詩。地図をそのまんま説明しているように見えて、拙い。冗長でもある。最後の一行だけで良いような気がする。

2013-02-20 16:42:01
yusuke machida @_Nieselregen

【75】『嘆き』シオドア・レトキー: 良い詩。事物の持つ歴史というものをこまかく観察して、それを詩のかたちで表現している。

2013-02-20 16:40:49
yusuke machida @_Nieselregen

【74】『父さんのワルツ』シオドア・レトキー: きちんとした詩。内容の流れそのものはひじょうにシンプルだが、要所に作者の個人性が垣間見られるような表現があり、そのことがこの詩をきちんとした作品にまで押しあげているように思う。

2013-02-20 16:39:49
yusuke machida @_Nieselregen

【73】『挿し穂』シオドア・レトキー: きちんとした良い詩。レトキーは花屋の息子として育ったそうだが、そのことが良く解る詩篇。ちいさなものをじっくり観察して、それを詩としてふくらませているのが魅力。

2013-02-20 16:38:32
yusuke machida @_Nieselregen

アメリカ名詩選の批評。この時間帯にやるのは初めてですね。今回はシオドア・レトキー、エリザベス・ビショップ、ジョン・ベリマンの3人。時代的には1950年から1970年ごろです。

2013-02-20 16:37:54
yusuke machida @_Nieselregen

次回はシオドア・レトキー、エリザベス・ビショップ、ジョン・ベリマン、ロバート・ローエルの4人です。そろそろ本格的に現代へと移行してきました。どう変化していくのかが気になります。

2013-02-16 00:47:22
yusuke machida @_Nieselregen

以上です。カミングズはおもしろいと思います。伝統的な詩形を壊しながら詩をつくっているという意味ではかなり重要かと。クレインはまだよくわかりませんが、詩集をチェックするだけの価値はあるかもしれません。

2013-02-16 00:43:54
yusuke machida @_Nieselregen

【72】『ブルックリン橋に』ハート・クレイン: 全8部から成る長詩 “The Bridge” への序詩。部分的に感心する表現はあるものの、いささか奇を衒いすぎているような印象も受ける。ただ、少なからず凄味を感じるのも事実。

2013-02-16 00:38:35
yusuke machida @_Nieselregen

【71】『チャップリン風に』ハート・クレイン: 『チャップリン風に』というタイトルを頭に入れてからでないと、内容を掴みきれない詩篇。聖書(マタイ伝第3章第3節)を下敷きにしてもいるらしい。それはそれとして、外部のコンテクストにこの詩篇自体が負けているようにも見えてしまう。

2013-02-16 00:36:53
yusuke machida @_Nieselregen

【70】『わが親愛なるうんぬん』E.E.カミングズ: おもしろい。「などなど」の多用が良い味を出していて、個性的なひとつの表現として成立していると思う。

2013-02-16 00:35:40
yusuke machida @_Nieselregen

【69】『むろん神さまの次にだがアメリカよわれ』E.E.カミングズ: 皮肉的な詩篇。ソネットの形式を完璧に守りながらも文を分割したりするなど、実際の内容面では壊している。翻訳文を見るかぎりでもいろいろなことを詩のなかでやっていて知的である。悪くない。

2013-02-16 00:33:34
yusuke machida @_Nieselregen

【68】『家具調度つきの魂に住むケンブリッジのご婦人がたは』E.E.カミングズ: まあまあ。皮肉たっぷりの詩篇。翻訳文を読むかぎり、語の選択のしかたや文のつなげかたの自由度が高い。そういう意味では重要だと思う。

2013-02-16 00:31:59
yusuke machida @_Nieselregen

【67】『バッファロー・ビル』E.E.カミングズ: まあまあ。語りすぎていない・書きすぎていない簡素さが魅力。かなり意識して伝統的な詩形を壊しているのだと思う。

2013-02-16 00:30:28
yusuke machida @_Nieselregen

【66】『時まさに』E.E.カミングズ: 良い詩。基本形のフレーズを変形させつつ繰りかえすというシンプルな構造をとってはいるが、その「変形させかた・ずらしかた」がうまく効果を発揮している。直前のランソムの詩篇と比較すると違いがよくわかる。

2013-02-16 00:29:00
yusuke machida @_Nieselregen

アメリカ名詩選の批評をします。今回はE.E.カミングズとハート・クレインのふたりで、時代的には1920年~1930年ごろの詩人ですね。

2013-02-16 00:27:14
yusuke machida @_Nieselregen

次回は生涯で900篇以上の詩を書いたといわれるE.E.カミングズと、ボヘミアン生活のなかで詩作をつづけ33歳の若さで自殺してしまったハート・クレインのふたりです。期待しておきます。

2013-02-12 00:48:59
yusuke machida @_Nieselregen

以上です。エリオットは批評家として著名な人物ですが、詩も良いと思います。ほかの詩も読んでみたいです。ムーアはあまり良いとは思わないですね。ランソムは物語がまえに出すぎな感はありますが、まあまあといったところですかね。

2013-02-12 00:41:21
yusuke machida @_Nieselregen

【65】『スウィートウォーターの幻想』ジョン・クロウ・ランソム: 悪くはないが、単純な言葉の積みかさねだけで詩をつくれていないのではと思う。物語に依拠しすぎ。

2013-02-12 00:33:49
yusuke machida @_Nieselregen

【64】『青い娘たち』ジョン・クロウ・ランソム: 良いとは思うが、やはりあっさりすぎる。素直に書かれているのは魅力だと思う。

2013-02-12 00:31:11
yusuke machida @_Nieselregen

【63】『ジョン・ホワイトサイドの娘への弔鐘』ジョン・クロウ・ランソム: まあまあ。ユーモアがあるのはいいのだが、全体としてあっさりすぎると思う。悪い詩ではない。

2013-02-12 00:30:18
yusuke machida @_Nieselregen

【62】『窓辺の朝』T.S. エリオット: 良い詩。みじかいながらも中身が詰まっていて個性的である。場所と空間をふまえたうえで表現がなされているので論理的な秩序があり、個々の表現が散らかっていない。

2013-02-12 00:26:19
1 ・・ 6 次へ