ナショナリズム・レイシズム・日の丸などに関する金明秀氏、岡田有生氏、下地真樹氏らのやり取り
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@han_org →でも、これはきっと金明秀さんも同様に考えられていて、その現実的な道筋の違いということなのかも知れませんが。まあ不十分ですが、とりあえず以上です。連投失礼しました。
2013-06-10 22:34:43レイシズムは他のすべての差別的な意識や制度と通じます。あらゆるマイノリティとその支援者のみなさん、一緒に歩きましょう。 “@aaababyb: Osaka Against Racism! …11:30集合ではなく12:00に変更です! 13:00中之島公園女神像前から出発予定”
2013-06-11 00:16:12.@mojimoji_x 確かに、論理的には「ない」ということもナショナル・アイデンティティの一つのありようですが、経験的にはそういう場合、「あのような人権感覚の欠如した人物を代表にしたことについて、その社会の主権者として恥ずかしい気持ち」を感じることはないと思います。
2013-06-11 08:39:52.@mojimoji_x むしろ、「国家に同一化する感情など抱きたくないという心情」と「現実には国家と同一化してしまって羞恥を感じてしまう心情」がせめぎあっているようにしか見えません。
2013-06-11 08:45:18.@yousaymale まず一つ目の論点から。「日の丸は(単なる表象ではなく)国家の意思を色濃く内包する表象」であるという問題設定ですが、その点に異論はありません。ただし、(1)表象はあくまで表象に過ぎないし、(2)国家の意思を内包する表象は他にもある、と思います。
2013-06-11 08:54:34.@yousaymale つまり、(1')「国家の力」とそれを代表する「象徴」とがあるとき、重要なのは前者の正当性であって、後者ではありませんよね。でも日の丸をめぐる議論の一部は、後者を問題視しつつ前者に触れない印象があります。なぜなら、
2013-06-11 08:59:07.@yousaymale (2')例えば通貨など、国家の意思を内包する表象は他にもあるというのに、ふしぎと、日の丸しか問題とされていないためです。それは、「国家の力」そのものの正当性を問うているのではなく、日の丸に固有の嫌悪を抱いているだけなのではないか、としか思えないわけです。
2013-06-11 09:04:54.@yousaymale すこしいじわるに言い換えると、ご都合主義的な日の丸反対からは、実際にはすでにナショナリズムを引き受けてしまっているのに、その事実を否認する材料として日の丸を否定してみせているだけ、という印象を受けるわけです。
2013-06-11 09:10:04.@yousaymale さらにいうと、ナショナルな枠組みそのものから排除されがちな立場のぼくから見ると、ナショナルな枠組みでのフルメンバーがナショナルな枠組みを一部だけ否定してみせるという態度は、ずいぶん卑怯に見えるわけです。ときどき、カチンとくることがあります。
2013-06-11 09:16:01.@yousaymale おまけに、ナショナルな枠組みでのフルメンバーがナショナルな枠組みを一部だけ否定してみせるとき、自分の論理で反対論を打ち出せばいいのに、「アジアの人たちに悪いから」のように他人のフンドシで相撲をとろうとしたりすることがあります。それは二重に卑怯なこと。
2013-06-11 09:20:18.@yousaymale 次に二つ目の論点。「植民地主義と日の丸」や「レイシズムと日の丸」という問題設定で日の丸に反対できるなら、「ナショナリズムと日の丸」という論点だけですべてを留保する必要はないはずでは、ということですね。これは簡単で、いずれも文脈によると考えているからです。
2013-06-11 09:35:04.@yousaymale 同じテーマについて、この日 http://t.co/IfI1jieI0m すでに論じています。
2013-06-11 09:39:43
● ↑ 上記のツイログの記事の抜粋をまとめ末尾に掲載しました。
.@yousaymale 最後の論点。反レイシズムのためにナショナリズムを動員するような運動戦略は妥当かどうか。最初に明言しておきますと、ぼくは、反レイシズムのためにナショナリズムを動員すべきだとは考えていません。そういうオプションを一概に否定すべきではないと思っているだけです。
2013-06-11 09:43:39.@yousaymale 「ナショナリズム=レイシズム」と短絡する主張があります。もっとはっきりいえば、「反ナショナリズムの立場をとらないかぎりレイシズムとみなす」という主張があります。例えば、河津聖恵さんは「美しいと思う日の丸もある」といっただけで長いことレイシスト扱いでした。
2013-06-11 09:48:31.@yousaymale でも、それは明らかにおかしいでしょう。「反ナショナリズムの立場をとらないかぎりレイシストとみなす」という主張は、おそらく2つの錯誤に基づいたときにしか出てこないと思います。
2013-06-11 09:56:36.@yousaymale (1)「レイシズム=ナショナリズム」という錯誤、(2)1の裏、すなわち「レイシストでないならナショナリストでもない」が成立するという錯誤。(いうまでもないことながら、ある命題が真のとき、その対偶は真ですが、逆や裏は必ずしも真ではないですね。)
2013-06-11 10:00:00.@yousaymale ぼくは、こういう粗雑な議論は、問題を改善するために決していい影響を与えることはない、と思っています。以上です。
2013-06-11 10:03:11@han_org応答有難うございました。昨日よりも一段とわかりやすかったです。提示された三つの論点のうちの二つ目のリンク先が今手元で見れないので、確認してから夜にでも返信します。
2013-06-11 10:21:33.@han_org 自分の仕事をきちんと果たせなかったら、そのことに恥を感じることはありますが、それは所属組織(たとえば企業)に対して心情的に同化しているかは別の話でしょう。恥の感情は、実存的個人主義的な背景からも生じる。勝手にナショナリズムに回収しないでほしい。失礼ですよ。
2013-06-11 10:25:16.@mojimoji_x たいへん失礼しました。今回2つ具体的なヒントをいただいて、やっとわかったと思います。理解が遅くて申し訳ありません。主権者としての自分の仕事を十全に果たすことができずにあのような人物を大使としてしまったことを恥ずかしく思うということですね。
2013-06-11 11:27:03.@han_org そういうことです。「主権国家システムにおける法的地位」に由来する恥の感覚は、ナショナリズム由来のそれとはまったく異なるものです。むしろ、恥の感覚にナショナリズム的な意味合いを与えることが、この「本来の」意味での恥の感覚を鈍磨させているのではないでしょうか?
2013-06-11 11:30:39.@han_org 僕はナショナリズムを「余分な物」と言い切っています。その理由は、第一に(仮に統合のような一利を与えるとしても)必然的に排除を伴うこと、第二に(今問題にしたような)責任の感覚を鈍磨させること、その意味で、ナショナリズムこそが公共性を破壊する元凶だと思うからです。
2013-06-11 11:32:30