理性と知力の名の下に

Flying Zebra @f_zebra

学校の遠足か何かで、バス会社の出してきた見積もりが燃料費高騰やなんかで高すぎると言って学校が値切って、結果的に未整備の古いバスを使って運行乗務員も削って安値を実現したとする。それを学校が得意気に説明し、保護者も喜んで子供を送り出す…

Flying Zebra @f_zebra

グロテスクな想像だけど、電気料金の審査でやっていることは実は大して変わらない。燃料調達費を最低料金で計算するのは東京のバス会社に全国最安値の燃料費で見積もれと言うのと同じだし、事業者がやむなくメンテナンス費や安全尤度を削らざるを得ないのも同じ。

Flying Zebra @f_zebra

結果的にインフラが維持できなくなって劣化しても、困るのは経産省の役人や委員のセンセイ方ではなく、一般の消費者、特に将来の世代だ。今支払う料金をいくらか抑えるために、将来の世代に大きな負担を押しつけているという認識がないのは、空恐ろしい。

Flying Zebra @f_zebra

現在の電気料金は、今再稼働に向けた申請をしているプラントが全て今年の夏頃までに稼働している前提で計算しているものだ。その前提が既に崩れている以上、遠からず再値上げは避けられない。そこでまた「厳しい」審査が行われ、事業者の体力は奪われていく。

Flying Zebra @f_zebra

インフラの劣化は、すぐには顕在化しない。水面下では既に進行しているが、一般の消費者がはっきりと意識するようになるのはまだ当分先だろう。だがその時には、既に取り返しがつかない。日本の産業構造、購買力、豊かさ、安全。そうしたものの基盤が、静かに壊れていく。

三浦敦 @miura49495760

@PCengineerX なにか数日見ない間にコメントが増えていてびっくり。あまり熱くなりすぎず事実に基づいて楽しくみんなで議論しましょうよ。私むかし某大手重電メーカーの仕事を長くやらせていただいて.. http://t.co/4Ae3Ytmw4T

PC職人X @PCengineerX

@miura49495760 でもないですよ。ああいった肉付けもしてない概念のみですでに鳩山政権と菅政権が害悪まき散らしました。概念でなんでも片づくなどと考えるタイプの人間は必ず福知山の様なことを大規模に引き起こしかねないのを強要します。タービンの破片が飛び散る恐怖を体験したらね

PC職人X @PCengineerX

@miura49495760 ドイツに関しては日本と比べて地形と陸続きで電力のやりとりが出来るのが恵まれているので回っています。一番良い例は世界最大規模のガスタービンを発電機として利用するために輸送している作業の動画でしょう。

PC職人X @PCengineerX

@miura49495760 日本では陸路での輸送手段が制限されます。制限においてわかりやすいのは、完成した鉄道車両の輸送でしょうか。新幹線の車両で完成したばかりの物を移動させているのがわかりやすいかと。

PC職人X @PCengineerX

さて、概念や理想論でなんとか出来るみたいな台詞言っている人達もいるので改めて。

PC職人X @PCengineerX

プラント構成部品製造で電力が大切なのはすでに何度かまとめとかも作ったりしているので知っている人は知っている。だが、これが燃料とプラント部品の輸送でも障害が大きい日本だとはあんまり考えている人は少ないんじゃないだろうか?

PC職人X @PCengineerX

でかいまま運ぶとすると、輸送には海上を使う必要がある。陸上輸送するとなると下手すると交通規制まで視野に入れて輸送する羽目になる。LNGやLPG、石炭も重油も危険物輸送の制限下にあり大量輸送は海上がメインになる。

PC職人X @PCengineerX

で、燃料輸送もだが海上でするとなると、「供給地からの輸送」、「供給地からの輸送を備蓄基地に保管」、「備蓄基地から発電所の燃料保管施設へ輸送」、「輸送された備蓄燃料の保管」へと移行する。

PC職人X @PCengineerX

原油から重油を取り出して使う場合は、「備蓄基地から精製施設への輸送」、「精製した物をさらに備蓄基地へ輸送」、「精製物備蓄基地から各発電施設やユーザーへ輸送」が追加になる。

PC職人X @PCengineerX

LNGやLPGだと、実は圧縮しているがその率が意外と良いわけでもない。長距離輸送含めて気化する分の対応や極低温、高圧維持を常にしなくてはならない。小分け輸送してくれる海上輸送網に頼らないと国内へ供給輸送できない。一部パイプラインはあるものの、全国カバーのものではない。

PC職人X @PCengineerX

これはアメリカやEUと比較するとかなり効率が悪い。海上交通網がクリア(安全)であること、天候が積み卸し地にかかる時間の間常に安定していることも求められるからだ。

PC職人X @PCengineerX

さらにぶっちゃけると、積み卸し作業に必要な設備の数と接岸できる船の数の問題もある。地形的にどれだけ確保できるのか?今以上の拡張が出来るかが問われる。ほかにも、天候悪化時の待避場所の確保もこれに含まれる。

PC職人X @PCengineerX

場所が足りないなら積み卸し速度を上げれば良いと思った人は間違いだ。安全な流量という物がある。下手に手順すっ飛ばして効率を追求すれば福知山の火災事故の様な物が大規模に起き千葉のコンビナートが焼けた様な大事故へとなる。

PC職人X @PCengineerX

よって消費速度と備蓄可能量と備蓄量のバランスは大切になってくる。これが大規模に崩れかねない事態に対して考慮している人が実は政治家も含めて概念だけで語る人は概ねいない。これは大変危険だと言える。

PC職人X @PCengineerX

トレーラーでの輸送もフェリーなどはきっちりと防災規則から無理。鉄道網はかつての国鉄時代と比べて輸送専用に使える鉄道網は減っている。

PC職人X @PCengineerX

狭い視野でしか見ていないという人は、特にこういったプラント製造部品や燃料の確保から輸送に精製まで幅広く見て考えてない。概念に肉付けが出来ない段階で議論対象になるだけの物になってない。単なる思いつきレベルでしかない状態。

PC職人X @PCengineerX

同じく思いつきでやらかしてくれた鳩山政権のCO2の25%削減とたいして変わらない。

PC職人X @PCengineerX

ましてやそれの解消も視野に入れてない人達が大半。安全規則無視して埋蔵電源と叫んだ菅政権と民主党にマスコミ。これも反省してないし規則無視を平気でする精神は大戦時のルール無視してごり押ししてたのとたいして変わらない。