月刊「概念分析」:2013年02月
- contractio
- 5961
- 1
- 6
- 2
@torakoyama まあこの論文にしても、批判してる論文1948年から52年に出版された、おそろしく古いものばかりですからね…あとこれ、結論が、美学は美的言語の分析ではなく、美的経験に含まれる直観、洞察を重視せよってもので、それは対立するもんじゃないだろうと愕然とします。
2013-02-12 19:56:53@conchucame 訳書も含めて日本語の本で「分析美学」をメインタイトルに含む本は初だよね。だからぜひこの語は入れるべきと思います。「新音楽学」とかもそうだけど、美学畑の英米圏の動向はなぜか妙に日本の文脈に合わせて調節される傾向があまりよくないよなと個人的には思ってましたんで
2013-02-12 19:50:47@smasuda ありがとうございます。原著タイトルには「分析」の語はないですし、著者もあまりこの語を使わないので、ちょっと迷っていたのです。analytic aestheticsという語自体最近みなくなってますので、もしかしたらこういうタイトルは最初で最後になるかもしれませんね
2013-02-12 19:57:37@smasuda そのへんの特攻隊長的な役割はshinimai先生のほうが適任かと思われますので・・・
2013-02-12 20:08:11@kasa12345 横から口を挟むけど、それは「analytic」が「continental」と対だからだよね。日本語の「分析哲学」は輸入されたときの状況などいろいろ事情があるので、妙な含意を読み込まれる覚悟は必要。 @conchucame
2013-02-12 19:20:50@torakoyama それは分かるんですが、現在の英語圏の用法にほぼ存在しない含意を持ってこられてもなあ、という感じなんですよ。ただ、これは僕が英語圏での生活が長くて、哲学のことあまり日本語で考えたりしないからかもしれません。@conchucame
2013-02-12 19:23:08@kasa12345 @conchucame @torakoyama 欧州でも「分析哲学」は日本のそれと似た含意と共に使われている印象がある、ということをお伝えしておきます。あと英語圏でもいわゆる大陸哲学が強いところ(UCDは割とそう)では似た感じではないかと思います。
2013-02-12 19:26:36@kasa12345 その感じには同意するし、論文なら専門家向けだから英語圏の用法に合わせろでいいけど、本の場合は一般人が接しやすい用法のことも念頭に置くべきだよね、ということです。 @conchucame
2013-02-12 19:27:08@uemurag @kasa12345 @conchucame 例の「ポスト分析」とか、ドイツでは独自の用法があるなと思っていたけど、やっぱり北米とは違いがあるよね。英語圏にいない以上、そういう独自用法も考慮に入れとかないといけないだろうとなと思っております。
2013-02-12 19:31:01@torakoyama @uemurag @conchucame 各国の事情を知るべきというのは、そうですね。ただ、僕は「分析哲学」が言語、概念分析だとする人がいたら、どこの人であれ、それは記述的に正しくない、という先の理屈で反対すると思います。
2013-02-12 19:34:34@kasa12345 @uemurag @conchucame いやまあ僕もそうするんだけど、実際にそういう機会が得られないことも多い(そしていちいち反論してられない)ので、いっそのこと「分析哲学」とか言わない方が楽なのでは、とか思ったりする。
2013-02-12 19:50:27@georg_logic @torakoyama 分析哲学を(いささか戯画化された)論理実証主義と同一視して理解する傾向はいまだにあると思うんですが、そういう状況に貢献した教条的な「分析哲学者」がどこかにいたんじゃないかという予想を某先生がしていましたね。
2013-02-12 19:52:38@georg_logic @torakoyama まあわれわれが共通してお世話になっているあの人なわけですが、たぶん具体的な誰かのことを念頭において言ってるんだと思う。
2013-02-12 19:55:35@san_you_tyuu 手元にないけどたぶんそれ。あと実は本人としゃべっているときにもう少し突っ込んだ話を聞いたことが実はある(けどここでは書けない)。
2013-02-12 19:58:39@torakoyama @georg_logic 日本での「分析哲学」理解には、論理実証主義経由のある種の科学主義とするのと、Witt、日常言語学派経由の単なる言語分析とする2種類あるような気がしますね。前者は、まあ主要な学会の名前の影響もあるでしょう。
2013-02-12 20:03:30